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Yamareco

記録ID: 488004
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

モナリザの微笑  日光白根山  標高を上げて見上げる

2014年07月30日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.9km
登り
687m
下り
673m

コースタイム

日帰り
山行
5:31
休憩
0:24
合計
5:55
11:59
12:23
116
14:19
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ 山頂で14度
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
丸沼高原ロープウェー山頂駅 標高2000mより登山開始
コースは違えど同じ山頂駅に戻ってくる。
コース状況/
危険箇所等
ロープ・鎖場などはなし、森林限界からはザレ場を登るので登山靴が望ましい。
その他周辺情報 道の駅白沢「望郷の湯」
アルカリ性単純温泉 結構体はぬるぬるする。しかし露天風呂が気持ちよく1時間半ほど入ってしまった。2時間を超えると料金が上がるので何とか時間を調整して入った方が良い。
 ロープウェー山頂駅です。ここから登山になります。
2014年07月31日 08:07撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
7/31 8:07
 ロープウェー山頂駅です。ここから登山になります。
 山頂駅近くには高山植物の花畑があります。表示によると「ハクサンフウロ」だそうです。
2014年07月31日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 8:25
 山頂駅近くには高山植物の花畑があります。表示によると「ハクサンフウロ」だそうです。
 同じく「クルマユリ」だそうです。きれいですね。
2014年07月31日 08:26撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 8:26
 同じく「クルマユリ」だそうです。きれいですね。
 二荒山神社の鳥居をくぐって・・・。
2014年07月31日 08:27撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
7/31 8:27
 二荒山神社の鳥居をくぐって・・・。
 参拝して・・・。今日の安全を祈ります。
2014年07月31日 08:29撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 8:29
 参拝して・・・。今日の安全を祈ります。
 大日如来様を祀っています。
2014年07月31日 09:13撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
7/31 9:13
 大日如来様を祀っています。
 大きいキノコ発見。食べられるのか、食べられないのか・・・。まあ獲りませんでしたが。
2014年07月31日 09:33撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
7/31 9:33
 大きいキノコ発見。食べられるのか、食べられないのか・・・。まあ獲りませんでしたが。
 最初は、このような道を登っていきます。
2014年07月31日 10:43撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
7/31 10:43
 最初は、このような道を登っていきます。
 山頂駅があんなに遠くに見えていますねえ。
2014年07月31日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 11:05
 山頂駅があんなに遠くに見えていますねえ。
 さあ、森林限界ですね。ここからは急なザレ場になります。
2014年07月31日 11:15撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 11:15
 さあ、森林限界ですね。ここからは急なザレ場になります。
 植物発見。名前はわからないがテンション上がりますね。
2014年07月31日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 11:17
 植物発見。名前はわからないがテンション上がりますね。
 さあ、山頂が近づいてきて、火口が観察できるようになってきました。
2014年07月31日 11:48撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 11:48
 さあ、山頂が近づいてきて、火口が観察できるようになってきました。
 祠がありました、この山も信仰目的で登られていた証拠でしょうかね。
2014年07月31日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 11:52
 祠がありました、この山も信仰目的で登られていた証拠でしょうかね。
 ようやく山頂に着きました。
2014年07月31日 11:59撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 11:59
 ようやく山頂に着きました。
 看板を裏から見ると・・・。
2014年07月31日 12:01撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:01
 看板を裏から見ると・・・。
 二等三角点も写真に収めて・・・。
2014年07月31日 12:02撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:02
 二等三角点も写真に収めて・・・。
 燧ケ岳が見えていますね。結構ガスっていて今日確認できた(感動できた)山頂はこれのみでした。
2014年07月31日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:09
 燧ケ岳が見えていますね。結構ガスっていて今日確認できた(感動できた)山頂はこれのみでした。
 山頂から五色沼が見えています。火口湖の一つですね。
2014年07月31日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:10
 山頂から五色沼が見えています。火口湖の一つですね。
 今日登ってきたTシャツ。葉山げんべいオリジナルTシャツ。
2014年07月31日 12:20撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:20
 今日登ってきたTシャツ。葉山げんべいオリジナルTシャツ。
 ヤマシャクナゲが満開になっていました。
2014年07月31日 12:27撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:27
 ヤマシャクナゲが満開になっていました。
 帰りは道を替えて・・・この急降下を下ります。
2014年07月31日 12:27撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:27
 帰りは道を替えて・・・この急降下を下ります。
 振り返って一枚。菅沼から登るとこれを登らなければなりません。
2014年07月31日 12:39撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:39
 振り返って一枚。菅沼から登るとこれを登らなければなりません。
 高山植物、名前は・・・。しかしテンションは上がります。
2014年07月31日 12:58撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 12:58
 高山植物、名前は・・・。しかしテンションは上がります。
 血の池地獄、人間ならば這い上がれるような地獄でした・・・。
2014年07月31日 13:47撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
7/31 13:47
 血の池地獄、人間ならば這い上がれるような地獄でした・・・。
 何でしょうかねえ・・・。最初「ギンリョウソウ」かなと思いましたが、写真検索してみると違うみたいだし・・・。
2014年07月31日 14:10撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 14:10
 何でしょうかねえ・・・。最初「ギンリョウソウ」かなと思いましたが、写真検索してみると違うみたいだし・・・。
 これもわかりませんでした。
2014年07月31日 14:11撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 14:11
 これもわかりませんでした。
 コマクサでしょうね。もう、山頂駅まで帰ってきています。
2014年07月31日 14:14撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 14:14
 コマクサでしょうね。もう、山頂駅まで帰ってきています。
 山頂駅から見た日光白根(奥白根)ですね。
2014年07月31日 14:16撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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 山頂駅から見た日光白根(奥白根)ですね。
 キイロカキツバタ。
2014年07月31日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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 キイロカキツバタ。
 名前はわからず。
2014年07月31日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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 名前はわからず。
 きれいな蝶が蜜を吸っていますね。
2014年07月31日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 14:18
 きれいな蝶が蜜を吸っていますね。
 羽の表と裏で微妙に色が違うんです。
2014年07月31日 14:19撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 14:19
 羽の表と裏で微妙に色が違うんです。
 名前はわかりませんが、「ああ、きれいな蝶だ・・・」と・・・。
2014年07月31日 14:19撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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 名前はわかりませんが、「ああ、きれいな蝶だ・・・」と・・・。
 山頂駅には、足湯もあるんです。入りませんでしたが。
2014年07月31日 14:21撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
7/31 14:21
 山頂駅には、足湯もあるんです。入りませんでしたが。
 こんな写真を撮ってみました。
2014年07月31日 14:26撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 14:26
 こんな写真を撮ってみました。
 こんな写真も撮ってみました。
2014年07月31日 14:32撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 14:32
 こんな写真も撮ってみました。
 温泉は、道の駅白沢にある「望郷の湯」へ。
2014年07月31日 16:09撮影 by  Canon PowerShot SX280 HS, Canon
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7/31 16:09
 温泉は、道の駅白沢にある「望郷の湯」へ。
撮影機器:

