伊豆ヶ岳から旧正丸峠へ。盛夏の里山も悪くない
- GPS
- 04:50
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 969m
- 下り
- 978m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨後で登山道はよく滑る。特に沢沿いの道から尾根に出るツメのところ。ロープはあるが下りは要注意。小さな子供連れの方は、逆コースはやめましょう。 男坂の岩もツルツル。乾いていれば楽しい鎖場ですが。 |
写真
感想
三連休最後の日は少し天気が良さそう、ということで足慣らしに両神山にでも行ってみようと思い立った。しかし小鹿野まで来ると結構強い雨が降っている。行く手の群馬県境は雨雲の中。少し戻ると雨は止む。小鹿野あたりが境界線だ。やむなく雨のない低山に目標を変更、引返して伊豆ヶ岳あたりを歩くことにした。真夏の奥多摩や奥武蔵は暑くて苦行なので沢登り以外は敬遠するのだが仕方ない。曇天とはいえ蒸し暑いのだが、酔狂な人は結構いるもので、伊豆ヶ岳は賑わっている。これを登らなきゃ伊豆ヶ岳まで来た意味はない、とばかりに男坂の鎖場に取り付いたが、濡れていて靴底が滑ることこの上ない。まあ強引に登れないことはないが転んで捻挫でもしたら馬鹿らしいので、女坂(正確にはオネエ坂と言うらしい)を行くことにした。鎖場は学校の遠足を含め何度か登っているし。ざっと観察したところ、男坂を登る人は1割程度だった。
帰路は正丸経由の周回ルートを取ることにし、小高山から正丸峠へ。正丸峠から先は歩く人が少ない。正丸山の先で急斜面を登ってくる単独行のお婆さんと少しだけ言葉を交わす。あの年齢で、こんな人気のない森の道をたった一人で歩く理由はなんだろう?と思いを巡らす。さらにカンゼ山を越え旧正丸峠に出る。飯能側から秩父側へ涼風が吹き抜ける。小一時間下れば杉林を抜けて明るい山里へ。青空も見えてきた。草いきれに包まれる。セミはまだニイニイゼミが主でヒグラシがほんの少々、夏はこれから本番という力強さで、夏休みに両親に連れられ、正丸峠を越え、さらに志賀坂峠を越えて田舎へ行った、子供の頃の高揚感がよみがえる。
奥武蔵の低山は、神社、石仏、峠道と、人間の生活との係わりが色濃い山歩きが味わえる。晩秋から新緑の頃までがシーズンと思っていたが、久々の真夏の里山も悪くない。
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