記録ID: 4774094
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無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
【錫杖岳ピッケルピーク】絶景の後は地獄の下山が待っていた
2022年10月09日(日) [日帰り]
100式
ぶこうざん
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 10:55
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,488m
- 下り
- 1,487m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 10:53
| 天候 | 曇りのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
一見広いのですが、バスの旋回場所になっているので、キャパは実質5台程度です。登山者以外にも車中泊する観光客が数台いました。 もし満車の場合、対岸の県道でない道の路肩に駐車してる車がいたので、こちらも利用できるのかな？ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登山口〜錫杖沢出合】未整備ながらも一般道、渡渉地点は増水に注意。 一般道を離れ、錫杖沢を渡る寸前の右側にテント張れるスペースが休憩適地になっています。ここで装備を付けました。 【錫杖沢出合からコル】バリエーションとはいえ基本的にピンテがあります。見失うとコースを間違えている場合がありますが、テープを辿っても違う沢に誘導される場合があります。常に紙地図とGPSで現在地を確認しつつ慎重に！ 間違えポイント� �標高1,600m付近で白いヘルメットがあったら左へ少し進むと短い藪を抜けて沢に出ます、ここはつい開けた景色に目を奪われ沢を登りたくなりますが、実は斜めに横断して進みます。二重に巻いたピンクテープとなぜかレンズのないサングラスが縛ってあるのが目印でした。 間違えポイント�◆�標高1,680m付近でリボンに導かれて、潜るのが大変は枝藪を抜けて隣の小さな沢に出てしまいます。違う目的の為のリボンかもしれませんが、今回の目的地に行くにはトラバースでは戻れなくなる方向になります。枯れた登りやすい狭い沢筋ですが、水の音が聞こえなくなったら現在地を要確認です。 危険ポイント� �B沢の綺麗なトラロープがある場所で、上部のトラバース地点のロープの片側が外れて垂れ下がっていました。足元が滑りやすく一瞬の油断で滑落しやすい場所なので注意。 危険ポイント�◆�B沢からA沢に合流するためのトラバース地点。今回の雨でも白く霞んで目標となる次のリボンまでの距離が遠く発見しにくいです。踏み跡等は皆無の藪コキ区間なので、視界の悪い時は間違えやすいです。 今回、登りが曇りで下山が本降りでしたが、様相がまったく変わりました。ただでさえ滑りやすい沢の石と岩場が一段と滑りやすくなり、想定して準備した装備がフル活用でした。 天候悪化が予想される場合は、安全確保の装備を持参しても無駄になりません。 【コルからピーク】よくある藪岩のバリエーションルートと同じ。 慣れている人ならアスレチック感覚で楽しく歩けますが、慣れていないと小さい危険個所はたくさんあります。リボンがあるので道迷いはしにくいと感じます。 |
| その他周辺情報 | 下山後はずぶ濡れで冷えた身体を、近くにある「ひがくの湯と登山者食堂」で温めました。食事は今回も飛騨牛カレーを堪能。 |
写真
b)登山口。作ってきた計画書を投函して登山開始。
h-k)登山届けのboxには、「登山道整備していません」と書かれています。
h-k)登山届けのboxには、「登山道整備していません」と書かれています。
b)岩茸がビッシリ！100年物を5〜6枚確認できました。
h-k)いつもの岩茸探しです。
h-k)いつもの岩茸探しです。
b)クリヤ谷渡渉地点を渡り振り返る、普通に渡れましたが先行していたご年配の方は諦めたご様子でした。h-k)ストックの使えない渡渉で、岩から岩へ1m程度ジャンプです。
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10/9 6:39
b)クリヤ谷渡渉地点を渡り振り返る、普通に渡れましたが先行していたご年配の方は諦めたご様子でした。
