記録ID: 4924496
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ハイキング
奥多摩・高尾
高尾山 〜介護登山、車椅子で登頂〜
2022年11月17日(木) [日帰り]
くましかてん
その他1人
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 02:45
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 220m
- 下り
- 215m
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| 天候 | くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
※障害者手帳提示で3時間無料。清算は出庫時に精算機のインターホンで入車時刻を告げる。決して駐車券を機械に通してはいけません。 ※毎度の事ながら、満車だからと云って係員の解かりづらい説明と誘導に従って傍の有料駐車場に押し込まれないようにしました(笑) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
車椅子山行はとにかく石に前輪を取られないようにする事だと判明。 介護者の体力としては “駅の階段で息切れする” 人は止めといた方が無難です。 |
| その他周辺情報 | トイレ：いたる所にある山。 |
写真
ケーブルカー清滝駅の切符売り場で身体障害者手帳を見せて、割引で購入。乗車の列に並びます。（往復券：本人+介護者1名￥940）
2
11/17 13:19
ケーブルカー清滝駅の切符売り場で身体障害者手帳を見せて、割引で購入。乗車の列に並びます。
（往復券：本人+介護者1名￥940）
（往復券：本人+介護者1名￥940）
ケーブルカー車中で程よい紅葉を見てる父ですが、10月末から奥秩父の凄い紅葉を3回見てるから、それなりの表情(笑)
タコ杉。
私が樹齢450年だとか説明してるが、ココもそこそこの感動。ただ、「デカいなぁ」だってよ。
私が樹齢450年だとか説明してるが、ココもそこそこの感動。ただ、「デカいなぁ」だってよ。
さて、男坂（左）と女坂（右）の分岐です。男坂は階段で進行不可なので女坂へ。
男坂・女坂合流点で例によってゴマ団子屋。「食べたいか？」と訊くと「要らん」(笑)「お前が喰え」と返してきたから、「俺は何度も喰ってる」と返答。父・息子の典型的な会話。
3
11/17 14:00
男坂・女坂合流点で例によってゴマ団子屋。「食べたいか？」と訊くと「要らん」(笑)「お前が喰え」と返してきたから、「俺は何度も喰ってる」と返答。父・息子の典型的な会話。
薬王院に到着。
若い頃から歴史・寺社仏閣に何の興味もない生物畑の父。とりあえず、「撮影するぞ」と息子の言いなりに。
若い頃から歴史・寺社仏閣に何の興味もない生物畑の父。とりあえず、「撮影するぞ」と息子の言いなりに。
この辺の紅葉が綺麗だったかな。父は人の多さに「平日の昼間に年寄りはともかく、若い人も沢山いる。どういうこっちゃ」という感じ(笑)。父は高度経済成長の最中、企業の競争に巻き込まれた世代。“しんどいなぁ”と思いつつ、他人より働かないと生き残れない働き方をしたから少々納得が行ってないようだ。
7
11/17 14:08
この辺の紅葉が綺麗だったかな。父は人の多さに「平日の昼間に年寄りはともかく、若い人も沢山いる。どういうこっちゃ」という感じ(笑)。
父は高度経済成長の最中、企業の競争に巻き込まれた世代。“しんどいなぁ”と思いつつ、他人より働かないと生き残れない働き方をしたから少々納得が行ってないようだ。
父は高度経済成長の最中、企業の競争に巻き込まれた世代。“しんどいなぁ”と思いつつ、他人より働かないと生き残れない働き方をしたから少々納得が行ってないようだ。
皆さんは右の階段を上って、薬王院を楽しみますが、スロープがないので階段脇、左の巻道（東側）を進みます。
すぐに狭い巻道になります。車椅子に対してヒト一人ギリギリすれ違うことができる。
ここから、本格的登山道。舗装は山頂近くまで行かないとありません。
石に前輪を取られないようにしながら、何カ所か段差を越えます。
3号路との分岐点。一休み。やっぱり、車椅子を押しての高尾山はそれなりの体力が要るなぁ。
