愛宕山・ひぐらしの滝
- GPS
- 05:51
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,010m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
久しぶりの愛宕山である。空也の滝を見ながら、大杉谷を登ろうと考えたが、空也の滝から大杉谷道へは藪漕ぎをしないといけないらしいので空也の滝は諦めた。その代わりに大杉谷道の脇にヒグラシの滝という余り知られていない滝があるようなので、それを探しながら行くことにした。
清滝行のバスは昔は京都駅からあったが、今や阪急嵐山発でJR嵯峨嵐山駅からは離れた場所にしか停車しない。JRの人は嵯峨小学校前でバスを待ったが、阪急利用のメンバーは始発の阪急嵐山だ。バスの中でメンバー全員が合流ということになった。
清滝の金鈴橋で準備を整えている時に周囲の木々の先がホンの少し赤黄に色付き始めているのが見えた。もうすぐ綺麗な色に染まる季節なのだと嬉しい気持ちとなった。平日であるから、愛宕の表参道も、月輪寺道もハイカーは少ないようだ。大杉谷コース分岐から月輪寺道を離れて、左の山道に進む。この大杉谷コースからは表参道へのの道が何か所も分岐していて、迷いそうになる。行き先表示も余り多くなく、道なりに歩いていると間違いやすいので注意がいる。
右下から水の流れの音が聞こえて来た場所でGPSを確認すると、丁度空也の滝の上であった。滝の方向を見てみると、とても上り下りが出来そうな斜面ではないことが判って、こんな所を登る計画にしなくてよかったと胸をなでおろしたものだ。
傾斜はきつくないが何時までも続く巻道風の登山路は飽きてた。丁度そのころ、ヒグラシの滝への分岐らしいことをGPSで確認していると、すぐ下の木に赤○と矢印が見えた。登山路のような道ではなく踏み跡よりも乏しい痕跡を頼りに荒れた斜面を斜め左に進む。木の枝のテープと木に付けられた赤マークを頼りに下へ下へと導かれて、斜面が急峻になった所で前方下に滝が見えた。すべりやすそうな砂利や落ち葉の不安定な斜面を恐々と進むと滝の下に出た。10m以上の落差の滝で、下部は2〜3mの幅に広がっていて、滝つぼに落ちている。名称の看板もないのがもったいない程立派な滝だ。何人かは最後の斜面が怖いと高い場所から滝を確認することでヒグラシの滝との対面であった。
ヒグラシの滝探索等もあって、愛宕神社でのランチには間に合う時間でないことから、登山道脇で一列に並んで頬ばることに相成った。食後の歩きは14曲りのジグザグ斜面であったが、案外あっさりと月輪寺からの道と合流した。そこからは町の方角が時々見え隠れして、足元は岩で歩きにくいが、明るくなって気持ちが良い。急に開けたと思ったら、展望所で、京の街が全て見えるほどで、廣澤の池、双ヶ岡、御所、二条城など、やや霞が掛かったようでぼやっとしている。その先がジープ道で愛宕神社まで直ぐだ。
疲れた足に愛宕の階段は『地獄だ』と誰かが以前行っていたが、正にそれで、1段の高さが高く1歩1歩がゆっくりになる。誰かが『このシンドサがご利益になるのだ』と講釈を言っていた。
階段を下りて参道の灯篭の所に杉の木が開けている場所があるが、そこからも京の街が見えた。帰路は灯篭の終わった階段のすぐ下から右手に降りる道が、かつて農道と教えられた道だ。この道のことを『小原道』ということも聞いたが。植林地は暗く足元も見えにくい程だが、緩やかな斜面は足取りは軽く早い。すぐ下に広い道が見えたと思ったら、水尾道で、分岐に標識があった。標識に『←農業道行き止まり』、『→水尾の別れ』とあった。今降りてきた道が行き止まりとは?何とも言えない変な表示だ。
水尾へ着くと、保津峡駅までのバスには時間がありすぎるので歩くことにした。何人かはバスに乗りたかったようだが、『バスに乗る頃には駅に着くで』と言って、歩き出した。周囲のユズはまだ緑色が多いが、少しずつ黄色も交じって、この冬の収穫時期が待どうしいだろう。誰かが、今年は実の着き方が悪いと聞いたとのことだが、目には沢山実がついているように見えた。保津峡駅では下を走るトロッコ列車を見たが、舟下りはもう終わったのだろうか。
京都の嵯峨野線ホームから直ぐの塩小路カフェは便利な反省会場で、今日のハイクに盛り上がった。
”鐘華9名”
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