感想

 奥白根山、日光には8回行ったことがあるが一度も山頂を見たことがなかった。どうやら前衛峰が大きく、麓からはあまり見られないらしい。そして、昨年日光男体山にも上ったが頂上はガスっていたこの山を見ることはできなかった。この夏に3連休をいただいた中で、ぜひこの山を見てみたいと思ったこともあり、群馬方面に出没することにしたのだ。
 深田久弥が関東で過ごしていたこともあり、関東の山には登る機会が多かったのであろう。彼が選定した日本百名山の中で群馬県から登る山だけでも、日光白根山、草津白根山、赤城山、上州武尊山、谷川岳、燧ケ岳、至仏山(群馬に登山口がなくても接している山としては、皇海山、浅間山、四阿山・・・)と、結構多いと感じている。それらの山々を山頂から眺めてみたらどうだろうか、きっと名山の格がなおも上がるかもしれないと思ったのである。

 水曜日の夜に車で出かける、圏央道を含み高速道路は、平日の0〜4時に通過すると50%OFFになる、これを活用しない手はない。赤城PAに車を停め朝まで熟睡する。沼田ICで降りあとは一路国道120号を北上する、左には武尊山に行く道、尾瀬に抜ける道、それを超えていくと丸沼にある日光白根山ロープウェーが見えるのである。朝の時間は決まっているのでゆっくりでよい、すき屋で朝食、セブンイレブンで行動食や飲み物を買い込み、時間前に到達する。
 ロープウェーは冬にはスキー場用のゴンドラとして使われるもので、6人乗りである。それを1人で独占して乗っている。わずか8分の空中散歩だ。左側にはサマースキー用のゲレンデが用意されており、少しずつ人も集まっているようだ。かくして、標高2000mの山頂駅に到達する。しかし、まだ山頂レストハウスはやっていなかったので、軽く準備運動をしゆっくりと山頂に向かう。

