記録ID: 5003116
全員に公開
ハイキング
四国
四国八十八箇所歩き遍路��発心から修行へ
2022年12月08日(木) 〜
2022年12月12日(月)
徳島県
高知県
yamaonse
- GPS
- 31:21
- 距離
- 133km
- 登り
- 1,656m
- 下り
- 1,660m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:26
2日目
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:46
4日目
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:45
16:04
羽根大敷前BS
5日目
- 山行
- 2:22
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:22
（1日目）移動距離15.1km
（2日目）37.3km
（3日目）34.5km
（4日目）35.4km
（5日目）10.5km
4日目民宿徳増の出発時にGPSのスイッチを入れ忘れ、500mくらいログが途切れています。また、トンネル部分ではログがかなり吹っ飛んでいます。
（2日目）37.3km
（3日目）34.5km
（4日目）35.4km
（5日目）10.5km
4日目民宿徳増の出発時にGPSのスイッチを入れ忘れ、500mくらいログが途切れています。また、トンネル部分ではログがかなり吹っ飛んでいます。
| 天候 | （1日目）晴れ （2日目）晴れ、ときどき曇り （3日目）晴れ、のちときどき曇り （4日目）晴れ （5日目）晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
飛行機
（羽田から徳島空港）飛行機 （徳島空港からJR牟岐線新野駅）リムジンバス、汽車 （木岐駅から阿南市宿泊地往復）汽車 （木岐駅から室戸市）徒歩 （室戸市内札所と宿泊地往復）バス （室戸市から徳島空港）バス、阿佐海岸鉄道DMV、牟岐線汽車、リムジンバス |
| コース状況／ 危険箇所等 |
（車道）主に国道沿いを歩くルートです。お遍路を意識してか路肩は確保されていますが、一部に狭い場所があります。また、道路事情で路側帯は道の左右を行ったり来たりします。道を渡るときは車の往来に注意が必要です。 （トンネル）何度となく通過するトンネルも路肩が狭い場所があることに加え、距離が長いトンネルは排ガスで目がチカチカして来ました。敏感な方は対策が必要かも。 （動物）山の中の車通りの多い道の真横にいた怒った猿にも至近距離で鉢合わせしました。人里離れたところでは他にも2ヶ所で猿の群れと遭遇。金剛頂寺から道の駅への下りではヨボヨボの狸がこっちに歩いてきました。猪の掘り返しが酷い山道もありました。 （海沿い）室戸岬までの東岸部は波が高く、雨風や直射日光を遮るものがありません。暴風雨のときや暑いときにはかなりしんどいと思われます。 |
| その他周辺情報 | 核となる市町村、集落にしかコンビニはありません。宍喰温泉のセブンイレブンが最後のコンビニです。野根から佐喜浜までは自販機はおろか、人家も一軒もありません。トイレも間隔が開くところもあるので、見つけたら用を足しておいたほうがいいかも。水や食料は山に行く感覚で持っていてもいいと思います。 |
写真
【1日目】先月に続いて再びの四国遍路、富士山はずいぶんと雪が増えました
【1日目】徳島空港から徳島駅にリムジンで向かい、駅ビル地下のすし酒場一鐵にてまずは軽く腹ごしらえ
【1日目】自分が乗った各駅停車は小一時間で、前回打ち止めにした22番札所平等寺のある新野駅へ
【1日目】駅からは左の里山をのっこすつもりが意外に高くて断念、迂回して遍路道をおとなしく進みます
【1日目】路肩には前回見たのと同じ半跏像のお地蔵さん、この先の人里離れた山道では猿の群れに遭遇
【1日目】大声で歌歌いながら山道を抜けると車通りの多い鉦打坂、昔の人はジャラジャラ打ち鳴らして山越えしたのかな
【1日目】ふたつめは路側帯が狭くて柵なし、入り口のボタンを押すと歩行者注意の掲示板が光ります
【1日目】峠を越えると一里松跡、阿波では塚は作らず松を植えたと書いてあります
【1日目】由岐への里道は左手ですが、熱烈アピールの右手の山越えを選択
【1日目】南の海側は猪が掘り起こしてかなり荒れ放題でしたが、北側は美しい竹林の歩きやすい道でした
【1日目】かわいらしい由岐の港、お宿のゆき荘は食事がおいしいらしいけど、航空機とパックの宿に泊まるべく阿南市内に戻ります
45
12/8 15:00
【1日目】かわいらしい由岐の港、お宿のゆき荘は食事がおいしいらしいけど、航空機とパックの宿に泊まるべく阿南市内に戻ります
