記録ID: 4775140
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒
日程 | 2022年10月08日(土) ~ 2022年10月09日(日) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 1日目:AMは曇り一時晴れ、PMは曇り時々雨。2日目:早朝のみ晴れ、あとは曇り |
アクセス |
利用交通機関
【往路】
車・バイク
車は相沢林道終点(白糸の滝)の駐車場に駐車。 県道1号線から、さわうち病院付近で県道12号線に入り、集落を過ぎたら下前川を渡ると相沢林道です。 相沢林道は未舗装路かつ落石ありなので、走行する際はパンク等に注意。 駐車場はもちろん、林道も途中から電波は入りません。つまりJAFを呼ぶには集落方向に歩くしかありません。 【復路】 下山地の貝沢集落にはバス停(貝沢停留所、県道一号線)あり。 ほっとゆだ駅方面行き(土日)は07:05/09:35/13:10/16:19の4本。 https://www.town.nishiwaga.lg.jp/benrinaservice/bus_jrjikokuhyo/2902.html さわうち病院で下車後、相沢林道終点の駐車場まで徒歩で約10km、標高差210m。 なお、バスを逃した場合は、貝沢停留所〜さわうち病院停留所の約26劼睚發必要があります。
経路を調べる(Google Transit)
|




地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
表示切替:
コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 10時間50分
- 休憩
- 40分
- 合計
- 11時間30分
- 2日目
- 山行
- 11時間20分
- 休憩
- 52分
- 合計
- 12時間12分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 【転滑落】 大甲(P1108)〜薬師岳の尾根が細いです。特に右側が切れ落ちているので、転落に要注意。 【藪】 甲山分岐〜大甲(P1108)間が背丈と同程度の高さの笹薮です。最大で170cm〜180cm程度。薬師岳〜和賀岳は膝下〜肩程度の高さでした。最大で150〜160cm程度。膝下〜腰程度の藪はいたるところに。笹の葉には雨や朝露が付いているので、レインウェアを着るか割り切って濡れるか、です。この時期は稜線の風も冷たいので、濡れる選択をした場合は低体温症にご注意。 【熊】 気配はあちこちで感じました。そして高下分岐から高下岳南峰の間の登山道でバッタリ会いました。木の根元に口を寄せている熊にこちらが先に気づき、立ち止まったことで熊鈴が鳴りやみ、音がしなくなったことで熊の方も異変に気付いたようです。顔を上げた熊と目が合い、熊の方が一目散に逃げて行きました。走るのめっちゃ速いな! 【渡渉】 和賀川渡渉点ではトレランシューズは脱がずにそのまま渡りました。メリットは脱ぎ履きする時間が不要、どこに足を置いても足裏が痛くない、とにかく滑らなければ良い、靴と靴下に守られるので短時間であればさほど冷たさを感じない、です。そもそも笹薮漕ぎでびしょ濡れなので、今さら濡れることを気にしても…荷物さえ濡れなければそれで良いのでは。 【水場】 甘露水で補給。潤沢です。これが無かったら完遂できなかった。 峰越の延命水は見つけられず。もう少し下れば見つかったのか、大雨で沢が崩れて(?)埋もれてしまったのか、単純に見落としたのか…調査不足。 高下分岐〜和賀川渡渉点の水場は見落としました(せっかく整備してくれてるのに…)。下から登る際は振り返りつつ確認をすべきだった。 【ルート】 薮が激しいのは山なので当然、豊かな自然を喜ぶことにしましょう。要所要所にリボンやマーカー、標識等が設置されており道迷いの不安は感じませんでした。整備されている秋田・岩手それぞれの山岳会等の皆さん、ありがとうございます。 |
---|---|
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 ・真昼温泉 大人440円、21時まで。時期・曜日によって営業時間が変わるので要確認。 広くはないですが、地元の方に愛されている温泉です。シャンプー等あり。 その他の温泉については西和賀町の観光協会のサイト"にしわが旅"を参照。 https://yamanoideyu.com/spa/ 【買い物】 ・スーパーオセン湯本本店(〜20:00、時期による) https://www.superosen.biz/ ・ヤマザキYショップみなみかわ(〜20:00) ・他、個人商店いくつか、営業時間は不明 ・県道1号線(貝沢〜さわうち病院)は所々に自販機あり、最大間隔は4卍度(Googleストリートビューでの確認) |
過去天気図(気象庁) |
2022年10月の天気図 |
装備
個人装備 | 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 他いろいろ |
---|
写真
感想/記録
by yanmer009
登山ルートの状況などは写真をご覧頂くとして。
登山道の整備・藪の刈り払いを行ってくださっている皆さま、ありがとうございました。おかげさまで初訪問にして予定のルートを歩ききれました。
”このルートをいつから計画していたのか”と聞かれたのであらためて確認したところ、2014年でした。裏八幡平・大白森避難小屋でご一緒した方に「藪も気にせず楽しめるなら」と勧められたのが下記の3つ、うち2つが和賀山塊でした。
‘酥甲田 旧県道
∀族豎戞楚臣覲
1後朝日岳
その後、なかなかタイミングが合わずに計画から8年も経ってしまいましたが、紹介されたルートを自分なりにアレンジし、踏破できたのは嬉しく思います。
個人的には、この縦走の核心部は実は藪こぎでも水の補給でも距離・標高差でもなく、相沢林道終点に停めた車の回収。貝沢停留所からバスに乗れても、さわうち病院停留所から駐車場までは徒歩で10km。バスを逃したら貝沢〜さわうち病院の26kmも加えて徒歩で36km。絶対にバスを逃せない(逃したくない)。この点については刈り払いをしていた西和賀のガイドさんが駐車場まで車で送ってくれることになり、無事にクリア。ありがとうございました!