 観光地であるので、登山以外の人たちにも散策ができるようなコースも設けられている。しかし私は一路山頂を目指すのである。朝の森林地帯は蒸し暑く、森林限界に出れば今度は直射日光を受ける、風があり涼しいのだが半袖の手がじりじり焼けていくようである。
 森林限界直前で地元の人と休憩しながら話をする、「ここからの120mが核心部だ」、ここからはザレ場である。滑りやすく、気を付けて一歩一歩着実に歩く、遅くなろうが抜かれようが転ぶよりましだと、先日の富士山のようにゆっくり進む。山頂付近は火口がいくつか見え、山頂へは火口壁を2度登る。山頂では、先客がいろいろ話をしている、「やはり、菅沼から登らなければ。」「いや、湯本から登るのがいいだろう」と、ロープウェー経由の人たちに何か一言言いたげであった。私は何もかかわらず話だけを聞きながら行動食を食べる。
 そうすると、年中さんの女子と祖父祖母の一行が山頂に到達した。近くの人はみんな「お嬢ちゃんよく来たね!!」と声をかけていた。
 山頂からは日光男体山方面はガスがかかっている、戦場ヶ原もほとんど見えない。燧ケ岳だけはよく見えた。白きぼやけながらも見えた双耳峰を愛でる。(明日はあそこに行くのもいいなあ・・・結局は至仏山に登ったのであるが・・・)

 来た道を戻るか、違う道を降りるか迷ったが、やはり違う道を降りることにする。沼までは40分で降りれるそうだ。
 で、これがまたきつい下山、私の前をご夫婦が降りていたが、私はいつしか追い越してしまっていた。きつい下山ほど慎重に降りなければ・・・。その後、水戸から来たというベテラン夫婦さんと会話しながら下ってくる。筑波山の話、尾瀬の話、富士山の話・・・。そして明日どこに行こうか迷っているという話・・・。その後夫婦はやはり尾瀬を勧めてくれたのである。
 私は血の池地獄が見たかったので、そのご夫婦とあいさつを交わして辞し、一人で向かうこととする。しかし、期待していた割にあっけなかったのである。あとは、ゆるやかに山頂駅まで戻ってくる。

 山頂駅で、ようやくほっと一息つき、高山植物の写真を撮り、ついでに移った可愛らしい蝶の写真も合わせてとる。ソフトクリームを購入し、日光白根山と並べて写真をとってみる。そう、私にとって日光白根山はモナリザの微笑だったのである。なかなか見ることもできない。車で通りかかっても「あれが日光白根山だよ。」と誰かに教えることもできない・・・。でも、それがいいのだ・・・。見たかったら標高を上げるか近くの山に登ればいいのである。

 なお、日光白根山は、昔から登られていたそうだ。深田久弥の「日本百名山」によると、昔は上州側からの方がよく登られ、その年初めて取れた蚕の繭をこの山に献じたのだそうだ。
 昔の人は、この霊峰を見つけ、共有し、霊峰としてあがめてきたのであろう。それだけの魅力的な山であると思った。
 また、日光白根山は活火山という一面を持っている。現在は大きな噴火の兆候はないが1890年ごろまでに噴火したという記録もある。そしてそのあとは、たくさんの火口群として見ることができるのである。大地の息吹を感じることができる山である。

 ロープウェーにて山を辞し、温泉に入っている私は親子に声をかけた。両腕とも日に焼け手首だけ焼けていない(多分、ダブルストックの跡であろう。)本日2組目の水戸の方で、至仏山に登ったのだそうだ、子どもは中学生ということだが、父と息子で山登りができるって幸せだなと思う。
 また、その後「明日日光白根山に登りたい」という80歳の老人に話しかけられ、今日のことを話す。ベテランさんは、今日は赤城山に登られたとのこと、80歳を過ぎてもキャンピングカーを転がし、登山ができるんだなと感心する。

 温泉で暖まったあとは、夕食を取り、道の駅に戻ってラジオをつけ、スマホで明日どこに登ろうか検索しながら9時ごろ寝てしまった。
 
 で、次の日はこうなったのである。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-488283.html
(個人的には修行の山  至仏山  眺望と花で極楽浄土へ)

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日光白根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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