記録ID: 4970200
全員に公開
ハイキング
道東・知床
白湯山、雌阿寒岳
2022年12月03日(土) [日帰り]



体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 07:13
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 729m
- 下り
- 661m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:04
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 3:12
距離 5.2km
登り 339m
下り 363m
日帰り
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:56
距離 7.2km
登り 390m
下り 327m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雌阿寒岳:温泉コース登山口駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
初日 白湯山展望台までは遊歩道、ボッケ群散策まで木道が続く。 地球の胎動を感じられるボッケ群を散策し白湯山展望台から駐車場へ戻る途上より登山道が無い白湯山を登る記録があった。 適度な勾配はあるがジグを切るほどではなく、樹林帯に密集する低い笹藪を踏みつけ倒木を越えながら歩けるルートを探し山頂を目指し直心する。 山頂付近に近づくと勾配は緩くなりコンパスで目標を定め進むと樹林帯の合間から日の丸のようなものが見えた。目を疑ったが風になびく白地に赤い〇は間違いなく日章旗だ。周辺に不審者が幕営でもしているのではないかと疑ったがそこには山頂看板と共に日の丸が掲げられていた。 山頂に日の丸が掲げられていたのは初めて。 やはり日本人だ。期せずしてメンバー全員でバンザ〜イ‼️ 前日のサムライJapanの勝利も重なり日本国旗に感動した‼ 二日目 フレベツ林道にある登山口から初めて雌阿寒岳を目指した。 凍結した登山道が徐々に滑りはじめ二合目でチェーンアイゼンを装着。三合目からは尾根にとりつき勾配が上がる。それと同時に登山道に覆い被るハイ松は徐々にトンネル状となり上から掻き分けるには抵抗が強く、姿勢を低くして潜るように進む。登山道に張り出したハイ松の枝は2m程で直径10cm程の太い枝、登山道が長い間整備されていないことを疑がった。日高の1839峰もカウイエクウチカウシ山でもハイ松に苦しめられたがこのコースでは想定外。これほど枝が太く、左右から交差しハイ松の枝同士が絡み合う登山道は初めてだった。掻き分けが出来ないため立っては前進できず、姿勢を低くして潜るように前進していた先頭は時としてハイハイの様な姿勢で前進していたが、更に低く垂れさがった辺りでは”ほふく前進”で先導する。 これまでの山登りでは体験したことが無い状況であった。 その状態は五合目を過ぎても続き、何処までこの状態が続くのか遠望したが目視では切れ目を確認することは出来ない。地形図でも検討したが日没は15:50前後でありこの状態では山頂に到達しても帰路もこの状態を逆進することとなるため12時にて撤収を決断した。 翌日、阿寒湖畔エコミュージアムセンターで展示室の床材が航空写真であったため登山道を確認したが撮影当時の登山道は航空写真でも明確に確認出来た。 野中温泉コースとは違う景観を楽しみに初めて阿寒湖畔コースを選択したがハイマツに付着した朝露夜露が氷結した僅かづつの重みがハイマツを垂れ下げトンネル状となり前進を阻まれこの時期の阿寒湖温泉コースの厳しさを学習した山行となった。 リベンジは来春高山植物の開花時期と決断した。 また、苦しめられたハイマツに雪が被る白銀の時期にスノーシューで山頂を目指す計画もチャレンジしたい。 ピリカメノコの微笑みを期待した山行は厳寒の阿寒の自然に耐えてきたマチネシリの厳しさに脱帽の初級と云われる阿寒湖温泉コース敗退だった。 登山道整備を熱望したが来春の登山道を歩き確認してから改めて検討することとしたい。 |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:239人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
匍匐前進山行お疲れ様でした。
ちょうど、冬の阿寒湖畔ルートはどんな感じなんだろうと気になっていたところでした。
この夏2回阿寒湖畔ルートを登りましたが、その時とは比べ物にならないくらいハイマツが寝ているように見受けられます。察するに、2週間ほど前に積もった雪の重みで倒れ込み、そのまま固定されてしまったのではないでしょうか?
夏はトレランの人が走って通れるほど背の高いハイマツトンネルなんですけどね。
コメントありがとうございました。
私が行った12/4はハイマツ上に積雪は感じませんでしたが長く跳ねだしトンネル状になったハイマツの枝に朝露、夜露と地熱からの水蒸気が氷結し垂れ下がっていたのかもしれません。上から目線でハイマツを搔き分けようにも乗り越えようにも手ごわく、徐々に姿勢が低くなり、アヒル歩きから匍匐前進となり5合目を過ぎても続くハイマツ帯に1,100mでその先を展望し続くハイマツ帯に敗退を決断しました。
これまで何度も野中温泉コースから登り雌阿寒岳のピリカメノコの優しさを感じていましたが今回は正しく道東の厳しい自然に耐えるマチネシリに跳ね返されました。
YaKaさんのコメントを頂きリベンジの意欲が湧きました。
絶対に登りたいコースですので夏道でチャレンジし直します。
ところで、3月頃の積雪期にスノーシューでハイマツ上を歩くことは可能でしょうか。阿寒湖が凍結している時期に白銀の阿寒湖畔コースを歩いて見たく思います。
アドバイス宜しくお願いします。
積雪は11月24日にありましたが、その後溶けたのか風に飛ばされたのか、無くなってしまったようです。
私は冬季の阿寒湖畔ルートを登ったことはありませんので適切なお答えはできかねますが、野中温泉側から何度か登った時の感じでは、冬でもそんなに積雪量が多い山ではありませんのでハイマツの根元は空洞だらけです。極寒でよほど雪が固くしまっていればスノーシューでも快適にハイマツ帯を歩けますが、緩んでいれば数歩に一回はズボッと行きます。他人様が踏み固めてくれた踏み跡がなんとありがたいものかと涙したことがあります笑笑。
ありがとうございます!
冬の雌阿寒岳トレッキング楽しみになってきました。
2018年までは3月末か4月初旬に知床岳を登っていました。
その頃の海別岳と雌阿寒岳セットにして計画してみようと思います。
海別岳はスキーで、雌阿寒岳はカリカリだと思うのでスノーシューでしょうか…。
またまた、敗退かも知れませんが…。(笑)
来年は仏夫死も登ってみたいと思います。
匍匐前進のお蔭でコメントを頂き、大好きな道東に拡がりが出来そうです。
ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する