黒伏山南壁 中央ルンゼ
- GPS
- 04:07
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 465m
- 下り
- 756m
コースタイム
- 山行
- 12:54
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:54
天候 | 曇りのち晴れ。一時霰 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トンネル入り口に戻って、右側の石垣の上を歩いてアプローチ開始です。 ※行きは沢沿いから行ってしまった。 |
写真
感想
初のアルパイン。
数日前から天気予報とにらめっこで、風強そー、寒そーと思っていましたが、全然寒くない!風もほとんどなく、紅葉もピークで快適なクライミング日和になりました。
今回は、難しいと言われた奇数ピッチのリードにチャレンジさせてもらうも、フリーとは違う難しさや怖さがあり、とても学びの多いクライミングでした。
1P目 V+(グレード見直し後は5.10a)
前日の雨で濡れていて、フリーでは登れない!と早々にあきらめる。
土の上に足を置くのが怖くて、残置ハーケンやボルトを踏んで登りました。
終了点を間違えて、錆びたリングボルトに支点を取ってしまう。。
もう少し上に、アンカーボルトありました。反省。。
2p目 Ⅲ(見直し後は5.7)
フォローのため、すいすい登る。
3p目 5.8(見直し後は5.10b)
一番怖かった気がする。。一度右上してから、左へ移るときに、ホールドがない!行ったり来たりしながら、A0で登る。悔しい
4p目 Ⅲ
ここから三十路ルートとは別れる。
5p目 Ⅲ
逆層スラブ。落ちることはないけど、残置プロテクションは少ないのでひやひや。
カムセットしたほうが良かったかも。
6p目 Ⅴ
パートナー曰く、岩が動いて怖かったらしい。
フォローなので快適に登る
このあたりで、チョークバッグを落としてしまう。。。。
7p目 5.8
一部岩が?がれていたので、ルート外の落ちない場所に移動。
岩場にもロープさばきにも慣れてきて、快適に登れました。
8p目 Ⅴ+
右の草付フェースのブッシュ化がすごい。
ほとんど、岩ではなく木の枝や根っこを掴んで登る。。
木の間に残置ハーケンやボルトがあったので、ルートは間違いではないと思う。。。
岩もたくさん土がついていて信用ならない感じでしたが、フォローだったので思い切っていろんなものを掴んでで登れた。
9p目 5.10b
スラブ。ここが核心と聞いていたが、やはり難しかった。
甘いスローパーっぽいところをマッチして身体を上げるのかな?と思ったけど、苔ってるしフリクションあまり良くなく、基本は落ちちゃいけないと思うと思い切った動きが出いない。。A0で登る。悔しいなぁ
ブッシュ帯
9pから懸垂下降する人も多いようだが、せっかくだから最後まで行ってみようと。。
これが間違いの始まり。
大変な破漕ぎで、稜線も展望無し。懸垂下降ポイントを探して右往左往。天の川ルートや、ピナクルに出て三十路ルートの懸垂ポイントを探すも見つからず。
日も傾いてきたので、安全第一で登山道から下山することに。
稜線を北上すれば登山道に合流します。登山道も結構急登で、クライミングシューズでは滑る滑る。。落ち葉の上を尻セードして下りました。
藪漕ぎから下山が大変で、クライミング自体の印象が薄くなってしまった…でも、初の黒伏山なので、まずはトップアウトできてよかったかな。
後は、紅葉の時に登りたいと思っていたので、念願叶い満足!
フリーとは違い、あまり整備されていない自然の岩場を登る面白さと怖さ、落ちちゃいけないという緊張感、そして藪漕ぎ。。。しっかりアルパインの世界を味わえました。
そして、もっと過酷な環境の中で、もっと厳しいルートや未踏のルートを登攀する方たちは、本当にとんでもないなーと。私にはそんな度胸も勇気も、オンサイト能力もない。。
それでも少しずつできることを重ねて、成長していきたい。
次はオールフリーで登れるようにがんばろー
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する