飛騨の御嶽山って、とってもいい山でした。
長野県
岐阜県
onisan
- GPS
- 56:00
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,407m
- 下り
- 1,397m
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3日目 5:48五の池小屋―6:22継子岳―6:45�曲�―7:22四の池―8:00五の池小屋8:10―9:02おたすけ水―9:40のぞき岩―10:12湯の花峠―11:23登山口
| 天候 | 1日目 曇りと雨 2日目 霧雨のち曇り 3日目 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
小坂からの県道441号線、鈴蘭高原分岐までは2車線の立派な道路ですが、その先は高度感たっぷりの狭い道となります。カーブミラーで対向車を確かめながら運転しますが、行き交う車は余りありません。秋神温泉からの道と合流すると運転にも余裕が出ます。ゆっくり走って14時に濁河（にごりご）温泉「湯の谷荘」に到着しました。ご主人、「明日の朝、登山口の駐車場は満杯でトラブルが絶えませんので、うちの駐車場に置いて行って下さい」、お言葉に甘えました。宿から登山口までは5分とかかりません。成程、登山口前の駐車場は朝から満杯でした。 帰りは同じ道を戻るのは嫌なので、秋神温泉に向かいましたがこれは間違い。車の両サイドが枝でこすれる程の狭い道、道路はガタガタ、普通車では止めたほうが良いでしょう。秋神温泉からは2車線の立派な道路で高山まで。高山ICから高速道路で各務原ICまでスイスイ。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
丸太を隙間なく横に並べた登山道がこの道の基本です。かなり古びていますが、新しい角材で滑り止めが打ち付けられています。雨に濡れて滑りやすそうですが、これが案外滑りません。くせ者は、新しく設置された板状の階段や渡りです。仙人滝の手前の板の渡りでツルリ、転倒、あわや転落、トラ紐ロープにつかまって助かりました。 昭文社の「山と高原地図、御嶽山」、わたしの持っているのは2001年版とちょっと古いんですが、のぞき岩に避難小屋があると記載されています。土台はありますが建物はありません。お気を付けください。 「おたすけ水」、水場を期待されはいけません。この辺りから岩ゴロゴロ、溝状の湿った道、虫がまとわりつきます。ネットを冠るとムシムシ、ネットは止めて虫除けスプレー、それでも寄ってくるムシはムシ。 森林限界が過ぎてハイマツ帯となり、五の池小屋が見えますがなかなか着きません。コマクサが頑張れよって慰めてくれます。 摩利支天山まで：最初は赤茶けた溶岩帯です。これを過ぎると大岩ごろごろ。振り返ると五の池小屋、その右手に青々と水を湛えた三の池が見降ろされます。ライチョウが大岩の上で、よそもんが入ってこないかと周囲を見渡しています。五の池小屋から見て山頂だと思っていた場所は摩利支天乗越で、頂上はまだまだ先でした。サイノ河原を見降ろしながらトラバース気味に進みます。展望台に寄りますが、登山道から見る景色と左程の差はありません。「摩利支天山頂上」の標識がありますから、ここが頂上でしょう。狭いです。辿ってきた道を五の池小屋まで戻ります。道の真ん中でライチョウが佇んでいます。 継子岳から四の池一周：四の池を見降ろしながら気持ち良く歩いて継子岳に至ります。継子岳から�曲�まで、コマクサ養成地帯をこれまた気持ちよく歩きます。�曲�から急坂を下ります。岩にペイントされた○印を探しながら慎重に下ります。道を見失い、ハイマツの中に紛れ込んでしまいましたが、目指す場所は良く見えているので心配はありません。ガスの時は気を付けないといけないでしょう。四の池に降り立ち、渡渉して登りにかかります。お花畑の中、結構急な場所もありますが危険個所はありません。一ヶ所雪田を横切りますが勿論アイゼンは要りません。ヒトに会ったのは二人だけ、静かな御嶽山をじっくり味わう事が出来ました。 御嶽山からの下り、今日は晴れてはいますが木道は濡れています。スッテンコロリ、以後、気を付けて下りました。 |
