石鎚山（ロープウェイ〜鎖場〜天狗岳〜天柱石〜西乃川登山口）

2022年10月28日(金) [日帰り]

• GPS: 07:37
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,199m
• 下り: 2,036m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:40
• 休憩: 1:52
• 合計: 7:32

9:14 山頂成就駅
9:32 9:34 成就社
9:40 9:40 八丁坂
9:48 9:48 八丁のコル
10:33 10:51 前社が森
11:04 11:04 夜明峠
11:23 11:23 一ノ鎖（下）
11:30 11:49 二の鎖下
11:56 11:56 二ノ森・面河渓方面分岐
12:00 12:06 三ノ鎖（下）
12:23 12:31 石鎚山・弥山
12:42 13:07 石鎚山
13:11 13:28 石鎚山・弥山
13:28 13:32 三ノ鎖（下）
13:33 13:37 二ノ森・面河渓方面分岐
13:42 13:42 二の鎖下
13:50 13:51 一ノ鎖（下）
13:57 13:59 夜明峠
14:48 14:53 天柱石
15:41 15:42 刀掛
16:03 16:03 岩原
16:46 西之川

コース状況／危険箇所等

【試しの鎖】70m強、岩山を鎖で登る。岩山の上には祠がある。上りきり安心するのもつかの間、反対側に設置された鎖で下りなければならない。下りの鎖の最後は適当な足がかりがなく、全体重を鎖に預けなければならなかった。鎖場の下りは非常に危険なので、自信のない方は試しの鎖は絶対に避けたほうが良い。
【一の鎖】4つの鎖場のうち最も角度が緩やかでかつ短い。
【二の鎖】長い。上りきったあとにプラスアルファでまた鎖場がある。
【三の鎖】ほぼ垂直の上り。岩場に足がかりがない箇所が多く、鎖自体を足がかりにしなければならない。
【天柱石コース（↓）】あまり人が歩いていないようで、荒れがち。下り序盤は激下り。落ち葉が積もっていて滑りやすい。激下りが終わると渓谷沿いの急斜面をトラバースする形になる。所々崩れていたり、丸太橋や丸太梯子が朽ち果てていたりで、慎重さを要する。山頂から西乃川登山口までトータルで3時間は見ておきたい。

写真

10/28 8:56

ロープウェイを使って標高1,300mまで一気に上る。

10/28 8:56

10/28 9:15

ロープウェイ成就駅から石鎚神社までは比較的緩やかな上り。道幅もゆったりしていて歩きやすい。

10/28 9:31

石鎚神社前の旅館。標高1,450mにこんな立派な旅館があるなんて！

10/28 9:33

石鎚神社中宮成就社。登山の安全を祈願する。

10/28 9:34

この門をくぐった先が登山道。

10/28 9:35

石鎚神社中宮成就社からの登山道は一度下る。

10/28 9:47

八丁のコル。

10/28 9:50

階段が見えてきた。八丁のコルを過ぎ、ここからが本格的な上り。なお、この後階段が延々と続く。登山道の8割ほどは階段。

10/28 10:22

試しの鎖の取り付き。試しの鎖は前社森という岩山に設けられている。一度鎖を使って前社森に登ると、今度は反対側の鎖で下る必要がある。鎖場の下りに自身のない方はスルーしたほうが良い。

10/28 10:30

上り途中からの振り返り。岩が濡れていて滑りやすく、かなり危険。

10/28 10:30

前社森頂上まであと少し。試しの鎖とは言うものの、石鎚山の4つの鎖場のうち最も長いのがここ。74mもある。

10/28 10:34

前社森頂上。

10/28 10:40

下りの鎖場を見下ろす。下りは足がかりが目視しにくいので難易度が高くなる。

10/28 10:50

前社森全景。向こう側の鎖場で上り、手前側の鎖場から降りてきたところ。

10/28 11:16

一の鎖。石鎚山にある4箇所の鎖場の中で最も短く33m。

10/28 11:38

二の鎖の取り付き。ここも岩が濡れていて滑りやすい。

10/28 11:51

二の鎖、途中からの振り返り。二の鎖は65mある。登ってきてしまったことを後悔するくらい怖い。

10/28 12:06

三の鎖の取り付き。三の鎖は弥山の頂上直下にある。その他の鎖場よりも険しくほぼ垂直な崖で、それが68mも続く。

10/28 12:17

三の鎖の途中からの振り返り。数日前に降った初雪が溶けずに残っており、滑りやすくて命の縮む思いがする。

10/28 13:14

弥山登頂。山頂からの雄大な眺望。

10/28 13:13

弥山から天狗岳を眺める。左側が切れ落ちていて怖い。

10/28 12:41

天狗岳へのルートはナイフリッジになっている。滑り落ちないように慎重な足運びが必要。

10/28 12:58

振り返り。ナイフリッジの険しさがよく分かる。

天狗岳に無事登頂。

10/28 13:03

天狗岳からの弥山の眺め。

10/28 13:57

夜明峠の分岐。左奥が天柱石コース。

10/28 14:01

天柱石コースは荒れていて道迷いしやすいとロープウェイの係員の人が言っていたが、たしかに数か所トレースが不明瞭になるところがあり、さらに落ち葉も降り積もっていて滑りやすく、初心者向きではない。しかし、コースの大半はトレースがはっきりしており、登山アプリを併用すれば迷う危険もないだろう。

10/28 14:47

天柱石。夜明峠の分岐から激下りを1時間弱歩いてようやく到着。

10/28 15:31

渓谷沿いのトラバースをひたすら下っていく。ところどころ危険箇所あり。丸太の梯子は腐っていて使えない。

10/28 15:32

渡渉ポイントも複数あり。丸太橋がかけられているが、非常に心もとない。

10/28 15:32

ロープ場も数か所ある。

10/28 15:34

両手両足をフルに使わなければ通過できない危険箇所。

10/28 15:41

こちらの丸太の梯子は使い物にならない。

10/28 15:42

刀掛の分岐。天柱石からは50分程。

10/28 15:51

10/28 15:59

渓谷の右岸に渡ると傾斜が緩やかになりかなり歩きやすくなる。自然とスピードもアップする。

10/28 16:21

10/28 16:25

10/28 16:25

再び左岸へ。

10/28 16:30

石垣で整えられた登山道を進む。人工物が出てきて幾分ホッとする。

10/28 16:36

成就コースとの分岐。

10/28 16:45

西乃川登山口にある廃屋群。

10/28 16:48

西乃川登山口に到着。下山完了。

撮影機器：

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

aufrichten

上りはロープウェイを利用し成就社と4つの鎖場を経由する表参道コースを、下りは天柱石を通り西乃川登山口に出る天柱石コースを選択した。鎖場に手間取ってしまい時間が稼げなかった。

天柱石コースは荒れており道迷いしやすいという注意をロープウェイの係員から受けたが、確かにところどころ道迷いしやすそうな箇所があった。地図アプリは必須。ただ、コース全体的にトレースははっきりしており、ピンクテープもあるので、常に気をつけていればさほど恐れる必要もない。とはいえ、標高差1,600mを下ることになるので中〜上級者向けのコース。3時間程度は見ておいたほうが良い。