そしてガイドさんの紹介で、和賀岳に登山道を開いた"和賀のじっちゃん"のお宅にお邪魔することに。コーヒーなどを頂き、地形図を見ながら和賀山塊と周辺の山の話を伺いました。「和賀岳の北尾根は国体(昔は山岳競技に"縦走"があった)の時に切り開いた」「高下登山口から和賀岳までのルートは、(和賀川まで標高を下げる必要はあるものの)最短ルートを意識して切り開いた」「雪があれば沢尻岳から(和賀山塊の北端である)貝吹岳を越えて裏八幡平まで繋げられる」などなど、興味深い話が盛りだくさん。とても参考になりました。
というわけで次回はまず、今回は未踏の羽後朝日岳にスキーで。そして北尾根から
和賀岳へ。さらに貝吹岳を越えて秋田駒ケ岳まで繋げられたら楽しそう。雪の和賀山塊、楽しみです!
登山道の整備・藪の刈り払いを行ってくださっている皆さま、ありがとうございました。おかげさまで初訪問にして予定のルートを歩ききれました。
”このルートをいつから計画していたのか”と聞かれたのであらためて確認したところ、2014年でした。裏八幡平・大白森避難小屋でご一緒した方に「藪も気にせず楽しめるなら」と勧められたのが下記の3つ、うち2つが和賀山塊でした。
‘酥甲田 旧県道
∀族豎戞楚臣覲
1後朝日岳
その後、なかなかタイミングが合わずに計画から8年も経ってしまいましたが、紹介されたルートを自分なりにアレンジし、踏破できたのは嬉しく思います。
個人的には、この縦走の核心部は実は藪こぎでも水の補給でも距離・標高差でもなく、相沢林道終点に停めた車の回収。貝沢停留所からバスに乗れても、さわうち病院停留所から駐車場までは徒歩で10km。バスを逃したら貝沢〜さわうち病院の26kmも加えて徒歩で36km。絶対にバスを逃せない(逃したくない)。この点については刈り払いをしていた西和賀のガイドさんが駐車場まで車で送ってくれることになり、無事にクリア。ありがとうございました!
そしてガイドさんの紹介で、和賀岳に登山道を開いた"和賀のじっちゃん"のお宅にお邪魔することに。コーヒーなどを頂き、地形図を見ながら和賀山塊と周辺の山の話を伺いました。「和賀岳の北尾根は国体(昔は山岳競技に"縦走"があった)の時に切り開いた」「高下登山口から和賀岳までのルートは、(和賀川まで標高を下げる必要はあるものの)最短ルートを意識して切り開いた」「雪があれば沢尻岳から(和賀山塊の北端である)貝吹岳を越えて裏八幡平まで繋げられる」などなど、興味深い話が盛りだくさん。とても参考になりました。
というわけで次回はまず、今回は未踏の羽後朝日岳にスキーで。そして北尾根から
和賀岳へ。さらに貝吹岳を越えて秋田駒ケ岳まで繋げられたら楽しそう。雪の和賀山塊、楽しみです!
お気に入り登録-人
拍手で応援
訪問者数:517人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。
この記録で登った山/行った場所
- 和賀岳 (1439m)
- 真昼岳 (1059.4m)
- 高下岳南峰 (1320m)
- 薬師岳 (1218m)
- 小杉山 (1229.4m)
- 小鷲倉 (1354m)
- 甘露水口 (420m)
- 赤倉分岐
- 風鞍 (1023m)
- 中ノ沢岳 (1061m)
- 大荒沢岳 (1313.4m)
- 沢尻岳 (1260m)
- 県境分岐
- 前山分岐
- 郡界分岐 (770m)
- 沢尻岳登山口
- 根菅岳(ねすがだけ) (1340m)
- 高下岳(北峰) (1322.2m)
- 高下分岐
- 高下分岐水場
- 和賀川渡渉点
- こけ平 (1337m)
- 兎平分岐
- 女神山 (955.3m)
- 県境コース分岐 (847m)
- 水場
- 女神山登り口
- 女神霊泉 (491m)
- 白糸の滝 (473m)
- 相沢林道登山口 (490m)
- 真昼岳南峰
- 大甲 (1108m)
- 甲山分岐 (1010m)
- 音動岳 (1006m)
- 北ノ又岳 (996m)
- 薬師分岐 (1180m)
- 薬師岳登山口公衆トイレ (360m)
- ブナ台 (590m)
- 薬師平 (1130m)
- 曲沢分岐 (470m)
- 峰越登山口
登山 | 登山用品 | 山ごはん | ウェア | トレイルラン |
トレッキング | クライミング | 富士山 | 高尾山 | 日本百名山 |
相変わらずマニアックで滅茶苦茶ハードな山行ですね。
ヤンマーさんにとって今が社会的にも家庭的にも一番忙しい時期なのに…こうして山を歩き続けてる姿に元気をもらっています
また来年の1月末に同窓会を開催する予定なので、ぜひ参加してくださいね。
会えるのを楽しみにしています
やっと足が戻ってきた感があります。このまま維持・向上しなければ!
1月末了解です!きっとやるなら1/28-29かな、と思って空けてあります。
※前週1/21-22は家族でスキー旅行に行く予定で宿を予約済みです。
またよろしくですー!
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する