照手姫の水鏡、底沢峠（七ツ淵ルート↑）・堂所山・三本松山（528m点尾根↓）
東京都
神奈川県
OLTA
体力度について
- GPS
- 03:41
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 702m
- 下り
- 617m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 3:44
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り 関場バス停（ゴール）からJR高尾駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【危険箇所等】 1.七ツ淵 「まち夢工房」により、クサリなども設置されていますが、へつりの箇所はスリップに要注意が必要です。 2.三本松山528m点尾根 『バリエーションハイキング』(松浦隆康著)のP86〜P89を参考にしました。 降路に取りましたので、枝尾根が分岐する所は進路に要注意です。特に標高480m付近では、左前方(北西)ではなく、右前方(北東)に入ることです。 私は528m点尾根の末端までたどりましたが、支沢左岸沿いの山道(送電線巡視路)に出る直前は踏み跡が不明瞭になりました。松浦本では送電線巡視路をたどる2コースを紹介しています。ひとつは送電線巡視路で77号鉄塔に出るコース、もうひとつは76号鉄塔を経由して528m点尾根に出るコースです。 ※三本松山528m点尾根以外にも、北高尾山稜、奥高尾縦走路は、陣馬街道に向けて多くの支尾根を派生させています。それらをたどれば、小さなバリエーションを楽しむことができます。 |
写真
底沢バス停に降りますと、「照手姫（てるてひめ）ものがたり」の解説板、「照手姫の水鏡、七ツ淵まで1550m」の標識が設置されています。
1
陣馬山、明王峠への道を右に分け、その約200m先に照手姫が黒髪をすいている木像があります。なまめしくも、高い気品を感じました。
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感想
堂所山、景信山の西側に底沢川が流れています。底沢川の「谷」のようになった地区が相模湖町底沢です。また「谷」をそのまま使って、美女谷とも呼ばれています。「美女」という地名の由来となった美女とは、照手姫を指し、一代の名妓高尾太夫もこの谷が生誕地であったことから、俗に「底沢美人」という言葉もあったとされています。
『新バリエーションハイキング』(松浦隆康著)には〈桂林寺の半増坊〉、『バリエーションハイキング』(松浦隆康著)には〈照手姫の水鏡〉が紹介されており、いずれも底沢にまつわるものです。先週は〈桂林寺の半増坊〉を訪れましたので、今回は〈照手姫の水鏡〉を訪ねることにしました。
ひっそりと静まり返った山里に初冬の色を見ました。時代は移りましたが、昔日へ想いを馳せ、郷愁のようなものがそくそくと伝わってきました。
【備忘録】照手姫について
照手姫は美女谷で生まれ、美女谷という地名の由来にもなり、七ツ淵で豊かな黒髪を梳く姿は、まばゆいばかりの美しさであり、里の若者を魅了した。
しかし、不幸にも両親が相次いでこの世を去り、照手姫も美女谷から姿を消した。その後、数奇な運命をたどった照手姫は、相州藤沢宿で小栗判官満重(おぐりほうがんみつしげ)と劇的な出会いを果たしたが、満重は毒を盛られる。姫の必死の思いが通じたのか、満重は遊行上人という名僧によって蘇生し、常陸の小栗城に帰り、照手姫を迎えて末永く幸せに暮らしたという。
なお、相模原市発行の『甲州道中歴史案内図』によると、照手姫伝説は日本各地にあり、底沢の伝説も、ここに暮らしていた武士の夫婦が観世音に願いをかけて授かった気だての優しく美しい娘「照手」の話が元になっている。
以上、松浦本及び現地の解説板から
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