ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 480107
全員に公開
ハイキング
奥秩父

雁坂峠〜雁峠 夏に備えてテン泊訓練

2014年07月19日(土) 〜 2014年07月20日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
19.9km
登り
1,436m
下り
1,467m

コースタイム

7月19日 10:30雁坂峠入口-12:20沓切沢橋(昼食)12:35-15:40雁坂峠-15:55雁坂小屋(テント設営)
7月20日 5:45雁坂小屋(テント撤収)-6:50水晶山7:00-7:30古札山-8:30燕山-8:50雁峠(昼食)9:15--11:45新地平
初日は雁坂嶺、2日目は笠取山をピストンする予定でしたが、悪天候のため断念しました
天候 1日目 : 曇り/雨
2日目 : 曇り/雨
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
6:38千葉-(あずさ3号)-8:53塩山
9:05塩山-(山梨貸切バス)-10:10西沢渓谷入口
千葉発のあずさ3号の自由席はは始発駅でほぼ満席でした
西沢渓谷入口からは自分を除く全ての方が西沢渓谷方面に向かっていきました。
おそらく徳ちゃん新道から甲武信ヶ岳に登るのでしょう
コース状況/
危険箇所等
【西沢渓谷入口〜雁坂小屋】
エアリアでは雁坂峠入り口にバス停があるように記載されていたのですが、バスはアナウンスは無く、西沢渓谷入口まで行ってしまいました。徒歩で10分ほど国道を戻ることになります。
国道から左に入り、沓切沢橋までは舗装された緩やかな林道を歩きます。以降は山道に入りますが、何度か沢を渡渉する際に、水量が多少多かったこと、斜面のトラバースで道が崩落しかかっている(ロープあり)こと、以外は特筆すべき箇所はありません。
つづら折の斜面を登ったあと、峠までは思ったより時間がかかりました。
峠から15分ほど下ったところに雁坂小屋があります。
【雁坂小屋〜新地平】
初日は悪天候のため素通りした雁坂峠に一度戻りました。
雁坂峠から雁峠までの稜線は樹林帯の苔生した道や開けた場所の草原などはまさに「緑の回廊」の名に恥じない気持ちの良い道でした。展望は古札山から南アルプス方面がよい、とのことですがこの日は残念ながら雲が多くほとんど望めませんでした。
雁峠からは沢沿いの味わい深い道を下ります。清流では鮎を釣って(獲って?)おられる方がいました。よく肥えた鮎でした。「熊出没注意」の看板のあとは動くもの全てが熊に見えてしまい、(熊鈴の行方がわからなくなってしまったので)歌を歌いながら歩きました。
ここも何度かの渡渉の他は特段注意を要することはありません。
千葉駅で電車待ち。それにしても重い・・・
5
千葉駅で電車待ち。それにしても重い・・・
西沢渓谷入口。私だけ反対方面に
西沢渓谷入口。私だけ反対方面に
バス停近くの立派な公衆トイレ
バス停近くの立派な公衆トイレ
道の駅みとみ
国道から登山口に入ります
国道から登山口に入ります
しばらく舗装路を行きます
しばらく舗装路を行きます
親切・・・
今日の行動食。かなり美味かったが賞味期限が切れていました
3
今日の行動食。かなり美味かったが賞味期限が切れていました
雁坂トンネル方面。この、雨が降り出しました
1
雁坂トンネル方面。この、雨が降り出しました
山道に入り、何度か渡渉を繰り返しながら沢沿いを行きます
山道に入り、何度か渡渉を繰り返しながら沢沿いを行きます
苔がたくさん。この後、雨が酷くなりカメラをしまったため写真無し
1
苔がたくさん。この後、雨が酷くなりカメラをしまったため写真無し
雨の中、テント設営完了。ほっと一息
4
雨の中、テント設営完了。ほっと一息
翌朝、よくみたら道の真ん中に設営していました。ごめんなさい
5
翌朝、よくみたら道の真ん中に設営していました。ごめんなさい
雁坂小屋の名物トイレ。これも道の真ん中にあります。というより、トイレが道なのです
2
雁坂小屋の名物トイレ。これも道の真ん中にあります。というより、トイレが道なのです
雁坂小屋。小屋番の方々はとても新設でした
雁坂小屋。小屋番の方々はとても新設でした
日本三大峠、雁坂峠
2
日本三大峠、雁坂峠
峠から奥秩父の山々を展望 1
1
峠から奥秩父の山々を展望 1
峠から奥秩父の山々を展望 2
4
峠から奥秩父の山々を展望 2
これから歩く尾根
これから歩く尾根
奥多摩方面の山々
奥多摩方面の山々
これから歩く尾根 2
1
これから歩く尾根 2
こんな感じの気持ちの良い道です
2
こんな感じの気持ちの良い道です
水晶山方面に行きます
1
水晶山方面に行きます
尾根沿いの道
水晶山 展望ゼロ
2
水晶山 展望ゼロ
古札山 南アルプスの展望が良い・・・
3
古札山 南アルプスの展望が良い・・・
はずだったのですが、この通り・・・
1
はずだったのですが、この通り・・・
ここでテントを張ったら気持ちいいだろうな・・・
1
ここでテントを張ったら気持ちいいだろうな・・・
この時点ではまだ晴れ間が見えていました
1
この時点ではまだ晴れ間が見えていました
ドリンクゼリー。バテ気味で食欲が無いときは助かります
2
ドリンクゼリー。バテ気味で食欲が無いときは助かります
燕(つばくら)山
1
燕(つばくら)山
雁峠が見えてきました
2
雁峠が見えてきました
雁峠から笠取山を仰ぐ。雲行きが怪しくなってきました
2
雁峠から笠取山を仰ぐ。雲行きが怪しくなってきました
燕山から雁峠に下りる斜面
2
燕山から雁峠に下りる斜面
雁峠。 広い草原状の気持ちの良い場所でした
4
雁峠。 広い草原状の気持ちの良い場所でした
沢沿いの趣き深い道を下ります
4
沢沿いの趣き深い道を下ります

