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記録ID: 4976681
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トレイルラン
京都・北摂

勝尾寺南山トレラン(勝尾寺大鳥居~帝釈寺〜旧参道〜勝尾寺〜しらみ地蔵〜勝尾寺南山〜谷山尾根)

2022年12月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
02:44
距離
17.4km
登り
642m
下り
610m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:18
休憩
0:11
合計
3:29
7:23
17
スタート地点
7:40
7:41
8
8:06
8:06
35
8:40
8:40
17
8:57
8:58
21
9:18
9:28
65
10:53
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
危険な箇所はありません。ただ、谷を下る一部のルートで、何時しかの大雨か台風の被害と思われる倒木や崩れがあり、注意が必要です。
西国街道から勝尾寺参道に向う拠点にこの大鳥居がある。鳥居といえば、神社にはつきもの。「ここからが神域ですよ」という印。しかし、寺院に鳥居・・・。これは、江戸時代までは、神社とお寺が一緒に建てられていることが多かったため。平安時代に仏教が流行し、「日本の神様は、仏様が化身したもの」という思想が生まれた。「本地垂迹」と言う思想で、たとえば、伊勢神宮に祭られている天照大神(あまてらすおおかみ)は太陽の神様だから太陽と関係の深い大日如来の化身、出雲大社の祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)は「ダイコク」とも読めるから、大黒天の化身といった具合。
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西国街道から勝尾寺参道に向う拠点にこの大鳥居がある。鳥居といえば、神社にはつきもの。「ここからが神域ですよ」という印。しかし、寺院に鳥居・・・。これは、江戸時代までは、神社とお寺が一緒に建てられていることが多かったため。平安時代に仏教が流行し、「日本の神様は、仏様が化身したもの」という思想が生まれた。「本地垂迹」と言う思想で、たとえば、伊勢神宮に祭られている天照大神(あまてらすおおかみ)は太陽の神様だから太陽と関係の深い大日如来の化身、出雲大社の祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)は「ダイコク」とも読めるから、大黒天の化身といった具合。
前回も紹介した町石。鳥居の麓にもあった。
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前回も紹介した町石。鳥居の麓にもあった。
箕面市外院にある歴史ある寺院である高野山真言宗「帝釈寺」。本日もトレランの無事を祈り、お参りしました。
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箕面市外院にある歴史ある寺院である高野山真言宗「帝釈寺」。本日もトレランの無事を祈り、お参りしました。
農家を抜けるとそこにはゲート。イノシシ除け(農作物の食害防止)です。
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農家を抜けるとそこにはゲート。イノシシ除け(農作物の食害防止)です。
 勝尾寺には、西国街道の大鳥居から古参道(表参道)に添って山門までの間、36町(=1里=約4km)あるところ、1町(約109m)毎に、山門までの距離を示す町石が36基立てられていた。そのうち、山門から勝尾寺前山(陣場山)の傍示谷までの8基(下乗塔婆〜七町塔婆)は、鎌倉時代の宝治元年の建立当時のものが残存。我が国最古の町石で、国史跡にも指定されている。梵字、町数、願主が彫られている。
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 勝尾寺には、西国街道の大鳥居から古参道(表参道)に添って山門までの間、36町(=1里=約4km)あるところ、1町(約109m)毎に、山門までの距離を示す町石が36基立てられていた。そのうち、山門から勝尾寺前山(陣場山)の傍示谷までの8基(下乗塔婆〜七町塔婆)は、鎌倉時代の宝治元年の建立当時のものが残存。我が国最古の町石で、国史跡にも指定されている。梵字、町数、願主が彫られている。
よく整備された参道を走るのは気持ちがいいです。
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よく整備された参道を走るのは気持ちがいいです。
もうすぐ山門・・・ここは長い下り階段。
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もうすぐ山門・・・ここは長い下り階段。
階下に山門を望む。
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階下に山門を望む。
今日も外から山門を写真撮影。
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今日も外から山門を写真撮影。
 勝尾寺の休憩所で軽く行動食と水分を摂り、前回とは違うルートに進みます。勝尾寺から巡礼道をウツギ谷へ方面へ。しらみ地蔵経由で、勝尾寺南山に向かいます。
