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Yamareco

記録ID: 4944596
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
増毛・樺戸

待根山〜隈根尻山(一番川コース)

2022年11月23日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
27.9km
登り
1,266m
下り
1,275m

コースタイム

日帰り
山行
9:13
休憩
0:29
合計
9:42
6:20
46
スタート地点
7:06
0:00
105
8:51
9:04
236
待根山
13:36
13:52
33
15:35
0:00
27
一番川地区登山口
16:02
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
道民の森一番川地区キャンプ場の3km手前で冬季通行止め
通行止め地点〜キャンプ場:舗装路3km
キャンプ場〜登山口:ダート4km(崩落多め)

※登山口まで自転車使用
コース状況/
危険箇所等
一番川〜隈根尻山、待根山〜隈根尻山の登山道は公式には「廃道」の扱いになっている

一番川地区登山道等の一部通行止め(石狩振興局の情報)
https://www.ishikari.pref.hokkaido.lg.jp/sr/srs/tozandoutuukoudome.html
道民の森一番川地区への道は冬季閉鎖中。
ロープは容易に開けられるが、一応ここから自転車で出発。
道民の森一番川地区への道は冬季閉鎖中。
ロープは容易に開けられるが、一応ここから自転車で出発。
舗装路を3km走ってキャンプ場の先にチェーンが張られたゲートがある。この先からダートになった。
舗装路を3km走ってキャンプ場の先にチェーンが張られたゲートがある。この先からダートになった。
林道を横切るように沢が流れていて、車高の低い車はこの辺でアウトと思われる。
林道を横切るように沢が流れていて、車高の低い車はこの辺でアウトと思われる。
さらに路面が完全に流されている所が2か所ほどあり、四輪の通行は不可能。復旧の予定も無いらしい。
さらに路面が完全に流されている所が2か所ほどあり、四輪の通行は不可能。復旧の予定も無いらしい。
スタート地点から7kmで登山口に到着。ここで自転車はデポ。
スタート地点から7kmで登山口に到着。ここで自転車はデポ。
1回目の渡渉。良い飛び石が無く、初っ端から片足を濡らしてしまう。
1回目の渡渉。良い飛び石が無く、初っ端から片足を濡らしてしまう。
ピンネシリ(左)と隈根尻山(右)への分岐。
隈根尻山方向へはロープが張ってある。
ピンネシリ(左)と隈根尻山(右)への分岐。
隈根尻山方向へはロープが張ってある。
ピンネシリ方向に進み、2回目の渡渉。
ここは飛び石でOK。
ピンネシリ方向に進み、2回目の渡渉。
ここは飛び石でOK。
3回目の渡渉。ここも飛び石OK。
3回目の渡渉。ここも飛び石OK。
倒木を避けるためか?左に新しいルートが開削されていた。
倒木を避けるためか?左に新しいルートが開削されていた。
雪の重みで笹が下がってきているものの、登山道は整備も入っていて歩きやすい状態だった。
雪の重みで笹が下がってきているものの、登山道は整備も入っていて歩きやすい状態だった。
稜線直下まで来ると後方の視界が開けてきた。
稜線直下まで来ると後方の視界が開けてきた。
稜線に上がり、まずは待根山へ。積雪は5cm程度。
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稜線に上がり、まずは待根山へ。積雪は5cm程度。
振り返ってピンネシリ。
ピンネシリは3年前に砂金沢コースから登っているので今回はパスした。
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振り返ってピンネシリ。
ピンネシリは3年前に砂金沢コースから登っているので今回はパスした。
平坦な稜線を進み、待根山(1002m)到着。
隈根尻山に続く稜線の全貌が見えてきた。
平坦な稜線を進み、待根山(1002m)到着。
隈根尻山に続く稜線の全貌が見えてきた。
ピンネシリ方向。
2
ピンネシリ方向。
本当に行くことができないのか試してみよう。
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本当に行くことができないのか試してみよう。
まずは階段下りから。
稜線に刈分けがしっかり残っているのが見えて、直感で「これは行ける!」と思った。
4
まずは階段下りから。
稜線に刈分けがしっかり残っているのが見えて、直感で「これは行ける!」と思った。
階段が終わると藪の薄い崩壊地?を経て830mコルに下る。
笹の丈は腰上〜2m以上まで様々。
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階段が終わると藪の薄い崩壊地?を経て830mコルに下る。
笹の丈は腰上〜2m以上まで様々。
中途半端な雪と藪、こんな時に本領を発揮するのがテムレス。
