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Yamareco

記録ID: 4956279
全員に公開
雪山ハイキング
日光・那須・筑波

女峰山 遭難寸前のノートレース雪山ハイク

2022年11月26日(土) 〜 2022年11月27日(日)
 - 拍手
arentyou その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
27:24
距離
20.6km
登り
1,444m
下り
1,390m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:07
休憩
1:01
合計
11:08
9:47
9:48
24
10:12
10:14
4
10:18
10:19
76
11:35
12:10
63
13:12
13:18
78
14:37
14:48
293
19:40
19:46
58
2日目
山行
4:47
休憩
0:11
合計
4:58
20:44
12
8:11
8:17
59
9:16
9:21
11
9:33
9:33
93
11:06
11:06
40
11:46
11:47
34
12:45
12:46
14
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
女峰山山頂直下は腰ほどある雪。
霧降高原の天空回廊スタート。
2022年11月26日 09:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 9:33
霧降高原の天空回廊スタート。
天気は曇り。雨が少しこぼれたがすぐに上がった。
2022年11月26日 09:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 9:53
天気は曇り。雨が少しこぼれたがすぐに上がった。
ガスガスの小丸山。
2022年11月26日 10:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 10:10
ガスガスの小丸山。
2022年11月26日 10:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 10:16
2022年11月26日 10:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 10:59
雪が出てきた。
2022年11月26日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 11:12
雪が出てきた。
2022年11月26日 11:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 11:30
2022年11月26日 11:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 11:30
赤薙山到着。まだチェーンスパイクは不要。
2022年11月26日 11:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 11:33
赤薙山到着。まだチェーンスパイクは不要。
この辺ではチェーンスパイク装着してたと思う。
2022年11月26日 12:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 12:40
この辺ではチェーンスパイク装着してたと思う。
奥社跡到着。
2022年11月26日 13:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 13:10
奥社跡到着。
氷柱がそこかしこに。
2022年11月26日 13:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 13:33
氷柱がそこかしこに。
天気は回復傾向。この時点では気持ちよく歩いてた。
2022年11月26日 13:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 13:39
天気は回復傾向。この時点では気持ちよく歩いてた。
だんだんと雪が深くなってきた。
2022年11月26日 13:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 13:55
だんだんと雪が深くなってきた。
葉の上に雪がこんもり。
2022年11月26日 14:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 14:10
葉の上に雪がこんもり。
完全に雪山の景色。
2022年11月26日 14:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 14:37
完全に雪山の景色。
1日目に撮影した最後の写真。日が暮れはじめヤバくなってきた。山頂はまだまだ先。かといって撤退するには距離があり過ぎる。よって先に進むことに。本気(マジ)モードに入ったため写真を撮る余裕はなくなった。
2022年11月26日 15:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/26 15:48
1日目に撮影した最後の写真。日が暮れはじめヤバくなってきた。山頂はまだまだ先。かといって撤退するには距離があり過ぎる。よって先に進むことに。本気(マジ)モードに入ったため写真を撮る余裕はなくなった。
おはようございます。昨夜は21時近くにようやく避難小屋に到着。我々の貸切だった。小屋に入りすぐにお湯を沸かし温かい食事をとり反省会。寝たのは23時近く。今日は最短で下山することにしたためのんびりスタート。
2022年11月27日 07:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 7:54
おはようございます。昨夜は21時近くにようやく避難小屋に到着。我々の貸切だった。小屋に入りすぐにお湯を沸かし温かい食事をとり反省会。寝たのは23時近く。今日は最短で下山することにしたためのんびりスタート。
しばらくノートレースの登山道を往く。
2022年11月27日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 7:56
しばらくノートレースの登山道を往く。
なんて天気のいい日なんだ。予定どおり小真名子山、大真名子山へ行けてたらと思わなくもないが昨日の疲れもあるため下山が最善との判断。
2022年11月27日 07:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 7:59
なんて天気のいい日なんだ。予定どおり小真名子山、大真名子山へ行けてたらと思わなくもないが昨日の疲れもあるため下山が最善との判断。
道標がこんなに埋もれてる。
2022年11月27日 08:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 8:15
道標がこんなに埋もれてる。
2022年11月27日 08:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 8:28
ようやく雪がなくなったためチェーンスパイクを外す。
2022年11月27日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 8:59
ようやく雪がなくなったためチェーンスパイクを外す。
2022年11月27日 09:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 9:17
岩場を越える。
2022年11月27日 09:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 9:18
岩場を越える。
林道に出た。
2022年11月27日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 9:32
林道に出た。
歩きやすい。けど長い。
2022年11月27日 09:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 9:35
歩きやすい。けど長い。
この付近でお湯を沸かしてコーヒータイムにした。
2022年11月27日 10:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 10:46
この付近でお湯を沸かしてコーヒータイムにした。
2022年11月27日 10:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 10:47
車道に出た。アスファルト歩きにくい。
2022年11月27日 11:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 11:06
車道に出た。アスファルト歩きにくい。
三本松の名前が出てきた。
2022年11月27日 11:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 11:46
三本松の名前が出てきた。
ゴール!
2022年11月27日 13:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 13:00
ゴール!
バスで東武日光駅へ向かいます。バス停には定刻どおりバスがやって来たが、駅到着は1時間ほど遅れた。旅行支援の影響で華厳の滝から先が渋滞してた模様。おつかれさまでした。
2022年11月27日 13:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
11/27 13:07
バスで東武日光駅へ向かいます。バス停には定刻どおりバスがやって来たが、駅到着は1時間ほど遅れた。旅行支援の影響で華厳の滝から先が渋滞してた模様。おつかれさまでした。