h-k)ストックの使えない渡渉で、岩から岩へ1m程度ジャンプです。
h-k)ストックの使えない渡渉で、岩から岩へ1m程度ジャンプです。
b)h-kさんも難なく渡り、お先に失礼しました。
h-k)渡渉部を探すルーファイの早ささすがです。
h-k)渡渉部を探すルーファイの早ささすがです。
b)クリヤ谷を渡ります。渡る寸前、写真左側のテント場のような広場があったので、ゆっくり休憩しました。
b)小さく二股になった道を真っ直ぐ進んだら、左後ろにこれを発見し、慌てて戻りました。
b)沢に復帰。目印にケルンがあったので落ちていた古いリボンも添えておきました。帰りは役にたちました。
b)ケルンの準備をして振り返る、おぉ〜！と目線が岩壁に向いたまま登り出して、良くあるパターンの道間違いをしてしまいました。良く見ると写真左側に小さくピンクのリボンがあり、こちらへ渡るのがバリエーションルートの正解です。h-k)私も見落としていました。申し訳ない。
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10/9 8:00
b)ケルンの準備をして振り返る、おぉ〜！と目線が岩壁に向いたまま登り出して、良くあるパターンの道間違いをしてしまいました。良く見ると写真左側に小さくピンクのリボンがあり、こちらへ渡るのがバリエーションルートの正解です。
h-k)私も見落としていました。申し訳ない。
h-k)私も見落としていました。申し訳ない。
b)枯れているのでサクサクと登ります。
h-k)ルートミス突進中(^_^)
h-k)ルートミス突進中(^_^)
b)岩壁に近づき、やっと間違いに気づいて戻ることに。
h-k)本ルートに備えて、沢登り＆下りの良いトレーニングになりました。
h-k)本ルートに備えて、沢登り＆下りの良いトレーニングになりました。
b)藪から沢に出た時に、ちゃんと前を見ていればこんなにわかりやすく表示があります。つい景色に見とれないように注意ですね(;^ω^)
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10/9 8:21
b)藪から沢に出た時に、ちゃんと前を見ていればこんなにわかりやすく表示があります。つい景色に見とれないように注意ですね(;^ω^)
b)周りには「沢は卒業したから、もうやらない！」と公言してるので、楽しかったことは秘密です。
h-k)前の写真の場所をサクサク登る先行のbさん。
h-k)前の写真の場所をサクサク登る先行のbさん。
b)勾配が急なので、ほとんどが小さい滝(?)の連続。
h-k)登りの時の少ない水量です。
h-k)登りの時の少ない水量です。
b)飲み水には困らなくて助かりましたが、この後にまた道間違い・・・(;'∀')
h-k)
h-k)
b)後続者の姿が急に見えなくなって、おかしいのでGPSを確認したら間違いに気づきました。でも間違えたルートにもリボンが3本続き、鋸で切った枝も確認していたので不思議、ダマサレ注意！
せっかくなので休憩して景色を楽しんで戻ります。槍様から西穂まで紅葉ラインが見えます。
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10/9 9:04
b)後続者の姿が急に見えなくなって、おかしいのでGPSを確認したら間違いに気づきました。
でも間違えたルートにもリボンが3本続き、鋸で切った枝も確認していたので不思議、ダマサレ注意！
せっかくなので休憩して景色を楽しんで戻ります。槍様から西穂まで紅葉ラインが見えます。
でも間違えたルートにもリボンが3本続き、鋸で切った枝も確認していたので不思議、ダマサレ注意！
せっかくなので休憩して景色を楽しんで戻ります。槍様から西穂まで紅葉ラインが見えます。
b)いつか登れる日はやってくるか・・・。h-k)かなりタフなルートに見えました。クライマーさん達が1組はいっており、コールが聞こえる。
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10/9 9:30
b)いつか登れる日はやってくるか・・・。
h-k)かなりタフなルートに見えました。クライマーさん達が1組はいっており、コールが聞こえる。
h-k)かなりタフなルートに見えました。クライマーさん達が1組はいっており、コールが聞こえる。
h-k)B沢の様子です。登りはこの程度の流水でしたが、下山時は増水して難易度アップ！
