朝日連峰(泡滝ダム〜朝日鉱泉 縦走)
- GPS
- 17:51
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 3,057m
- 下り
- 3,020m
コースタイム
- 山行
- 2:13
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:16
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:27
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:03
天候 | 7月29日 晴れ 7月30日 だいたい晴れ、ちょっと霧 7月31日 濃霧→晴れ→雷雨→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
東京駅前22:25(夜行バス)〜東京第一ホテル鶴岡5:20 鶴岡駅前7:52(バス)〜朝日庁舎8:22/8:30(登山ハイヤー)〜泡滝ダム9:45 【帰り】 朝日鉱泉1430(会員制タクシー)〜左沢駅 15:50/16:16〜山形17:00 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全区間を通じて、コース上に残雪はありませんでした。 小朝日岳から一度間違えて、古寺鉱泉方面に下りてしまい、登り返しました。いつもならしつこいくらい地図を確認するですが、急坂を登って山頂に到着した後、残りは下るだけだと思って、何の疑問も持たずに来た道の延長線上にある道に進んでしまいました。ここでは東に向かう尾根に入る必要がありました。なお、山頂には標識ありません。(今回のルート上、道の分岐に標識がなかったのはここだけだったと思います。) |
写真
感想
2週連続で土日が仕事になってしまい、それなら平日に休んでやる!ということで出かけてきました。梅雨明けしている北アルプスと、梅雨明けしていない東北で迷いましたが、直前の週間予報でそこそこ天気が良さそうになってきたので、ずっと行きたかった朝日連峰にしました。ぎりぎり出発日の7月28日に、東北地方も梅雨明けとなりました。
【1日目 泡滝ダム〜大鳥小屋】
コースタイム的には初日は以東小屋、2日目は大朝日小屋泊りが良かったのですが、以東小屋は使用禁止ということなので、大鳥小屋までしか行けません。時間が十分にあるし、泡滝ダムまでの登山ハイヤーは1週間前までに予約が必要とのことだったので、大鳥登山口バス停から泡滝ダムまで、コースタイム3時間くらい歩いてもいいかと思ってはいたのですが、数日前にタクシー会社に電話してみると、まだ余裕があるので利用可とのこと。あっさり易きに流れます。でも予約してよかった。林道は日陰も少なく、炎天下の下、歩いたら大変そうでした。
泡滝ダムからは大鳥川沿いの道を登ります。沢沿いの道は花も多く、その後も気持ち良く歩き易いブナの森が続き、沢沿いなので水には事欠きません。最後に七曲りをひと登りすると、大鳥池が見えてきました。
12時過ぎには小屋に到着。2階建ての大きな小屋です。とりあえずお昼を食べて、池の周りを半周ほど散歩して戻ってくると、あとはやることがありません。ちょうどこの日、管理人さんが下山してしまったためビールも買えず、持参した1本を大切に飲んで時間をつぶしました。
この日の宿泊客は6人(かと思っていたら、食事も終えて寝る準備をしていた18時半過ぎになって年配の女性4〜5人のグループが到着した模様)。平日とはいえ、夏の登山シーズンに入ったのにガラガラでした。
【2日目 大鳥小屋〜竜門小屋】
以東岳までは直登コースとオツボ峰経由のコースの2つがあり、前者のコースタイムの方が多少短いのですが、時間は十分にあるので、景色のよさそうなオツボ峰経由のコースを行きます。1時間くらい急坂を登ると、視界が開けます。ちょっと雲が多く遠くが霞んでいますが、まずまずの天気。さらに徐々に高度を上げ以東岳に向かいます。このあたりは様々な花が咲き乱れる稜線の道です。時期的にもう無理かと思っていたヒメサユリを初めて見ることができ、感激でした。
以東岳到着時も遠方は霞んでいて、大朝日岳はまだ見えません。ここから狐穴小屋までも、とても気持ちよさそうな、たおやかな稜線が続いています。花の写真を撮りながらゆっくり歩いても、10時前には狐穴小屋に到着。稜線のすばらしいロケーションにある、きれいな小屋でした。竜門小屋まであとコースタイム2時間半ほどで着いてしまうし、小屋の前に水も豊富に出ていているので、早めのお昼の大休止としました。
小屋から少し登ると寒江山(かんこうざん)。ここでやっと、ピラミダルな大朝日岳を見ることができました(結果的に、ここから見ただけになってしまいましたが・・・)。コースタイムを見ると、大朝日岳小屋まで今日中に行っても3時くらいには着いてしまいそうですが、まだまだだいぶ遠くに見えます。
結局2日目も12時半過ぎには竜門小屋に着いてしまいましたが、先を急ぐ必要もないので、予定通り宿泊することに。稜線の小屋なので、のんびりと山を見たり、管理人さんからいろいろとお話を伺って、楽しく過ごしました。管理人さんによると、竜門小屋の宿泊者は林道を車で来て、大朝日岳を周回する人が6割くらいを占めているのだが、今年は林道が災害で通行止めになり、その人たちが来ていないのだとか。それにしても登山者が少なく、最高です。
【3日目 竜門小屋〜朝日鉱泉】
朝、ちょっと太陽が見えたものの、すぐに厚い雲に隠れてしまいました。大朝日岳に向かって歩き出すも、途中からは濃霧で10-20メートルほどの視界となってしまう。西朝日岳からは大朝日岳が大きく見えるはずなのに、何も見えません。視界が悪いので、花を楽しみに歩きます。
大朝日小屋に着いても、霧はまったく晴れそうにありません。百名山ハンターでもないのですが、時間もあるのでとりあえず大朝日岳まで往復してきます。
下りは一番短い中ツル尾根を薦められましたが、少しでも長く稜線上にいたいので、鳥原山経由とします。途中の小朝日岳が思いのほか立派で、急坂を喘ぎながら登り返します。小朝日岳の山頂に着いてほっとしたのか、ここで大失敗。標識もなかったのでそのまま歩いてきた道の延長線上に進んでしまったのですが、山頂から右(東)に下りなければいけないところでした。いつもならしつこく地図を見て確認するのですが、厳しい登りに気をとられ、地図を見忘れていました。でも珍しいことに、この山頂には山名の標識がないだけでなく、分岐の標識もありませんでした。(でも間違えるとは、恥ずかしい限りです。)次の分岐で気づいて戻ります。15分ほどロス。
あとは下る一方ですが、途中で急に空が暗くなり40分ほど雷雨となりました。鳥原小屋で休憩させていただき、あとは樹林帯の中をひたすら下ります。山を下るにつれて晴れてきます。ちょっと悔しい。朝日鉱泉ナチュラリストの家でゴール。
入浴、昼食を済ませて帰る頃には、大朝日岳が見える空になってきました。さらに悔しい。
【全体の感想】
今回、3日目の天気が事前の予報より悪くなり、大朝日岳からの景色がまったく見えず残念でしたが、それでも花恵まれた、たおやかな稜線歩きを楽しむことができ、大変満足です。今年2014年は雪解けが遅く、花の最盛期も8月5日過ぎだろうとのことです。
今回利用した避難小屋はどこもバイオトイレなどが完備され、大変きれいな小屋でした。稜線でも豊富な水が得られるので、荷物も軽くて済みます。私が住む静岡からはちょっと遠いので出かけるのが大変ですが、ぜひまた訪れたいと思います。
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