【1日目】右手にはこれから進む方角、山が幾重にも重なっていて大変そうです
【1日目】荒れた山道を下ると海近い低湿地にハマボウ群生地、黄色いムクゲのような花が咲くようです
【1日目】岬をのっこす車道にはカニ注意の標識、陸にすむアカテガニが夏の月夜に産卵のため浜へ移動するのだそうです
【1日目】港の集落には昭和南海地震の記念碑、電柱にもあちこちに昭和だの安政だのの高さを示すテープが巻いてありました
【1日目】この先は山越えがあるのでジブリのような名前の木岐駅で打ち止め、阿南駅に戻ります
【1日目】駅前の阿南の酒場とりやつきやでひとり打ち上げです！
【1日目】2杯目は鳴門金時焼酎お湯割り、焼き鳥も頂きます（＾＾）
【1日目】ショッピングセンターで忘れたものを買い足してから、本日のお宿ルートイン阿南へ
【2日目】飲み過ぎたのか体調絶不調の朝ですが、朝ご飯は軽く（爆）頂きます
【2日目】静かな港町、無人駅の多くにトイレはありませんが、海沿いにお掃除の行き届いたトイレあり、助かります
【2日目】境内にある石灯籠には安政南海地震の大津波の記録が残されていました
【2日目】高台に入ると完全な山道、先達の詠んだ俳句が卒塔婆のような板に書かれて立ち並んでいました
【2日目】静岡の浜石岳か、湯河原の幕山あたりを彷彿とさせる高台の舗装路から猿が鳴き叫ぶ山道を下って再び静かな港
【2日目】ヤクシソウかと思ったらアゼトウナという植物とのこと
【2日目】初冬なのに楽しげに咲くテリハノイバラ、もはやここでは四季咲きなのかも
【2日目】沖に停泊した船に渡る小舟を見送った恋人岬から見下ろす美しい大浜海岸
【2日目】浪切不動尊も鎮座、海上交通が盛んだった昔が偲ばれます
【2日目】なんだかんだで23番札所薬王寺、不思議な形の瑜祇塔が目を引きます
【2日目】布団が巻かれた山車（ふとん太鼓）のお祭り、堺の町にもあったなぁ→室戸市にも堺商人建立のお寺あり、交流があったんでしょうね
13
12/9 10:04
【2日目】布団が巻かれた山車（ふとん太鼓）のお祭り、堺の町にもあったなぁ→室戸市にも堺商人建立のお寺あり、交流があったんでしょうね
【2日目】参道にはかわいらしい手彫りの飾りが付いた民家、タイムスリップしたような街並みです
【2日目】札所を後にして山に向かうとジョウビ子の姿、四国はジョウビタキが多いなぁ
【2日目】狭い路肩の2mくらい上にある落石防止のフェンスにしがみついて顔を真っ赤にした猿と目が合い、知らん振りして通り過ぎました
5
12/9 12:20
【2日目】狭い路肩の2mくらい上にある落石防止のフェンスにしがみついて顔を真っ赤にした猿と目が合い、知らん振りして通り過ぎました
【2日目】ウエルかめ！（Dr.スランプ アラレちゃん風に）→美波町は2009年NHK朝の連ドラ「ウエルかめ」の舞台でした
20
12/9 12:26
【2日目】ウエルかめ！（Dr.スランプ アラレちゃん風に）→美波町は2009年NHK朝の連ドラ「ウエルかめ」の舞台でした
【2日目】目的地まで18キロ、疲れ切った頭は「あともうちょっとだ」と反応しました（笑）
【2日目】狭い谷あいの盆地にも田んぼと集落、取り囲む山は低山ですが登行意欲をそそる姿です
【2日目】と思ったらやはり登山対象の山、見上げた感じでは結構な岩場もあるようです
【2日目】海沿い山越えの古道、八坂八浜も併走しており標識には大いにそそられましたが、国道に沿って先を急ぎます
【2日目】道中には鯖大師、別格二十霊場の納経帳を持っていないので本堂での参拝のみです
【2日目】塩鯖を積んだ馬子に無心した旅の僧を拒否したところ馬が苦しみ出し・・・といういつものパターン（笑）
【2日目】海に浮かぶ出羽島を始めとした島々、この先室戸岬までの東岸部ではいくら歩いてもなかなか小さくならず苦しめられました
33
12/9 15:23
【2日目】海に浮かぶ出羽島を始めとした島々、この先室戸岬までの東岸部ではいくら歩いてもなかなか小さくならず苦しめられました
【2日目】浅川の集落で旧道に入るとこちらには昭和南海地震の記念碑がありました
【2日目】道ばたの石仏たち、右上の仏さまは頭が巨大で不思議な感じ（＾＾）
【2日目】薄暗くなる頃にどうにか本日のお宿、ゲストハウスふくちゃんに到着です
【2日目】お宿近くの創作串カツ志和家で夕食、昨日飲み過ぎたのでウーロン茶でひとり乾杯です
【2日目】単品のお刺身三品は500円、港も近いし刺身は値段が付かないのかしら
【2日目】地元産牡蛎のフライ、付け合わせのタルタルソースも最高です
【3日目】昨日あんなにたくさん食ったのに朝ご飯はしっかりと頂きます
