上北 野辺地・烏帽子岳
- GPS
- 28:00
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 815m
- 下り
- 823m
コースタイム
2/9 烏帽子岳山頂休憩所8.25―P636m 8.45―P590m 9.25―400m尾根9.52―P368m 10.15―第二リフト終点10.35―馬門スキー場○P10.50
過去天気図(気象庁) | 2003年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2/8 朝から素晴らしい天気。しかも気温も上がるとのこと。この分では日帰り山行になってしまうのではと内心思ってしまう。久しぶり(20年)の馬門スキー場は活気があって駐車場の整理員も多い。駐車場が広いのに待ち合わせ場所をはっきり聞いておかなかったため少しまごついてしまった。類さんを入れ4人となる。職員用の駐車場に入れてもらって鍵を預ける。リフト券は二本分で500円。高さんが買っておいてくれる。
ザックを背負ってリフトに乗るのはザックが邪魔で難儀だ。どうにか乗れたが、乗るときにリフトの座席のパイプがふくらはぎに当たってイタイイタイ。二本目でも同じところをぶつける。何でこうなるの。腰を下ろすとき止まってくれてもいいのでは。ザックを背負ってのリフトは恐怖だ。
リフト終点(ここは、東北自然遊歩道)から一登りして368メートルピークへ。あとは尾根伝いに高度を稼げばいいのだ。鞍部へ下がると、東北自然遊歩道の標柱があり、さらに案内板も立っている。400メートル尾根への登りは急で、歩道も東尾根にトラバースしている。高さんがそれを教えてくれる。雪崩れてもおかしくないような急斜面である。崩れた雪が、「ロールケーキ」のように丸まって転がってゆく。類さんが軽妙に表現して頭脳の若さを遺憾なく発揮している。ここからはずうっと登りで無線中継の塔の立っている590メートルのピークに到着。ここは地元の人は「小烏帽子岳」と呼んでいると高さんが教えてくれる。山また山を展望しながら昼食を採る。ブナ、ヒバの山で、なんとなく津軽半島の山に似ている。八甲田方面はガスの中だが八幡岳、折紙山、大毛無岳、三角岳、東岳、津軽槍ヶ岳の松倉山、遠く霞んで吹越烏帽子岳、小川原湖とまずまずの展望に満足。絵描きぶってスケッチする。
北西風の風が強いのだろう尾根の雪庇の発達はすごい。3〜4メートルもある。雪の多い年はもっとすごいだろう。636メートルピークの登りは急斜面であるが歩道はここを通っている。野辺地営林署でつけた遊歩道の指導標がブナの樹に付けられている。幹に食い込んでいるのを見ると30年以上は経っているだろう。
山頂にはテレビのアンテナが四塔と、防災無線塔が一塔建っている。まるでアニメ映画の要塞のようだ。休憩所にザックを下ろして山頂へ。719メートルながら展望のよさは格別である。休憩所とトイレがあり休憩所には高さんがストーブを上げてくれているので暖かくして過せる。掃除もしてくれているのできれいだ。高さんは「烏帽子岳の村さんだな」とは阿さん弁。ストーブはどうも煤が出るようで鼻の中が真っ黒になるとのこと。(一晩過したがそのとおりであった。)早々に宴会となり22時就寝。
2/9 朝日は拝めなかったようだ。雲が多かったので山頂へ行く気も起こらなかったのだが。チャンスを逃していたかもしれない。ゆっくりと朝食を済ませて往路を下山する。暖気して雪は重い。ピークピークで休みをとりながら。590メートルピークからはブナの樹林を滑降する。368メートルまで雪質がよければシールを外しての長距離ツアーが出来そうだ。泊り装備のザックを背負っての下山が出来たことから推して、日帰りも出来そうである。スキー場は1.5キロメートルの大滑降が出来た。斜度が適当で初心者からベテランまで楽しめるコースだ。眼下に陸奥湾を見下ろしながらの滑降は最高だった。「高さんの地元の山をぜひ訪れなければ」と言った阿さんの気持ちが良くわかった。
早春と、紅葉の時期もいいのではないだろうか。今年は是非来てみようと思う。
提案された阿さん、案内の高さんありがとうございました。類さんもこれでまた新しい山を覚えたと喜んでいました。私も初めてのコースでした。まことに結構な山でした。感謝。
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