b)トラロープを上がると右へトラバース、ここがかなり危ない！こっちこそロープが必要・・、と歩いていったら切れてぶら下がっていました。h-k)道具持って、トラロープ張り直しに行きましょうか😸
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10/9 9:47
b)トラロープを上がると右へトラバース、ここがかなり危ない！こっちこそロープが必要・・、と歩いていったら切れてぶら下がっていました。
h-k)道具持って、トラロープ張り直しに行きましょうか😸
h-k)道具持って、トラロープ張り直しに行きましょうか😸
b)ここも滑って危ない場所、登りはなんとかなりますが。
h-k)降雨の下山時は、ここで30mロープで懸垂。
h-k)降雨の下山時は、ここで30mロープで懸垂。
b)なんとハーケンが打ってありました、ビレーの支点で使ったのでしょうか。
h-k)B沢の上部は、急勾配の笹地帯に入ります。
笹を掴みながら、4輪駆動で上がります。
笹を掴みながら、4輪駆動で上がります。
b)bは素手で藪コキしてきたので、手が血だらけになりました(;^ω^)h-k)何でグローブしないのかなぁ〜と後ろで不思議に思ってました。
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10/9 10:09
b)bは素手で藪コキしてきたので、手が血だらけになりました(;^ω^)
h-k)何でグローブしないのかなぁ〜と後ろで不思議に思ってました。
h-k)何でグローブしないのかなぁ〜と後ろで不思議に思ってました。
h-k)笹を登りながら右側を見ると見事な岩壁。
こんなの登れる様になるのは、いつになるやら😅
こんなの登れる様になるのは、いつになるやら😅
b)B沢からA沢へのトラバース地点。
道はありません、谷側へ倒れたクマザサを滑りながら写真左の沢まで必死に進みます。
道はありません、谷側へ倒れたクマザサを滑りながら写真左の沢まで必死に進みます。
b)ボケ〜っとしていたら撮られてました。
h-k)景色に見惚れてましたね。
h-k)景色に見惚れてましたね。
b)尾根からピークまでは天然アスレチック状態ですが、歩きなれた両神山周辺のバリルートと変わらない雰囲気なので気分的に楽です。h-k)なかなか良い写真のなりました。もう少し紅葉🍁していて欲しかったな。
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b)尾根からピークまでは天然アスレチック状態ですが、歩きなれた両神山周辺のバリルートと変わらない雰囲気なので気分的に楽です。
h-k)なかなか良い写真のなりました。もう少し紅葉🍁していて欲しかったな。
h-k)なかなか良い写真のなりました。もう少し紅葉🍁していて欲しかったな。
h-k)山頂が見えてきました。左側の岩峰の基部をトラバースします。
b)シュワッチ！気分はウルトラマン(#^^#)
h-k)シュワッチって、久しぶりに聞きました(^_^)
h-k)シュワッチって、久しぶりに聞きました(^_^)
b)ピッケルピークでh-kさんをパシャリ。
h-k)このピッケルピークの周りは切れ落ちています💦
h-k)このピッケルピークの周りは切れ落ちています💦
b)ここから懸垂で降りて本峰まで行く予定でしたが、道迷いのタイムロスが響き敢え無く断念。h-k)予報より早く昼頃から降雨があったので、この日は本峰へ行かなくて正解でしたよ。
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b)ここから懸垂で降りて本峰まで行く予定でしたが、道迷いのタイムロスが響き敢え無く断念。
h-k)予報より早く昼頃から降雨があったので、この日は本峰へ行かなくて正解でしたよ。
h-k)予報より早く昼頃から降雨があったので、この日は本峰へ行かなくて正解でしたよ。
h-k)手前岩場の上に生える小さな松の向こうにピッケルが、ささってます。
奥の岩場が本峰で、奥の高い山が笠ヶ岳です。
奥の岩場が本峰で、奥の高い山が笠ヶ岳です。
h-k)8月に歩いた槍ヶ岳〜北穂高岳の稜線。右側の低いところが大キレットですね。
b)貸し切りのピークで開き直ってランチタイム、おかずは見渡す限りの大展望。風も無く静かな空間にクライマーさんの声だけが微かに響き渡ってます。
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10/9 11:52