感想

4月から6月の間にテントなどの山道具を買い揃えました。
山雑誌を読むにつけ、かつて親しんだテント泊の縦走の世界に復帰したいとの予てからの思いによるものです。
「そのうち暇が出来たら・・・」「仕事が一段落して、一線を退いたら・・・」この2年ほどの間、そう考えていたのですが、金と時間と体力はえてして両立しないもの。時間が出来たときに果たして今の体力(「健康」と置き換えてもいいかもしれませんが)は維持できているのか?、気兼ねなく山に行けるだけの経済状態でいられるのか?そう考えたときにやや使い古されたフレーズですが、「今でしょ!」となったわけです。
結果、こつこつ積み立てた定期預金を崩し、テント:ダンロップVS20、ザック:オスプレー・イーサー70、登山靴:シリオPF630、シュラフ:モンベルスーパースパイラルダウンハガー、その他小道具を買い求め、今回の使い初めとなりました。
重い装備を持って歩く自信が無いので、まずは日帰りでもいけるコースを二日に分けて歩こう、そして、設営や撤収、食事などテント泊のノウハウを勉強しよう、というわけでこのコースを選びました。
パッキングの段階でまずは70リットルのザックの大きさを持て余しました。普段の日帰り用の26リットルに比べると当たり前のことですがやたら大きくて思うように扱えない。初めて使うということもあり、どこに何を入れるかを含め何度も何度もやり直しました。
ようやくパッキングを終え、背負ってみる。「・・・重い!」体重計に乗ってみると水を足せば約20kgになろうかという重さ。昨今のザックの進歩により重い荷物を背負っても歩きやすくはなっているものの、電車やバスの乗り降りにはこの重さはかなり辛かったです。
歩き始める。ゆっくりとリズムを刻むように心がけて。最初のチェックポイントで時間を計るとコースタイムを15分オーバー。ある程度予想していたので特にショックではない。重さに喘ぎながら、それでも写真を楽しみながら歩いているとぽつりぽつりと雨が・・・「せめてテントを設営するまでは・・・」との願い虚しく無常にも雨脚は強くなるばかり。あとはただひたすら雨の中を喘ぎながら登ります。「まだかよ・・・」周りに人がいないことをいいことに大声で喚きながらやっとのこと雁坂峠に到着。この時点で雁坂嶺をピストンする気力は微塵も無かったことは言うまでもありません。
雁坂峠から15分ほど下り、ようやく雁坂小屋へ。小屋番の方々がとても暖かく迎えてくださり、涙がちょちょぎれそうになりながら、雨の中、テントを設営。地面の石をどけるのを失念したため、床がでこぼこでしたし、濡れたザック類のためテント内もびしょびしょになりました。雑巾を持っていって良かった!疲れ果てながらも飲んだビールは美味しかった!何とか食事を作り就寝しました。翌朝、テントからでると何と道の真ん中に設営していたことが判明。迷惑をかけてしまった皆様、深くお詫びいたします。
二日目の朝、雨はあがっており時々、日が差したりしていましたが、8時ころから雲が多くなり雨になることが明らかだったので、笠取山はやはりパスし、雁峠から新地平に下山しましたがまたも雨に追いつかれてしまいました。
反省:第一に荷物が重すぎる。ULを追求するつもりはありませんが、やはり一泊で20kgは重すぎです。今回の犯人は?まずは「水」。ペットボトル類を含め3.5リットルは多すぎ。予備を考慮してもあと1.5リットルは減らそう。次は「本」。雑誌に感化されテントで読書を・・・などと思ったはいいが、たまたま読みかけの本がハードカバーであったため何と600gの重量増。次回は文庫本にしよう・・・って本読む暇なんてないのでは?
第二に体力が無い。特に筋力が無い。ジョギングなどの効果である程度歩けるようにはなったものの、筋力トレーニングを怠ったこととダイエットの影響で筋力がとても無い。明日からトレーニングします。
肝心な山の話がまったくありませんでしたが、有名なピークは無くともとてもいい山でした。雁坂峠〜雁峠の稜線はまさに「緑の回廊」の名に恥じない気持ちの良い山道でしたし、雁峠は気持ちの良い草原状の峠ですし、新地平までの沢沿いの林道もすばらしい道です。
甲武信ヶ岳から雲取山への縦走など、また歩いてみたい稜線でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:697人

コメント

雨の雁坂へようこそ
mutsu-G様
先日は雁坂においでいただき有難うございました。
「夏の初めの3連休」小屋番も期待しておりましたが、あいにくのお天気でしたね。特に夕方の激しい降りにはまいりましたね。
その分水晶への登りでは倒木を覆い尽くすコケの美しさも見ていただくことができたのではないかと思いますが。
私もあの翌日、巡視で雁峠まで歩き、新地平へ降りました。雁峠を上から眺めた時の色合いも何ともすてきでした。
 また機会がありおましたらお越しください。
 それからテント設営時のビショビショ、今回は雑巾をお持ちのようでしたが、そのようなお困りの時には一応声をかけてみて下さい。できることはお手伝いいたしますから。(ダメもとの気持ちで気軽に)
あ、今度、星だけでなく首の長いビールも冷やすようになりそうです。お楽しみに。
2014/7/29 22:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら