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Yamareco

記録ID: 4823802
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

【美濃・尾張・信濃国境】三国山

2022年10月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:37
距離
13.8km
登り
893m
下り
797m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
0:07
合計
5:36
11:09
11:09
91
大桑峠
12:40
12:47
92
14:19
14:19
64
鉢盛山
15:23
月瀬バス停
天候 概ね高曇り、時々青空
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
コース状況/
危険箇所等
ヤブは薄く踏み跡も明瞭、ただし整備はされていない。山頂付近のダートコースは興ざめ。
恵那駅の跨線橋歩道の内部。木造トタン張り塗装で、大戦中の爆撃機の中みたいだよ。ビッカース・ウェリントンかアブロ・ランカスター?
2022年10月22日 07:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
10/22 7:25
恵那駅の跨線橋歩道の内部。木造トタン張り塗装で、大戦中の爆撃機の中みたいだよ。ビッカース・ウェリントンかアブロ・ランカスター?
恵那、明知鉄道ターミナルプラットフォーム
2022年10月22日 07:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 7:39
恵那、明知鉄道ターミナルプラットフォーム
車内
2022年10月22日 07:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 7:40
車内
車内
2022年10月22日 07:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 7:40
車内
硬券なのだ。ぱっちん。
2022年10月22日 07:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 7:52
硬券なのだ。ぱっちん。
岩村駅に到着
2022年10月22日 08:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 8:34
岩村駅に到着
上矢作の最奥、横道車庫前。木造建築が並ぶ。中馬街道のオアシスだったろう。
2022年10月22日 09:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 9:47
上矢作の最奥、横道車庫前。木造建築が並ぶ。中馬街道のオアシスだったろう。
矢作川へ下る道。正面の谷が、信州根羽村、大桑峠へのルート
2022年10月22日 09:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 9:47
矢作川へ下る道。正面の谷が、信州根羽村、大桑峠へのルート
矢作川上流域の清潔な流れ
2022年10月22日 09:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 9:52
矢作川上流域の清潔な流れ
根羽村への峠道分岐。うっかり通り過ぎて戻る。
2022年10月22日 10:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 10:01
根羽村への峠道分岐。うっかり通り過ぎて戻る。
風格ある古民家
2022年10月22日 10:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 10:04
風格ある古民家
ヒマラヤの峠集落を思い出す。
2022年10月22日 10:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 10:06
ヒマラヤの峠集落を思い出す。
木流の大きな家
2022年10月22日 10:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 10:49
木流の大きな家
短いけど古来の中馬街道の残る脇道
2022年10月22日 11:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 11:01
短いけど古来の中馬街道の残る脇道
短いけど古来の中馬街道の残る脇道
2022年10月22日 11:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 11:02
短いけど古来の中馬街道の残る脇道
県境
2022年10月22日 11:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 11:09
県境
県境。そこの杉林を適当に登っていく。
2022年10月22日 11:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 11:09
県境。そこの杉林を適当に登っていく。
稜線に上がれば踏み跡あり。
2022年10月22日 12:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:01
稜線に上がれば踏み跡あり。
稜線に上がれば踏み跡あり。
2022年10月22日 12:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 12:17
稜線に上がれば踏み跡あり。
珍らしや、杉林の傍らにブナが残っている。
2022年10月22日 12:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 12:19
珍らしや、杉林の傍らにブナが残っている。
パラグライダー滑空台
2022年10月22日 12:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:20
パラグライダー滑空台
パラグライダー滑空台
2022年10月22日 12:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:20
パラグライダー滑空台
パラグライダー滑空台 段戸山塊のほうだろうか。
2022年10月22日 12:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 12:20
パラグライダー滑空台 段戸山塊のほうだろうか。
ダート道。ここが終点で、ここから両側二本が並行して続いていく。
2022年10月22日 12:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:23
ダート道。ここが終点で、ここから両側二本が並行して続いていく。
パラグライダー道場があるようだ
2022年10月22日 12:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:24
パラグライダー道場があるようだ
モノレールもどこかから登ってきている。
2022年10月22日 12:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:24
モノレールもどこかから登ってきている。
ここは立派な道だ。
2022年10月22日 12:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 12:30
ここは立派な道だ。
長い長い茎の先にリンドウのような花
2022年10月22日 12:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 12:33
長い長い茎の先にリンドウのような花
あるき辛い二本道
2022年10月22日 12:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 12:33
あるき辛い二本道
有刺鉄線があって雰囲気最低。
2022年10月22日 12:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:40
有刺鉄線があって雰囲気最低。
バイクのルートなのか雰囲気最低
2022年10月22日 12:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 12:54
バイクのルートなのか雰囲気最低
もと牧場なのかな、草原と巨大タンクの廃墟あり
2022年10月22日 13:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 13:10
もと牧場なのかな、草原と巨大タンクの廃墟あり
草原の輝き
2022年10月22日 13:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 13:16
草原の輝き
レストランらしい。近くに居た人に訊いた。亀甲というのは近くにひび割れ岩の亀行石があるのが由来かな。
2022年10月22日 13:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 13:19
レストランらしい。近くに居た人に訊いた。亀甲というのは近くにひび割れ岩の亀行石があるのが由来かな。
パラグライダー着陸地と思われる草原。正面遠くの鋭鋒はなんだろう。南東方向。
2022年10月22日 13:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 13:26
パラグライダー着陸地と思われる草原。正面遠くの鋭鋒はなんだろう。南東方向。
その左。大きなのは茶臼山と思う。愛知県最高峰。いずれ礼儀正しく登らなくてはならない。
2022年10月22日 13:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 13:26
その左。大きなのは茶臼山と思う。愛知県最高峰。いずれ礼儀正しく登らなくてはならない。
ソーラーパネル地帯と茶臼山
2022年10月22日 13:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 13:44
ソーラーパネル地帯と茶臼山
ソーラーパネル地帯と茶臼山
2022年10月22日 13:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 13:45
ソーラーパネル地帯と茶臼山
大峠のゴミ。こういうのが多くてげんなり。今はここに車が登れる道はない。
2022年10月22日 13:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 13:59
大峠のゴミ。こういうのが多くてげんなり。今はここに車が登れる道はない。
鉢盛山北東ピークの山城地形。郭の土塁と堀切に見えるんだけど。
2022年10月22日 14:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 14:15
鉢盛山北東ピークの山城地形。郭の土塁と堀切に見えるんだけど。
鉢盛山北東ピークの山城地形。郭の土塁と堀切に見えるんだけど。
2022年10月22日 14:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 14:15
鉢盛山北東ピークの山城地形。郭の土塁と堀切に見えるんだけど。
静寂の峰、鉢盛山。
2022年10月22日 14:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 14:19
静寂の峰、鉢盛山。
静寂の峰、鉢盛山。
2022年10月22日 14:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 14:19
静寂の峰、鉢盛山。
笹は多くてもこんなもの。膝丈くらい
2022年10月22日 14:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 14:37
笹は多くてもこんなもの。膝丈くらい
最後の下りササ
2022年10月22日 14:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/22 14:37
最後の下りササ

