強清水(こわしみず)より東山道で富士見台・神坂山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 736m
- 下り
- 731m
コースタイム
(8:15/8:30)〜萬岳荘(9:00/9:30)〜神坂山頂上(9:45/9:55)〜萬岳荘(10:05)〜神坂峠(10:20)〜強清水登山口(11:30)
天候 | 曇り 山頂部の視界は5m程度 【気温】 登山開始時:21℃ 神坂山:20℃ 下山終了時:20℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【強清水登山口】 登山届ポスト、東屋と林道すぐ上にトイレの設備が有ります。 水量豊富な水場ですが、飲料には適さない?ようです。 |
その他周辺情報 | 富士見台から富士山は見えません。「富士が見たい」と言う願望が 富士見台になったと言われています。 神坂山【岩田石】の謂れは・・・ 駒場区と横川区が山の権利を争いその後、入会山の訴訟が示談になり和解したとき駒場区の人が神坂山山頂の大石を境界石とし、「岩田石」と彫ったものだそうです。 (駒場区(=現在の園原)の人は放牧を主としていました。 仔馬の出産を祈願して”岩田石"と彫ったのでしょうか) 岩田石は別名子宝の石といわれていました。 駒場の人々にとってこの石は、山の半分を横川に分割した無念の契約証でもあります。 |
写真
感想
東海地方も梅雨明けしたが、山の予報は今週もはっきりしない空模様だが、
久しぶりにのんびり歩きたくなったので、6月に計画した富士見台へ出掛ける。
強清水(こわしみず)登山口から古代の道・東山道で神坂峠を目指す。
杉木立に囲まれた薄暗い東山道は何度も林道を横切り、蛇行する林道を
串刺しにしながら峠まで直登するようにコースは延びている。
よく踏まれてはいるが、苔生した岩や木の根が古道の雰囲気を漂わせる。
歴史を感じる「登山道」の案内文字を確認しながら林道〜登山道を繰り返すと、
やがて冷川源流の沢音を聞く。
草に覆い隠された判りずらい道で林道へ出ると「水またぎ」の案内を見る。
案内が無いと登山道と気付かないほど草が茂っている。(帰りは気をつけよう!)
水またぎを過ぎると傾斜を増し、直登からジグザグ登りに変わると神坂峠も近い。
稜線上の峠に出れば、今日のコースではもう登りはほとんど無い。
神坂峠遺跡の石柱が建つ広い台地で一息入れよう。
緩やかな尾根下をトラバースするようにピークを廻り込み、樹林が笹原に変わると
視界が開け初めて周囲がガスに覆われていた事を知る。
視界5m程の笹原を朝露にズボンや靴を濡らしながら辿ると萬岳荘への分岐に出て
南沢山へと続く稜線になる。
目隠しされたような稜線を行くと霧の中に神坂小屋が現れ、植物の保護区域になり
緑の笹原のあちこちにピンクのササユリが現れ、緩やかな稜線で岩場を過ぎると
富士見台山頂に出る。ここは百名山中23座が眺望出来る絶好の展望地なのだが
今は視界5mといったところか。風は無いが長居する意味が無いので早々に下る。
富士見台から尾根通しで神坂山へ登るつもりだったが濃霧で尾根が全く見えず、
笹に覆われて踏み跡も見つからないので萬岳荘から直接登る事にしよう。
少し早いが萬岳荘のベンチで昼食を摂った後、山荘の裏手から東山道へ向かい
すぐに左側、浅い谷筋の踏み跡を辿って尾根に出て、僅かに登り大石を捲くと
三角点が埋められた神坂山になる。
ガスに覆われて展望が利かないので山頂の様子を確認してみると、
山頂から東に続く尾根の踏み跡は完全に笹に隠れ、富士見台への尾根道も深い笹に
悩まされそうだ。
そして大石をよく見ると「岩田石」と読める文字が彫られている。
(気になるので後で調べてみよう。)
視界も悪いし、予定のピークを踏んだので時間も早いが今日はのんびり下ろう。
コメント
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onetotaniさん
こんばんは
梅雨明けしたと言うのに
すっきりしない天気で白山行も来週に延期となり残念。
しかしながら南の方は雨も降らず歴史を感じさせる古道を歩かれお疲れ様でした❗
たまにはこのようなしっとりした感じの
山を歩くのも良いものですね✨
さて私の図鑑ですと名前のついた?は
間違いないと思われます。
?の白い花はトリアシショウマではないかと、黄色の花は分かりませんでした❗
kazu97さん 今晩は。
今回は上がった事がない神坂山を最終目的にのんびり歩きました。
ピークハントではないので、古くから歩かれている古道の雰囲気を
じっくりと味わってきました。
追伸:いつも花の名前を教えていただいて有難うございます。
おはようございます。
昨日は不安定な天候でしたね。
私も長野県南部か鈴鹿か迷って,鈴鹿にしました。
富士見台は景色が素晴らしいところですが,
霧の笹原も味がありますね。
阿智村セブンサミットは,今年の7月から始まりました。
村内の7峰全部の新しい看板と一緒に写ると,
何か貰えるようです。
私は全部登ったことがありますが,もう一度やってみようかと
思っています
totokさん 今晩は。
神坂峠から尾根に出たら濃霧で真っ白な世界でした。
広々とした笹原からの眺望は次の機会にとっておきます。
阿智村セブンサミットの山はほとんど未知の山ですが、
totokさんお好みのエリアでしたね。
展望に優れた山が多いので残りの5座も計画してみようかな・・・。
onetotaniさん、こんにちは
こんな天気でも古道歩きは味わい深く悠久の歴史を感じますね。
昔は1600mの神坂峠越えは確かに難所だったようですね。
幻想的な街道でおいしい水も飲めて何よりです。
higurasiさん 今晩は。
杉木立に囲まれて、苔生した岩や木の根を踏んで神坂峠へ上がる
東山道を歩くためやってきました。
昔から強清水や水またぎの水場は苦しい登りを癒してくれたんでしょうね。
笹原の尾根道を神坂山へ登るつもりでしたが、視界が悪く道が見つからず
萬岳荘から直接登る事にしました。
山頂からの絶景は次までとっておきます。
神坂峠まで、車で一気に上がってしまっては
楽しめない、富士見台の歩きですね。
山頂周辺、意外に天気がいいかも?と
予想しましたが、あいにくでしたね。
ササユリが、ガスの中、とても癒されますね。
komakiさん 今晩は。
神坂峠起点の山行ではないので強清水から古代の道を辿りました。
度々林道を横切るのが残念ですが雰囲気は楽しめました。
視界は全くでしたが草原に咲く花に慰められました。
萬岳荘で天候を確認したら、11時頃雷雨が来そうとの事なので
早めに下山しました。
おかげで雨にも逢わず、久しぶりにゆったりした山歩きができました。
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