道の駅女川に車をデポして出発!
ツ「出発!」
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道の駅女川に車をデポして出発!
ツ「出発!」
まず女川の町の裏手にある黒森山を目指す。高台には新しい住宅や団地が立ち並んでいた。
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まず女川の町の裏手にある黒森山を目指す。高台には新しい住宅や団地が立ち並んでいた。
住宅街を抜けると公園に出た。斜面を利用した遊具が設置されていてなんだか楽しそうだ。
ツ「下山時なら遊んで帰るよね」
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住宅街を抜けると公園に出た。斜面を利用した遊具が設置されていてなんだか楽しそうだ。
ツ「下山時なら遊んで帰るよね」
黒森山へ誘う道標が現れる。ただ手持ちの地図と方向が違うようだ。ここは別の道だろうと判断して舗装路を進んだのだが、結局そっちが間違いだった。
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黒森山へ誘う道標が現れる。ただ手持ちの地図と方向が違うようだ。ここは別の道だろうと判断して舗装路を進んだのだが、結局そっちが間違いだった。
少し遠回りしたが無事に予定ルートに復帰。
茶「地図が間違っていたんだ!…と信じたい」
ツ「最近、確認忘れとか見間違いとか多いッペ…」
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少し遠回りしたが無事に予定ルートに復帰。
茶「地図が間違っていたんだ!…と信じたい」
ツ「最近、確認忘れとか見間違いとか多いッペ…」
尾根伝いに登っていく。途中、何ヶ所か樹木が切り払われ展望地になっている場所がある。
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尾根伝いに登っていく。途中、何ヶ所か樹木が切り払われ展望地になっている場所がある。
女川の町が一望できる。どの建物も新しい。津波で洗いざらい持っていかれたので、ほとんど一から再建した街なのだ。
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女川の町が一望できる。どの建物も新しい。津波で洗いざらい持っていかれたので、ほとんど一から再建した街なのだ。
落ち葉を踏みしめ、紅葉を愛でながら進む。歩きやすいし良い道だなと思っていたのだが…。
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落ち葉を踏みしめ、紅葉を愛でながら進む。歩きやすいし良い道だなと思っていたのだが…。
道は唐突に深い谷によってぶった切られていた。
ツ「え、これどうするっぺ?」
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道は唐突に深い谷によってぶった切られていた。
ツ「え、これどうするっぺ?」
幸い、取り付き道路があったので事なきを得た。新しくできた道に尾根がバッサリ切り取られたらしい。
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幸い、取り付き道路があったので事なきを得た。新しくできた道に尾根がバッサリ切り取られたらしい。
再び平穏な林間の小道。山頂に向けて徐々に斜度がきつくなってくるが総じて歩きやすい道だった。
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再び平穏な林間の小道。山頂に向けて徐々に斜度がきつくなってくるが総じて歩きやすい道だった。
要所要所に道標も整備されていて道迷いの不安も少ない。周辺の木々の背が低くなってきた。山頂が近そうだ。
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要所要所に道標も整備されていて道迷いの不安も少ない。周辺の木々の背が低くなってきた。山頂が近そうだ。
不意に空が広がった。どうやら山頂に着いたらしい。
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不意に空が広がった。どうやら山頂に着いたらしい。
足元には女川の町と女川湾が広がる。奥の島のように見えるのは牡鹿半島の一部。あの裏に女川原子力発電所があるはずだ。
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足元には女川の町と女川湾が広がる。奥の島のように見えるのは牡鹿半島の一部。あの裏に女川原子力発電所があるはずだ。
西方向に目を転じると石巻方面が見える。日本製紙の石巻工場から立ち上る白煙も視認できた。
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西方向に目を転じると石巻方面が見える。日本製紙の石巻工場から立ち上る白煙も視認できた。
記念写真☆
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記念写真☆
黒森山からは尾根伝いに北方向へ進む。
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黒森山からは尾根伝いに北方向へ進む。
しばらく行くと車止めがあった。こんな奥まで車が入ってくるのか?
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しばらく行くと車止めがあった。こんな奥まで車が入ってくるのか?