装備

個人装備
地下足袋+脚絆 焚き火セット ノコギリ 弁当 水筒 軍手 ラテルネ 地図磁石 防寒具 雨具
共同装備
ツエルト 6mm×10m

感想

三県境に興味あり、前々から作っておいた計画を実行。でも朝寝床で行こうかやめようか20分ほど悶々とする。クルマで山頂近く行ける山のようだが公共交通機関を研究して山麓集落から徒歩で山越えという計画を設計。しかし信濃側のバスがほとんど無い。結局片道3時間のマイカーお迎えを妻に頼むことになった。

憧れの明智鉄道は素敵な車窓だった。森を抜け、山間集落を抜けて田畑と素朴な村落の風景、ほぼ、外国旅行の情緒。岩村駅で、上矢作行きのバスも接続よし。と思ったらバスが来ない。一緒に待っていた酒蔵行きのご婦人はタクシーで。問い合わせたらまさかの運転手の時間記憶ミス。45分後にタクシーを回してくれた。こんな山麓路線、存続しているだけでもありがたいのでお礼を言う。バス代分も受け取ってもらわなかった。憧れの最奥集落、上矢作は意外と長い町並みで奈良井宿くらいはある。いちど歩いてみたいところ。終点の「横道車庫」を50分遅れで出発。

川を越え趣ある集落の軒先を越え、根羽村への峠道を登る。畑の人から何度か声をかけられる。楽しい。以前訪れたシッキム街道の町、ヤートンみたい。途中に木流と木地山という2軒ずつの大きな家のあるところを過ぎる。往年の、中馬街道だ。馬に荷を乗せ、往来が盛んだったのだろう。車道とは違う潰されていない踏み跡も少しだけ残っていた。

大桑峠から三国山までの稜線は地図で見当をつけたとおりヤブもなく、歩きやすい。整備はされていない。・1118の西のポコで突然南西方向から立派過ぎる夏道が合流してきた。そのまま道を進むと1118でパラグライダーの滑空パネル台がある。その先は山頂まで、オフロードバイクの競技コースのような荒れ荒れの歩きにくいエグレ道が二本並行して続いていた。道は山頂の脇100mをカスっていて、特に案内もないが山頂へは森の中の踏み跡がある。三県境ながら、あまり感慨もない平地で、すぐ先を急ぐ。

競技コースは愛知県域のあいだ続き、複雑な迷路で、ここは地形図の読みがマジだった。古いタンク塔なども出てきて人工っぽくてあんまりおもしろくない。長野県域に入ると、牧草地の草原になり、牧歌的な雰囲気。でも放牧はご無沙汰みたい。クルマが登ってきていて、パラグライダー愛好家の建物や、レストランもあるようだった。岐阜県域は杉の植林帯。山の利用は時代で変わる。

牧草地の中を通って、道のある無しに関わらず尾根通しに降りていくとソーラーパネル地帯。その脇から稜線上をたどると踏み跡があり、大峠までは整備された道あり。この入口は案内もないので要注意。

大峠から先も、道はないがヤブは薄く歩きやすい。鉢盛山は樹林の中の地味なピーク。この北東ピーク付近が山城っぽい地形をしているように見えた。

下りは稜線から外れそうになりながらも地図読みをして補正して下る。やはり尾根の下りは外れやすい。最後に法面の崖の上に出たが、少し外して舗装道路に着陸。一応計画のトレースはできたが、時間読みは大いにオーバーした。昼過ぎの路線バスでは間に合わなかった。月瀬のバス停の妻のクルマに、上のお寺まで登ってきてもらって無事終了。バス停付近は往来の車が多くて停車していられないそうだ。

下山後、89〜94年刊の「こんなに楽しい愛知の山100」を読んでみると、記述の違いに驚く。山は30年で木も伸びるし、人の利用も変わる。おそらく昭和40年代以降、たくさんの人が山登り以外の目的で利用した歴史の変遷を感じる山だった。山頂付近まで車で行けるだけに、誰も山頂には行かないようだ。でも山を散々変えたのは人のせいであり、山の価値は登る者がつけるものだ。三国の境という特別な値打ちに、私には山頂の引力はある。でもこういう山は山麓集落から足で登る過程の盛り上げが肝心なのだ。

本当は車のお迎えも頼まず、午後6時過ぎの次のバスまで待って、根尾村発稲武どんぐり行きのバスで帰るのが美しいが、まあいいや。

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