b)貸し切りのピークで開き直ってランチタイム、おかずは見渡す限りの大展望。風も無く静かな空間にクライマーさんの声だけが微かに響き渡ってます。
b)名残惜しいですが、15時から雨予報なので下山開始。
h-k)13時から振り始めましたね。
h-k)13時から振り始めましたね。
b)雨の沢下りは大変！一気に増水してきて危険度UP！
h-k)ここは足場も悪く、ロープ出して頂きました。
h-k)ここは足場も悪く、ロープ出して頂きました。
h-k)30mロープの着地点から沢とbさんの懸垂下降を見上げる。
b)登りで危険だったトラバースは益々危険な状態に！
h-k)へっぴり腰だのぉ〜
h-k)へっぴり腰だのぉ〜
b)増水した滝と滑り台の連続。
h-k)安全な滑り台は、ありません。
h-k)安全な滑り台は、ありません。
h-k)2回程、5mお助けロープ出動。bさんは、いつもニコニコしてしまうので緊張感が伝わりません😆
h-k)前の写真と同じ場所から下流側を撮影。
私のスマホは濡れてしまい、ここで行動不能になりました😅
私のスマホは濡れてしまい、ここで行動不能になりました😅
感想
西穂高岳or錫杖岳と聞かれ、迷わず錫杖岳！
こういった山へ行けるチャンスは、そうそう無い。
錫杖がたくさん立ち並ぶ様に見えるので錫杖岳と呼ばれたらしいです。
笠ヶ岳への登山道を離れると、沢、渡渉、笹藪、泥道、容赦なく襲ってくる枝！
様々なシチュエーションがミックスした天然アトラクションが繰り広げられます。
気軽に行くとケガでは、すまないかも。
苦行の道を乗り越え、たどり着いた山頂からは大展望。
槍ヶ岳から焼岳までのオールスターがお迎えしてくれました。
実は最近まで穂高岳に奥、前、北、西があるのを知らなかった。
おまけに未踏の新穂高ロープウェイも観察してみる。
水1.5Lで行ったら山頂で水欠の失態。
するとbukozanさんが最後のスポドリを半分こして下さり蘇ることができました。
ありがとうございます。
沢エリアへ入る前に降雨が！
増水した沢下りは、難易度バク上げです。
危険箇所では30m＆5mロープを出して頂き、無事に下山することができました。
bukozanさんが狙っていた山だけあって、気を抜けるところがないスリリングでタフな良い山でした。
名ガイドbukozanさんのお陰で、無事に生還できました。
ありがとうございます。
また、楽しい大人のアスレチックで遊びましょう。
よろしくお願いします。
以前初めて西穂高へ登る為に、新穂高ロープウェイから眺めた錫杖岳の岩肌に魅了され憧れ続けること5年、ついにチャレンジすることができました。
といっても今回はクライミングではなく、バリエーションの一般ルートですが(;^ω^)
目標は山頂まで計画していたものの、途中でご多分に漏れず道迷いを2回もしてしまい、大幅なロスタイムを発生させて登頂はあと200mを残し断念してしまいました。
山頂まで行くことはかないませんでしたが、ピッケルピークから眺める360度の展望は圧巻でした。槍ヶ岳から焼岳まで目の前にズラッと並べ、飽きることなく景色を堪能できました。
今回も力強い相棒のh-kさんに助けられ、2度の道迷いもトラブル無しに対応できて感謝です、一人だったら心が折れてました。
ほぼ予定通りの時間に下山できたのもh-kさんのお陰です、ありがとうございました、次回もよろしくお願いします。
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2023年10月07日 [B]
でも快晴の日で紅葉🍁がキレイでした。
雨の下山お疲れ様でしたぁ〜ナイス🤩
まだまだクライミングで行けるほどの腕前は無いので、今回は一般ルートです(^^;)
昔登ったということは、山岳会のメンバーで行ったのでしょうか。
ob-la-diさんのようなベテランでも道迷いしたのなら、我々が道迷いしても仕方ないことですよね・・・・。
今年の北アルプス遠征を締めくくるのに相応しい、沢登り、急登、ルーファイ、藪こぎ、藪岩、プチクライミングがぎゅっと凝縮した楽しい山行になりました。
埼玉の藪岩でまたご一緒しましょう！
コメントありがとうございます。
お疲れさまでした。とっても怖そうなコースですね！自分が行くことはないので、レコで楽しませていただきました。
今回は下山で降られてしまい、難易度が上がってしまいましたが、沢以外の区間は今まで一緒に登ってきたバリルートとあまり変わらないと思います。
楽しいので、是非登ってみて下さい。
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