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 勝尾寺の休憩所で軽く行動食と水分を摂り、前回とは違うルートに進みます。勝尾寺から巡礼道をウツギ谷へ方面へ。しらみ地蔵経由で、勝尾寺南山に向かいます。
何時しかの大雨か台風の被害でしょうか。しらみ地蔵に至る谷をくだるルートの杉の多くが倒れ、道が荒れていました。
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何時しかの大雨か台風の被害でしょうか。しらみ地蔵に至る谷をくだるルートの杉の多くが倒れ、道が荒れていました。
「しらみ地蔵」と呼ばれる高さ2m程の大きな石造の地蔵立像が立っている。おしゃれな手作りの涎掛け、お帽子をかぶせてあります。なぜ、「しらみ」と呼ばれるのか。「しらみ」は、「白巳」であり、白蛇であり、水の神であり、稲作のための水が乏しい箕面の農民たちの祈りのかたちであるとの説もありますが、西国三十三観音巡礼たちの旅の安全を祈って、あるいは、巡礼の旅に行き倒れた人を弔うために建てられたもののようでもあります。
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「しらみ地蔵」と呼ばれる高さ2m程の大きな石造の地蔵立像が立っている。おしゃれな手作りの涎掛け、お帽子をかぶせてあります。なぜ、「しらみ」と呼ばれるのか。「しらみ」は、「白巳」であり、白蛇であり、水の神であり、稲作のための水が乏しい箕面の農民たちの祈りのかたちであるとの説もありますが、西国三十三観音巡礼たちの旅の安全を祈って、あるいは、巡礼の旅に行き倒れた人を弔うために建てられたもののようでもあります。
かわいらしい手作りの案内が。涎掛けの作者と同じではないかと思います。
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かわいらしい手作りの案内が。涎掛けの作者と同じではないかと思います。
しらみ地蔵から少し南下し、急こう配を登ると、勝尾寺南山に到着。標高は406.9m。
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しらみ地蔵から少し南下し、急こう配を登ると、勝尾寺南山に到着。標高は406.9m。
大阪平野が一望できます。天気がいまいちで、ガスもかかっているので、うっすらと千里中央にあるタワー、その先に梅田の高層ビルが見えます。
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大阪平野が一望できます。天気がいまいちで、ガスもかかっているので、うっすらと千里中央にあるタワー、その先に梅田の高層ビルが見えます。
箕面の森道標の前で記念撮影
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箕面の森道標の前で記念撮影
例によって、記念撮影2枚目。
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例によって、記念撮影2枚目。
今日は、前回とは異なり、勝尾寺外院の谷山尾根ルートを下ります。誰一人としてすれ違いませんでした。岩肌を下るような場所もあり、旧参道ほど走りやすくはないかも・・・。ところどころに石道標があります。いつできた参道なのか・・・。相当古いのは間違いないようです。
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今日は、前回とは異なり、勝尾寺外院の谷山尾根ルートを下ります。誰一人としてすれ違いませんでした。岩肌を下るような場所もあり、旧参道ほど走りやすくはないかも・・・。ところどころに石道標があります。いつできた参道なのか・・・。相当古いのは間違いないようです。
分岐点。ウツギ谷ルートに合流するために、外院方向に向かいます。石丸からウツギ谷ルートに入ります。
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分岐点。ウツギ谷ルートに合流するために、外院方向に向かいます。石丸からウツギ谷ルートに入ります。
ウツギ谷ルートの入口にもゲートがありました。これもイノシシ除けか。
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ウツギ谷ルートの入口にもゲートがありました。これもイノシシ除けか。

感想

 先週に引き続き、今週末も高野山天台宗「勝尾寺」に至る巡礼の参道をトレランしました。往路は前回と同じルートを、復路はルートを変えて、しらみ地蔵、勝尾寺南山に登り、谷山尾根のルートで下って、途中からウツギ谷ルートに合流し、外院に抜けました。初めて走りました。色々と試すと、コースの特徴が分かり、楽しいです。今後は、幾つかあるルートのうち、未経験のルートをできるだけ走っていきたいと思います。
 昨日は氷点下近い冷え込みでしたが、今日は、幾らか寒さが緩みました。トレランするとすぐに汗だくです。アップダウンのあるコースを15キロ以上走るのは爽快です。トレーニングにはちょうどいい感じです。整地路と異なり、バランス良く、安定した走行ができるようになるための筋肉をつけるのには、最適なルートではないかと思います。人が少なくて、走りやすいのも魅力です。
 次回は、勝尾寺境内の散策の様子も紹介できればと思います。

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