【3日目】素敵な山並みが朝の川面の奥に広がります（川の上にある三角が西ヶ峯934m、右手には湯涌丸1,372m、吉野丸1,116mと高い山が連なります）
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12/10 7:47
【3日目】素敵な山並みが朝の川面の奥に広がります（川の上にある三角が西ヶ峯934m、右手には湯涌丸1,372m、吉野丸1,116mと高い山が連なります）
【3日目】あちこちにあった東洋大師の標識、ここ明徳寺がそのお寺です
【3日目】東洋大師のある野根の町を過ぎると人家なきエリア、海岸線の奥に海岸段丘が幾重にも続きます
【3日目】この地にあった木賃宿に泊まり、米泥棒を疑われ洞窟に篭り即身仏になったと伝わる法海上人堂
【3日目】お次は木食修行し即身仏になった仏海さんの霊場、お大師さん以外の方々も多数登場します
【3日目】長宗我部元親と戦って破れた当地の城主、大野家源内槍掛けの松跡、四国は叙勲記念碑とか交通事故死した子供の慰霊碑（交通安全碑）とかの石碑が多数あり
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12/10 14:53
【3日目】長宗我部元親と戦って破れた当地の城主、大野家源内槍掛けの松跡、四国は叙勲記念碑とか交通事故死した子供の慰霊碑（交通安全碑）とかの石碑が多数あり
【3日目】2軒置きにしか人が住んでいない廃屋だらけの町を抜けると、明日向かう室戸岬が見えてきました！
【3日目】サーフィンを楽しむ人たち、室戸岬の東岸部は波が高く、サーフィンのメッカのようです
【3日目】シンプルなお部屋、お遍路さんは3人（うち一人は中国系）土曜日で大広間は若い釣り客たちで賑わっていました
【3日目】地産地消な食材たち、金目は塩漬けで保存したものですが、刺身や野菜も含めて地元産、漬け物に薬草茶は100歳超の大女将手作りとのこと
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12/10 18:34
【3日目】地産地消な食材たち、金目は塩漬けで保存したものですが、刺身や野菜も含めて地元産、漬け物に薬草茶は100歳超の大女将手作りとのこと
【4日目】お昼のおにぎりを忘れご主人が追いかけてきてくれました（そしてGPSのスイッチを入れ忘れ、500m程過ぎてからONにしました）
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12/11 7:20
【4日目】お昼のおにぎりを忘れご主人が追いかけてきてくれました（そしてGPSのスイッチを入れ忘れ、500m程過ぎてからONにしました）
【4日目】朝からドタバタな日ですが、神々しい朝焼けにやられます
【4日目】ハワイでサーフィンする人が乗るビッグウェーブを彷彿させる白い波、小分けされたのが数分置きに一列になって浜へ押し寄せます
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12/11 7:47
【4日目】ハワイでサーフィンする人が乗るビッグウェーブを彷彿させる白い波、小分けされたのが数分置きに一列になって浜へ押し寄せます
【4日目】廃校水族館は時間がないのでスルー、定置網に掛かったウミガメも見学できるようです
【4日目】日沖漁港には戦時中に米軍魚雷で沈没した滋賀丸の慰霊碑
【4日目】きれいなトイレのあるジオパーク、最終日にはバス待ち時間に見学しました
【4日目】そして明けの明星が体中に入る体験をし、空海がまさに空海となった御厨人窟
【4日目】聖地ではツアーのお遍路さんたちが読経をしていました
【4日目】右手には神明窟、神秘的な洞窟は佐渡島外海府のようです
【4日目】近くには遭難した船を慰霊する仏たち、あまたの船が遭難し大勢の人たちが亡くなった歴史に驚きます
【4日目】77キロ歩いてようやく24番札所最御崎寺の登山口に到達です
【4日目】すぐ上にはこちらも空海伝説の一夜建立の岩屋、最御崎寺より標高低いのにここが奥の院で、女人結界だったとのこと
【4日目】スイセンにはアサギマダラ、羽根はボロボロだけどがんばって南へ渡るんだよ
【4日目】少し上には捻岩、ご母堂が女人結界を破ってお寺に上がろうとしたら嵐となり、お大師さんが岩をねじって岩屋を作って避難させたんだとか
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12/11 10:35
【4日目】少し上には捻岩、ご母堂が女人結界を破ってお寺に上がろうとしたら嵐となり、お大師さんが岩をねじって岩屋を作って避難させたんだとか
【4日目】同じような話しは高野山町石道にもあったけど、奔放な空海ママの姿が目に浮かびます