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感想
13年前、山登りをはじめた頃、日帰りで田の原から登った御嶽山、ただ登っただけで何の面白味も感じませんでした。木曾の御嶽山とは云うけれど西側半分は飛騨。乗鞍御嶽火山帯で飛騨山脈（北アルプスとも云います）に続いている御嶽山は、飛騨の山。7月の3連休を利用して飛騨の御嶽山に濁河から登ることにしました。
濁河にスキー場があった頃、一度滑りに行ったことがありますが、小坂から濁河までの道路は怖い印象しか残っていません。千尋の谷の崖っぷちに沿って走ります。下を見ると怖いのでカーブミラーに集中します。濁河温泉には2時に着き、ゆっくり温泉に入り、ビールを飲んでまた温泉に入り、たらふく夕食を食べまた温泉、一日目はビールと温泉三昧で過ごしました。外は雨、明日はどうなるのかな？
霧雨です。カッパのズボンだけ履いて上着はザックの中。今日は夏山トレーニングというわけでザックの重さは10�堋兇─Ｆ�頃は担がない重さですが調子は上々。霧雨も上がり汗もかき、カッパのズボンもウインドブレーカも脱ぎます。調子が良かったのは湯の花峠辺りまで。背中のザックが身体を後ろへ引っ張りヨロヨロするので、腰を曲げて登ります。シンドイナ、シンドイナ。おまけに虫がまといつきます。蒸し蒸し、虫虫、ヤダナ、ヤダナ。森林限界を過ぎハイマツ帯に入ると、爽やかな風も流れ気分は良くなりますが、シンドイのは変わりません。ヨレヨレ、ヨレヨレと飛騨頂上に登りつきました。五の池小屋で手続きをして、今夜の寝床を確保。サブザックにお茶とカッパを入れ摩利支天山に向かいます。背中が軽いって、こんなに違うものなんだ、ヒョイヒョイ。三の池がどんどん小さくなります。お花がいっぱい咲いています。剣ヶ峰も継母岳も近くに見えます。摩利支天山頂上からは遠望はなく、剣ヶ峰もガスに隠れたりちょろっと姿を見せたり。摩利支天山から戻って五の池小屋のテラスに腰を下ろし、目の前の五の池と摩利支天山を眺めながら生ビールを飲みます。ガスが立ち込め摩利支天は隠れ、あっという間にガスが流れ山が姿を現わします。ぼ〜っとしながら変わりゆく山と池を眺めています。田の原から剣ヶ峰をピストンした時とは全く違う世界です。一応サンセットも見ました。
3日目は一応サンライズを拝んで継子岳へ。サブザックになだらかな道、当たり前ですが調子は上々です。継子岳からは雲海に浮かぶ北アルプスの山々を見て感動。�曲�までの道にはコマクサ。�曲�からの下りは結構楽しく四の池。ここは火口の底、川が流れお花がいっぱい。楽園にただ一人、ここでず〜っとぼ〜っとしていたい。五の池小屋に戻るまで花、花、花。御嶽山っていい山だったんだ。五の池小屋にデポしておいた重いザックを担ぎ下山開始。岩ごろごろの道は無事通過。最初の階段、ほんの少し左肩下がり、昨夜の雨に濡れています。つる〜り、スッテンコロリン。以後慎重に、最後はヨレヨレになりましたが無事濁河に帰り着くことが出来ました。市営露店風呂（500円）で汗を流した時、両肘がしみる、ウン？ 擦り傷が出来ていました。
御嶽山って白装束の方々がひたすら登るだけの山と思っていましたが、飛騨の御嶽山はとってもいい山でした。日帰りピストンなんて勿体ない。濁河温泉前泊は要りませんが、必ず山頂で一泊、ゆっくり広い御嶽山を楽しんで下さい。ここは別世界、また来よっ。
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風景の写真がとても綺麗ですね♪
実際の風景が良いから？
カメラが良いから？
撮る人の腕が良いから？
私もそのカメラ、欲しいな〜((´∀｀))
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