夜叉神峠登山口〜観音岳
- GPS
- 13:07
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,894m
- 下り
- 1,886m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 9:36
天候 | 晴れ、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
苺平付近から雪あり |
写真
感想
今冬初の雪山登山。南アルプスへ行くのも初。
朝3時半くらいに夜叉神峠登山口に到着。駐車場は5台くらい停まっていた。準備して夜が明けていない真っ暗な中、5時頃に出発。
暗く辺りの雰囲気が分からず、ひたすら下を見てゆっくり登っていく。pepeさんの新調したというヘッドランプの明るさにビックリ、自分のものと比べると明るさと照らす範囲が全然違う。夜叉神峠小屋に着くと、明るくなってきた。また、風があたるようになり、山頂付近は強風が吹き荒れているだろうなと思った。周辺の木が白く見え、霜がついているということに気づいた。地面には雪はないけど、木は白い、不思議な感覚を覚えた。ひらけた西向きには雲の切れ目から、雪を被った3000m峰の北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山が姿を見せる。険しく厳しそうな印象を受けた。
苺平まで厳しい登りが続いた。特に夜叉神峠から杖立峠まではしんどかった。途中は真っ直ぐな登りだが、先が見えずどこまで続くのかと思い、足を動かすことだけ考えていた。ほぼ寝ていないので、ペースは上がらず、足が動かないな、と思っていた。この区間で5、6人の方が自分達を追い抜いていった。杖立峠過ぎた後の少しひらけたところで、きれいに晴れた空に白峰三山が見えた。
このすぐ後から、少し雪が出てきたが、チェーンスパイクをつけるまでではなかった。
苺平も樹林帯の中。ここからは登山道は踏み固められた雪で埋まりはじめたのでチェーンスパイクを装着した。若干下りつつ、右側がきれているトラバースをいく。auの電波はこちらで、という標識が出てきたら、南御室小屋がもうすぐ。docomoの電波も入る。
南御室小屋に着いた時は、テント一張り。テントを張って、アタックザックに行動食、水、アイゼンを入れ、ピッケルを持って薬師岳へ向かった。ここからの登りも樹林帯、なかなか急でしんどい。強風が吹き荒れ風の音が常に聞こえるが、樹林帯なので風自体はそれほどでもない。砂払岳に出ると、風が直接当たりはじめる。白峰三山、富士山が見えた、やっと周りを見渡せる所に出て、疲労は蓄積していたが気分は上がってきた。雪がある砂地と巨岩地帯を抜け、薬師岳小屋一旦下り、薬師岳への登りになる。薬師岳からは白峰三山、仙丈ヶ岳がきれいに展望できる。東側の下界の街から山を見下ろせるのは圧巻。南御室小屋では薬師岳までにしようと、言っていたpepeさんだが気が変わったらしく、観音岳まで行きましょう、と言うので行くことにした。強風の中、岩と砂と雪の稜線を行く。
観音岳からは今歩いてきた稜線の向こうに富士山、北には八ヶ岳、東には奥秩父の展望。くっきりと地形が分かり、見下ろす北杜、韮崎、甲府方面の街々、そこから山々が隆起しているのが面白く感じられた。陽が落ちるまでにテント場まで戻りたかったので、少し休憩してから出発。
大体時間通りに南御室小屋まで戻れた。16時くらいには夜飯を食べ終えてまったりして寝た。
次の日の朝は4時前に起き、6時半頃に撤収完了、下山開始。朝から昨日よりも風が強いらしく、ゴーゴーと吹き荒れていた。下山途中に白峰三山を見るとその上空にあやしい雲がかかっていた。夜叉神峠小屋からは、下から団体さんが上がってきていた。昨日とは打って変わり登山口に戻ると駐車場は満車くらいでとても賑わっていた。
今冬は最初で最後になるかもしれないテント泊で、疲れてしんどかったが、充実した山行だった。
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