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中途半端な雪と藪、こんな時に本領を発揮するのがテムレス。
足元には明瞭な道があるんだけど・・・
匍匐前進するか、頭から雪を被るか?
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足元には明瞭な道があるんだけど・・・
匍匐前進するか、頭から雪を被るか?
・878を越えて最低コルに下る。
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・878を越えて最低コルに下る。
藪の薄い崩壊地が現れるが、どこでも歩ける故にルートを外しやすい。
ルートを外すと強烈な根曲がりで前に進めなくなってしまう。
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藪の薄い崩壊地が現れるが、どこでも歩ける故にルートを外しやすい。
ルートを外すと強烈な根曲がりで前に進めなくなってしまう。
680mの最低コル付近は少しだけ歩きやすい道が続いた。
1
680mの最低コル付近は少しだけ歩きやすい道が続いた。
樺戸名物の歩幅が合わなくてウザい階段。
しかし、藪の中で人工物を見つけるとなぜか心強かった。
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樺戸名物の歩幅が合わなくてウザい階段。
しかし、藪の中で人工物を見つけるとなぜか心強かった。
雪の重みで倒れた笹が固まって壁のようになっている。
そこを押し倒し、泳ぐように越えて行く。
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雪の重みで倒れた笹が固まって壁のようになっている。
そこを押し倒し、泳ぐように越えて行く。
843mで隈根尻山の北尾根に乗るが、ここからが意外と長い。
1
843mで隈根尻山の北尾根に乗るが、ここからが意外と長い。
隈根尻山の直下まで笹が薄くなる所は無かった。
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隈根尻山の直下まで笹が薄くなる所は無かった。
一番川登山口の分岐を通過。
とりあえず下山ルートにたどり着けて一安心。
一番川登山口の分岐を通過。
とりあえず下山ルートにたどり着けて一安心。
隈根尻山(971m)到着。
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隈根尻山(971m)到着。
神居尻山〜ピンネシリ〜待根山。
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神居尻山〜ピンネシリ〜待根山。
樺戸山〜浦臼山の稜線。向こう側には綺麗な道が続いている。
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樺戸山〜浦臼山の稜線。向こう側には綺麗な道が続いている。
石狩平野の向こうに大雪の山並みが見えた。
石狩平野の向こうに大雪の山並みが見えた。
折り返して、分岐から一番川への(廃?)登山道を下る。
折り返して、分岐から一番川への(廃?)登山道を下る。
笹被りは酷いけど、足元の道はそこそこ分かりやすい。
縦走路に比べたら多少マシかな?という感じ。
笹被りは酷いけど、足元の道はそこそこ分かりやすい。
縦走路に比べたら多少マシかな?という感じ。
潰れた東屋を過ぎたあたりで笹被りの道は終わった。
2
潰れた東屋を過ぎたあたりで笹被りの道は終わった。
顔がちぎれて無様なタヌキたち。
顔がちぎれて無様なタヌキたち。
登山道から広い林道跡に出た。
登山道から広い林道跡に出た。
ピンネシリ方面への分岐までの間に渡渉は5か所あった。
いずれも良い飛び石は無く、靴を濡らさず渡るのは不可能。
ピンネシリ方面への分岐までの間に渡渉は5か所あった。
いずれも良い飛び石は無く、靴を濡らさず渡るのは不可能。
登山口に戻ってきた。日没と同時に帰還。
登山口に戻ってきた。日没と同時に帰還。

感想

樺戸山地のメジャーな山の中で、まだ登っていなかった待根山と隈根尻山。この2座を記録の少ない一番川コースから縦走してみた。

2016年版の夏山ガイドでは一番川コースと待根山〜隈根尻山の縦走路はまだ健在だった一方で、樺戸山〜隈根尻山の縦走路が廃道として扱われている。その後、2017年の大雨で一番川コースへの林道が不通になり、2018年度から一番川〜隈根尻山と待根山〜隈根尻山が廃道として扱われるようになった。
最近になって浦臼山〜樺戸山〜隈根尻山の整備が入り、隈根尻山へのアプローチは浦臼山からがメインになっているらしい。


待根山〜隈根尻山の稜線は廃道化して日が浅いせいか、まだ道は薄っすらと残っていて何とか歩ける状態だった。笹藪よりも中途半端な雪が厄介で、重みで倒れた笹が道を覆い隠してしまうし、歩けば頭から大量の雪が降ってくる。上下カッパ+テムレス+チェンスパで武装し、全身雪まみれになりながら4時間以上笹を漕ぎ続けた。
さすがにしんどかったけど、夏山とも冬山とも言えない微妙な時期に、未踏の2座を縦走で繋げた達成感は大きかった。

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