里山巡り

2022年11月20日(日) [日帰り]

• GPS: 03:51
• 距離: 12.1km
• 登り: 531m
• 下り: 515m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:16
• 休憩: 0:30
• 合計: 3:46

8:44 スタート地点
9:20 9:24 長坂金比羅神社
9:34 9:34 日野峠
10:24 10:50 鵜戸越遊園親鸞聖人像
10:50 10:50 鵜戸越展望台
12:30 ゴール地点

市内3番目の山「弓張岳」へ登るコースですが、散策道ですので一般登山道ではありません。常緑樹林内を穏やかな山道が続きます。
地域一帯の地層「相浦層群（砂岩・泥岩互層）」を観察するのに適したコースです。

天候

晴れ

アクセス

自宅より歩いて出発。来訪の場合は総合グラウンド駐車場が便利。

コース状況／危険箇所等

危険個所無し、道明瞭。

写真

11/20 8:57

久し振りに近郊を歩きます。
まずは近所の国津祖神社へ。
約3,000年前の砂岩・泥岩互層をくり抜いて階段が上がっています。
きょうは地層をじっくり見ていこうかな・・・。

11/20 8:57

くり抜いた地層から造られた踏み石なのか、砂岩特有の紋様が浮き出ています。

11/20 8:59

本殿も掘削した場所に造営されています。

11/20 9:01

上り口際の砂岩には波の浸食跡が。

11/20 9:29

次は二つ隣町の金刀比羅神社です。
ここも同時代の砂岩・泥岩地層です。
相浦（あいのうら）層群-鹿子前（かしまえ）層と呼ばれています。

11/20 9:29

階段の踏み石はやはり砂岩。

11/20 9:30

砂岩ブロックの上に鎮座。

11/20 9:30

階段の落葉は？

11/20 9:30

見上げた先にムクロジ、実は羽子板の羽根先に。

11/20 9:32

サカキ（榊）が沢山植えてあります。
鎌状に曲がる枝先が特徴。

11/20 9:52

佐世保の主峰「烏帽子岳」
この角度からが最も綺麗です。

11/20 9:58

少し黄色いけどハゼノキでした。

11/20 10:26

鵜戸越遊園親鸞聖人像。
小学校の遠足の定番地。
（今は来ないそうです・・）

11/20 10:27

台座を読むと、
太平洋戦争での金属供出に遭い12年後復活したとのこと。

11/20 10:30

公園の一角に波蝕洞、縄文海進の跡か？
標高200mではもっと昔の浸食跡か。

11/20 10:33

佐世保港が良く見えるコース。
戦時中は撮影が固く禁じられた軍港。

11/20 10:44

鵜戸越（うどごえ）展望台へ寄り道。
九十九島（くじゅうくしま）の展望良し。

11/20 10:54

実をくわえたヤマガラゲット。

11/20 10:57

砂岩・泥岩互層の相浦（あいのうら）層は標高300mまで続きます。
その上には北松浦玄武岩層がまるで帽子のようにかぶさっています。

11/20 11:02

今はサザンカ野生種の花時。

11/20 11:04

イスノキの虫こぶあり。ちょっとしたオカリナ代わり。

11/20 11:06

陽を浴びたムラサキシジミ。
シイ、カシが幼虫の食草とか。

11/20 11:11

この落葉は？

11/20 11:11

見上げた先に野生のキウイ「シマサルナシ」
今年は実がたわわ。

11/20 11:30

くっきり縞模様の砂岩地層。

11/20 11:31

一回のイベントで堆積した砂岩層がかなり厚い地層。

11/20 11:32

すぐ隣には厚い泥岩層。

11/20 11:35

秋咲きのノジスミレ。

11/20 11:48

春先に山を切り開いて開通したばかりの新道へ。

11/20 12:00

見かけないキクの花だが・・・

11/20 12:09

新道の際にはタラノキが目立ちます。

11/20 12:29

最後に家近くの地層でおわり。
ここまでお付き合いありがとうございました。

撮影機器：

LUMIX DC-TX2 パナソニック

感想

MISB

あわただしく過ぎ行く毎日と紅葉前線の追っかけが終わる頃、無性に里山歩きがしたくなります。探せば里山にも紅葉は有ります。

先週、兄弟の住む和歌山を訪れ、南紀白浜ジオパーク（本当は南紀熊野ジオパーク）を回ってきました。本土最南端の海岸線に広がる岩と海の風景は感動モノでした。白浜の千畳敷、古座川の一枚岩、串本の橋杭岩など次々と目の前に現れる大地の絶景に魅せられました。

そんなつながりで、きょうは自宅から出発できる里山歩きで地元（地質）再発見です。