6号路との分岐点。一休み。ここで6号路と合流して写真・背後の路を主稜線の1号路に向かいます。
1号路に合流。背後の山頂までの数十mが最も勾配がキツい最後の試練です。
主稜線の合流点は大きなトイレです。何度も来た場所で、いつも何気なく通り過ぎてますが、車椅子を押しての山行なので違うスポーツのようだ。
3
11/17 14:48
主稜線の合流点は大きなトイレです。何度も来た場所で、いつも何気なく通り過ぎてますが、車椅子を押しての山行なので違うスポーツのようだ。
高尾山登頂。
真っ赤なイロハカエデだったかな。オオモミジかもしれません。
真っ赤なイロハカエデだったかな。オオモミジかもしれません。
さすがに土日のあの喧騒はありませんが、父にとっては登頂より人の多さが気になるらしい(笑)
見晴らし台へ、この石畳スロープを下りなければなりません。登り返しは石の隙間に前輪がハマり難儀し、思わず親切人に助けられてしまいました。日本の市民は優しい人が沢山います。
2
11/17 14:56
見晴らし台へ、この石畳スロープを下りなければなりません。登り返しは石の隙間に前輪がハマり難儀し、思わず親切人に助けられてしまいました。日本の市民は優しい人が沢山います。
見晴らし台でまた撮影。
「富士山は見えんやろ〜」と、タカをくくってましたが…。。。
「富士山は見えんやろ〜」と、タカをくくってましたが…。。。
見えたのです、富士山。こんなに曇ってるのに、もう冬型の気圧配置なんですね。
「寒いな〜」と驚いてましたが、眺望を楽しむ父。富士山は嬉しかったようです。
コレコレ。普段から希少植物を踏査してる息子に「読め」と促され、真面目に読む父。父は環境アセスメント業に長年、就いていたので、「盗掘とは、けしからんな〜」と云いつつ、馬鹿がいるもんだと、ニヤニヤしてました。
2
11/17 15:29
コレコレ。
普段から希少植物を踏査してる息子に「読め」と促され、真面目に読む父。父は環境アセスメント業に長年、就いていたので、「盗掘とは、けしからんな〜」と云いつつ、馬鹿がいるもんだと、ニヤニヤしてました。
普段から希少植物を踏査してる息子に「読め」と促され、真面目に読む父。父は環境アセスメント業に長年、就いていたので、「盗掘とは、けしからんな〜」と云いつつ、馬鹿がいるもんだと、ニヤニヤしてました。
ようやく、人の多さに慣れた父。帰路の方が紅葉を楽しんでいるようだ。
高尾山駅に帰ってきました。ホームに降りるためにはエレベーターを使わなければなりませんが、一言、駅員に告げなければなりません。エレベーターのボタンは許可なく作動しません。（エレベーターに勝手に乗れると無賃乗車する輩がいるらしい）
2
11/17 16:16
高尾山駅に帰ってきました。ホームに降りるためにはエレベーターを使わなければなりませんが、一言、駅員に告げなければなりません。エレベーターのボタンは許可なく作動しません。（エレベーターに勝手に乗れると無賃乗車する輩がいるらしい）
撮影機器：
感想
父（身体障害者）
身体障害者等級：総合1級
介護保険：要介護3
息子（介護者）
登山ガイド��
障害者登山のガイドが初めてという訳ではありませんが、自ら車椅子を押して高尾山を登頂するという程の山行は初めてだったので、どんなもんかとネットで調べ、「登頂できます」という掲載を見て、やってみようと。
果たして、車椅子を押しての山行は、体力的に中学校の時のバスケ部（そこそこ真面目な部活）でのウォーミングアップくらいの疲労度でした。長袖アンダーウェアにTシャツで少し汗をかきました。
日本アルプスを縦走したり、雪山で腰ラッセルを経験してる人であれば、朝飯前の仕事量です。
当人は冬山装備の厚手フリースをインナーにインシュレーションのアウターとステテコにフリース裏地のパンツを着用。しかし、高齢者なので一度下がった体温がなかなか戻らなかった。ホッカイロをうなじと腰に付けとけば良かったかな。とにかく、自宅で寝たきりでいるより、外に出て気分を晴らしたい父。「車椅子で山に登れるなんて」と充実した1日になったようです。
山頂の見晴らし台への石畳のスロープが最も困難な注意箇所でしたが、迷うことなく助けに来てくれたカップルさんが凄い速さで車椅子を両側から抱え、持ち上げてくれた時には “なんて素敵な国、日本” と思ってしまった。
改めてこの文面にて “感謝多謝” と記すのです。
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