錫杖岳前衛壁 左方カンテ

2014年07月26日(土) [日帰り]

• GPS: 01:28
• 距離: 1.5km
• 登り: 448m
• 下り: 34m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:00

5:40
5:40

駐車場 5:40 〜 前衛壁基部 7:50 (登攀準備) 〜 左方カンテ取付き 8:20 〜 終了点 11:20

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：中尾温泉口
とめられる台数が少なく朝5時起床時にはすでに満車でした

その他周辺情報

温泉：新穂高の湯（営業時間：8:00〜21:00）

写真

7/26 5:24

駐車場を出発

7/26 5:26

槍見館脇から分岐する登山口を目指します

7/26 6:38

前衛壁が見えてきました

7/26 6:41

7/26 7:33

取付き付近からみた焼岳（写真右）

7/26 7:33

左方カンテ

7/26 9:24

左方カンテ取付き

7/26 9:41

4ピッチ目のチムニー

7/26 10:28

5ピッチ目をフォローするakashoubin指導役

7/26 11:51

終了点先の大テラスより

7/26 11:51

穂高の山々がきれいに見えました

7/26 11:51

大テラスから上はこんな感じ

7/26 13:15

注文の多い料理店を下降
このルートは傾斜がキツイ

7/26 13:44

注文の多い料理店を見上げる

7/26 15:23

帰りに撮影したクリヤ谷から錫杖沢出会いへの分岐
見落としがちだがテープがある

撮影機器：

LUMIX DMC-FT4 パナソニック

感想

shironeko

今回はakashoubinさんを指導役にお迎えし、初めての錫杖岳に行ってきました。

＜テント場＞
錫杖沢出会い付近に幕営適地数カ所あり。
錫杖沢上流の幕営地は確認できず。

＜アプローチ＞
錫杖沢出合から明瞭な踏み跡を辿ると基部(左方カンテ取付き直下付近)に出る。所々にテープあり。

＜左方カンテ登攀＞
■1ピッチ目（shironeko）：
濡れたチムニーを登る
基本的にカム
■2ピッチ目（akashoubin指導役）：
凹角からカンテ上に出る
情報通りボルトや残置の類はない
■3ピッチ目（shironeko）：
カンテから急なフェースを右上する
やや勇気がいるがガバにとどけば後は難しくない
■4ピッチ目（akashoubin指導役）：
ちょとした勘違いでルートミス
チムニーの左を左上してしまったためクライムダウンして正規ルートに復帰する
■5ピッチ目（shironeko）：
急なフェースを登る。ここも基本的にカム。ホールドはそこそこあるのでフリーで突破できた。
■6ピッチ目（akashoubin指導役）：
いったんカンテの左側に出てから右上するのでビレイ点から指導役の様子は見えない。
フォローのshironekoは小垂壁をA0で突破し、ぬれている狭い凹角をツッパリで抜ける。
■7ピッチ目（shironeko）：
支点の乏しい厳しいフェースを登る。途中から右にトラバースし、灌木にとどけばあとは問題ない。
■8ピッチ目（akashoubin指導役）：
7ピッチ目を伸ばしすぎたのか10mほど登ったところで終了点に到達。

＜左方カンテ装備・岩質＞
用意してきたカムは#3まで。#0.3〜#2あたりのレンジのカムは多用することになります。アブミは使用せず。
岩質は安定していますが、チムニーは濡れていると悪い。

＜左方カンテ感想＞
ルート整備の影響なのか結構厳しい所でランナウト気味になるので「錫杖の入門ルート」と評されるルートですが、「そんなに甘くない」という印象です。注文の多い料理店と合流したあとのフェース登攀では、細かいホールドで繋ぐ状況で2度の仕切り直しを強いられるも3度目で突破しました。日頃のトレーニングで持久力が上がっていて本当に良かった・・・。
各ピッチとも特徴的で総じてバリエーション豊富なルート構成です。
大満足の一本となりました。

＜下降ルート＞
注文の多い料理店側を懸垂下降した（7ピッチ目フェース取付きからほぼまっすぐ下降）

翌日も1ルンゼを登攀する予定でしたが、天気予報が変わり午前中に前線が通過する見通しとなったので、今回は左方カンテの登攀のみで終了となりました。

akashoubin指導役、お付き合いいただきましてありがとうございました。
お疲れ様でした。