感想

週末の土日は山友と日光の女峰山へ。

1日目は霧降高原の天空回廊スタートで女峰山を登り唐沢避難小屋で一泊、2日目は小真名子山、大真名子山を縦走する予定だったが・・。

女峰山へ至る途中の赤薙山あたりから徐々に雪が出てきたもののこれは想定内。山頂直下に雪があるためチェーンスパイクがあるとよいとの1週間ほど前の情報を入手していたため気にしていなかった。もちろんチェーンスパイクも持ってきていた。

状況が怪しくなってきたのは赤薙山から少し進んだところで下山してくるハイカーと情報交換をしてから。その方曰く、2250m地点まで行ったものの膝下まで雪があり、かつノートレースのためツボ足で頑張ったものの女峰山日帰りピストンは困難と判断し撤退してきたとのこと。女峰山の標高は2483m。つまり200m以上ノートレースの雪道が続くことを意味する。しかしその方に唐沢避難小屋で一泊することを伝えると「であれば余裕でしょ。GPSは持ってるんだよね」と言われ、また膝下くらいの雪道ならなんとかなるだろうと予定どおり進むことに決定。

はたして撤退された方が言うとおり2200mを越えたあたりからトレースがなくなった。ここから先は先人の跡のないなか歩くしかない。が、山頂に向かうまで次第に雪が深くなってくる。最大深度は腰上にもなっただろうか。かつパウダースノーのため雪の上に足を乗せても上に立てない。さらに急坂の場面では雪が崩れ容易に登ることができない。とにかくラッセルで道をつくり少しづつでも先に進むしかない。非常に体力を奪われる。

けっきょく女峰山山頂に立ったのは予定時刻より4時間以上遅い19:40。唐沢避難小屋は山頂から30分のところに建つが1時間ほどかかりようやくゴールしたのは20:44。CT6時間のコースに11時間以上を費やした。

17時には日が落ちたためヘッデンの光を頼りにノートレースの雪道を歩く。立ち止まると身体が冷えるため休憩はほとんど取らず動き続ける。体力がなくなったり、道迷いをしたり、谷に落ちたり、転倒により怪我をして行動不能になったり(ヒヤリとした場面があった)、心が折れて動けなくなったらレスキューを呼ばざるを得ない状況。もちろん呼んだとしても日が落ちてから駆けつけてくれるわけもなく雪山斜面でビバークする羽目になったかもしれず。結果的に避難小屋に辿り着けたからよいもののほぼ遭難状態だったといえる。

2日目は、予定どおり小真名子山方面へ向かうには女峰山を登り返さなければならず、昨日の状況からもそれは不可と判断しもっとも安全に下れるコースを選択し下山した。

無事に下山できたからよかったものの装備不備でのノートレース雪山ハイクは勘弁願いたい。そもそもそんなに積雪があるとは知らずに入山したのではあるが・・。撤退判断大事。反省点の多い、今年最大の困難な山行だった。

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コメント

こんにちは。
arentyouさんらが下山時にスライドした者です。レコを拝見すると、相当大変そうだったようですね。暗くなってだと特に怖そうです。

お聞きした情報通り、2000m以上は積雪があり、私は夏靴にチェンスパしか持参しなかったので、小屋で撤退としました。小屋が綺麗で快適すぎて30分以上昼寝してしまいました。

避難小屋周辺は踏み抜きが多く、トレースで助けられました。ありがとうございました。女峰山は雪の無い時期に再挑戦したいと思っています。小屋には泊まりたいです。
2022/12/1 2:13
k2sakaさん
こんにちは! 下山時にお会いした方ですね。

はい、あそこまで雪が深いのは予想外のうえ雪山装備もチェーンスパイクのみと装備が不十分だったため大変でした。ヘッデンの明かりが頼りの雪道も怖かったです。

その後は唐沢避難小屋で撤退されたんですね。山頂まではトレースがあるとはいえ急坂なためもし登っていたら大変だったかと思います。小屋泊は非常に快適でした。昼寝いいですね😊

私も雪のない日に再訪したいです。今度は明るいうちに下山したいと思います。
2022/12/1 7:03
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ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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