林道にしては幅の広い道だ。たぶん防火帯なのだろう。とてもなだらかなので車両の侵入も可能だ。実際轍が残っていた。
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林道にしては幅の広い道だ。たぶん防火帯なのだろう。とてもなだらかなので車両の侵入も可能だ。実際轍が残っていた。
防火帯は林道にぶつかって終わる。防火帯入り口にはバリゲードが設置されていたので、車両で侵入してほしくはないようだ。
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防火帯は林道にぶつかって終わる。防火帯入り口にはバリゲードが設置されていたので、車両で侵入してほしくはないようだ。
林道からはあちこちで道が分岐している。地図にあるもの無いもの様々だ。
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林道からはあちこちで道が分岐している。地図にあるもの無いもの様々だ。
このあたりは登山者の存在をあまり意識していないらしく目印に乏しい。
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このあたりは登山者の存在をあまり意識していないらしく目印に乏しい。
目印が有っても手作り感満載の目立たないものだったりする。よく地図を確認しよう。
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目印が有っても手作り感満載の目立たないものだったりする。よく地図を確認しよう。
ここなんかも普通に考えれば左側の道に行きたくなるところだが、小さな道標が示しているのは右側の作業道?だ。倒木がゴロゴロしているな…。
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ここなんかも普通に考えれば左側の道に行きたくなるところだが、小さな道標が示しているのは右側の作業道?だ。倒木がゴロゴロしているな…。
倒木がひどいのは入り口だけだった。植林地を抜けると再び明るい林間の道になる。
ツ「アスレチックは勘弁だっぺ」
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倒木がひどいのは入り口だけだった。植林地を抜けると再び明るい林間の道になる。
ツ「アスレチックは勘弁だっぺ」
しばらく続いた尾根道は車道に行き当たって終りを迎えた。一瞬県道に出たのかと思ったが並行している林道だった。このあたりは道が錯綜していて紛らわしい。
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しばらく続いた尾根道は車道に行き当たって終りを迎えた。一瞬県道に出たのかと思ったが並行している林道だった。このあたりは道が錯綜していて紛らわしい。
この車道からはすぐに離脱する。左側の作業道…に行くと見せかけて、我々が進むのは真ん中の尾根。
ツ「どこに道があるん???」
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この車道からはすぐに離脱する。左側の作業道…に行くと見せかけて、我々が進むのは真ん中の尾根。
ツ「どこに道があるん???」
落ち葉で見えない踏み跡をたどっていくと見たことのある景色に出た。昨日、硯上山から赤線を繋げに来た雄勝峠だ。
ツ「トレイル本線復帰だっぺ」
茶「やっとだねぇ」
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落ち葉で見えない踏み跡をたどっていくと見たことのある景色に出た。昨日、硯上山から赤線を繋げに来た雄勝峠だ。
ツ「トレイル本線復帰だっぺ」
茶「やっとだねぇ」
どこが…道なんだ?
一面落ち葉に埋もれて踏み跡すら見えない。
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どこが…道なんだ?
一面落ち葉に埋もれて踏み跡すら見えない。
ううむ…。時々現れる潮風トレイルのテープだけが頼りだ。ガスったりしたら厄介だろうな。
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ううむ…。時々現れる潮風トレイルのテープだけが頼りだ。ガスったりしたら厄介だろうな。
なだらかだった地形も少しずつ山頂に向かって収れんしていく。
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なだらかだった地形も少しずつ山頂に向かって収れんしていく。
いくつかの小ピークを越えて進むと前方が明るくなってきた。
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いくつかの小ピークを越えて進むと前方が明るくなってきた。
どうやら石投山山頂に着いたようだ。
ツ「長かったっぺ」
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どうやら石投山山頂に着いたようだ。
ツ「長かったっぺ」
山頂一帯は樹木が伐採され広場になっていた。東方向の眺望も素晴らしい。見えている海は御前湾、沖に浮かぶ島は出島…だと思う。
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山頂一帯は樹木が伐採され広場になっていた。東方向の眺望も素晴らしい。見えている海は御前湾、沖に浮かぶ島は出島…だと思う。
茶「そーれ、石投山!」
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茶「そーれ、石投山!」
ツ「ほい! 石受山!」
茶「…なに、それ?」
ツ「投げられた石をキャッチしてみたっぺよ」
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ツ「ほい! 石受山!」
茶「…なに、それ?」
ツ「投げられた石をキャッチしてみたっぺよ」
三角点タッチ!
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三角点タッチ!
石投山山頂の潮風トレイル道標にはカバーが被せられている。例の県道の工事のせいで本線がいつまでも開通しないため迂回路を示しているのだ。
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石投山山頂の潮風トレイル道標にはカバーが被せられている。例の県道の工事のせいで本線がいつまでも開通しないため迂回路を示しているのだ。
山頂でたっぷりと休憩を取り下山にかかる。石投山から女川方面に向かう道はものすごい急勾配。落ち葉と浮石で足元が不安定だ。
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山頂でたっぷりと休憩を取り下山にかかる。石投山から女川方面に向かう道はものすごい急勾配。落ち葉と浮石で足元が不安定だ。
足がプルプルし始めた頃、なんとか沢沿いの平坦区間まで降りてくることができた。
茶「いやぁ、なかなか大変な道だね」
ツ「普通に登山だったっぺ」
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足がプルプルし始めた頃、なんとか沢沿いの平坦区間まで降りてくることができた。
茶「いやぁ、なかなか大変な道だね」
ツ「普通に登山だったっぺ」
登山道は最後に川を渡って終了となる。
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登山道は最後に川を渡って終了となる。
あとは林道を女川に向けて歩くだけだ。
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あとは林道を女川に向けて歩くだけだ。
樹林帯を抜けると畑でも住宅地でもない広大な空き地が目の前に広がった。
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樹林帯を抜けると畑でも住宅地でもない広大な空き地が目の前に広がった。
このあたりは川を遡ってきた津波に根こそぎやられたのだという。居合わせた古老がそう教えてくれた。さらに川沿いを下っていくと女川駅に到着となる。
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このあたりは川を遡ってきた津波に根こそぎやられたのだという。居合わせた古老がそう教えてくれた。さらに川沿いを下っていくと女川駅に到着となる。
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