行者ケ岳・新大日 〜札掛から行者ケ岳東尾根、長尾尾根と周回〜


- GPS
- 06:41
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,105m
- 下り
- 1,105m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:37
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道70号はもみじ狩りの車が結構いたので、車の運転には注意しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者ケ岳東尾根(注:登山詳細図に記載なし。)の取りつきの登りは、結構骨が折れた。落ち葉が多かったが、尾根を忠実に登ればよく、尾根上部に崩壊地もあるが、山慣れしていれば登りには使えそうです。 |
写真
感想
最終盤の紅葉を愛でに、ヤビツ峠を越えて札掛にやつてきた。前から「札掛」という地名が気にかかっていたのだ。
江戸時代、この一帯の山々は幕府の御林として、樅(もみ)、栂(つが)、欅(けやき)、榧(かや)、栗、杉の六木を留木として伐採を禁じられていた。その時代、村の見回りが見回ってきてケヤキの洞に見回りの番札を掛けたことに、地名の由来があるという。
御林は、その後明治時代に皇室の御料林となり、昭和6年に県に下賜されたという。それでこの辺りは、今日でも県有林として営林事業が営まれているのだ。今日もその一端を垣間見ることができた。県営の札掛森の家があるのも、その延長線だろう。
今回巡った尾根は、行者が岳東尾根、表尾根、新大日長尾尾根である。
行者が岳東尾根は、登山詳細図にないが何度かヤマレコの山行記録で見ていたので、チャンスがあれば登ってみようと思っていた。一方、長尾尾根はゆったりとした長大な尾根で、尾根筋にはブナの木が多い。
紅葉はすでに700mから850mぐらいまで降りてきており、多くは落ち葉が厚く散り敷いた落葉の尾根であった。しかし、それが幸いして丹沢の主稜線や表尾根の山々の連なりを眺めながら歩くことができた。
表尾根のにぎやかにくらべ、両尾根とも誰にも会わない、静かな尾根歩きを楽しめた。
(参考)
丹沢御林と札掛の地名由来に興味がわいたので、以下参考資料として掲載。
「表丹沢:「丹沢山迷記(3)」」
http://orimasa2009.blog22.fc2.com/blog-entry-17.html
「丹沢・夏至の頃 訪ねた営林集落跡 神奈川県清川村札掛,山北町地蔵平」
http://heyaneko.web.fc2.com/gh19.html
「札掛森の家」
http://fudakake-morinoie.jp/
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