【4日目】1648年に2代目土佐藩主山内忠義により造られた鐘楼
【4日目】叩くと乾いた音のする鐘石、火山由来のはんれい岩という岩石とのこと、近くに火山がないのにこの石があるのはさすがジオパーク
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12/11 11:02
【4日目】叩くと乾いた音のする鐘石、火山由来のはんれい岩という岩石とのこと、近くに火山がないのにこの石があるのはさすがジオパーク
【4日目】お寺に珍しく土俵あり、境内には11月に腐生植物のヤッコウソウが咲くとのことですが、探すも見つからず
【4日目】室戸岬灯台、日本一の一等レンズを使っているとのこと
【4日目】お寺を出ると室戸市街地と対岸には足摺岬方面が見えてきました！
【4日目】急カーブの室戸スカイラインを下ると室戸岬港、あちこちに昭和9年の記念碑あり、何かと思ったら室戸台風を後世に伝えるものでした
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12/11 11:51
【4日目】急カーブの室戸スカイラインを下ると室戸岬港、あちこちに昭和9年の記念碑あり、何かと思ったら室戸台風を後世に伝えるものでした
【4日目】風待ち港として栄えた室戸岬港、土佐の国司だった紀貫之が10日ほど滞在したところとのこと
【4日目】途中の高知東部交通室戸営業所でゲットしたバス時刻表、この後の奈半利方面から甲浦までの往復に大活躍しました
【4日目】港の見える空き地でおにぎりを頬張った後、25番札所津照寺の門前にある太田旅館、本日のお宿に荷物を預け遍路再開です
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12/11 12:52
【4日目】港の見える空き地でおにぎりを頬張った後、25番札所津照寺の門前にある太田旅館、本日のお宿に荷物を預け遍路再開です
【4日目】四国札所の真横には真宗大谷派の願船寺、安土桃山時代にこの地に出入りしていた大阪の商人が建立したとのこと
【4日目】どのお寺も必ず高台にある不思議、やはり高潮や津波対策なのかなぁ
【4日目】予定では25番札所まででしたが、時間が早いので次の26番札所金剛頂寺に向かうことにしました
【4日目】ここも最御崎寺と同じくらいの標高あり、登山道脇には岐阜城のある金華山で見たシダ類ヒトツバが生えていました
【4日目】極めつけの最後の石段には一円玉、23番札所薬王寺といい四国では厄除けで石段に一円玉を落とす習慣があるみたい
【4日目】そして本堂、大師堂は改修中で大師像は本堂に安置されています
【4日目】帰路は石段を降りずに畑のなかの細い道を進み、道の駅キラメッセ方面の急坂を下ります（坂の途中でヨボヨボの狸と遭遇しました）
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12/11 14:25
【4日目】帰路は石段を降りずに畑のなかの細い道を進み、道の駅キラメッセ方面の急坂を下ります（坂の途中でヨボヨボの狸と遭遇しました）
【4日目】国の伝統的建造物保存地区である吉良川の町並みを過ぎ、雲の隙間から神々しい夕日が現れました
【4日目】反対側から来るバスの時刻に合わせ羽根岬まで歩くつもりでしたが、奈半利12キロの標識で一気にやる気が失せました
【4日目】途中の羽根大敷前バス停で頃合いよくやって来たバスに乗り込み今宵のお宿、港を赤く染める夕日に感動しました
【4日目】昭和初期の時代にタイムスリップしたような旅館です
【4日目】朝ご飯は速攻で食べ、朝7時過ぎのバスに乗り込みます
【5日目】乗るはずのバスが5分以上早く来て慌てるも、昨日リタイアした羽根大敷前バス停で下車
【5日目】車道を何度か横切って唐突に草原、ここはどこ？私は誰？みたいなワープ感たっぷりです
【5日目】草の間には季節外れのシャジン系、こういうのが普通に路肩に咲いている四国っていいなぁ
【5日目】峠越えして海岸線に降りると、対岸には巨大な足摺岬が見えてきました
【5日目】海沿いの巨大なテトラポットに囲まれた弘法大師霊跡、加領郷大師堂に立ち寄ります（右上が次回訪れる27番札所神峯寺のある山です）
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12/12 8:36
【5日目】海沿いの巨大なテトラポットに囲まれた弘法大師霊跡、加領郷大師堂に立ち寄ります（右上が次回訪れる27番札所神峯寺のある山です）
【5日目】大師堂内に食い込むように鎮座する大岩の間には着物をまとった大師像
【5日目】国道を挟んで山側にも同じようなお堂、嵐の時に大師像を避難させる仮堂という話しもあるけどどうなんだろ
【5日目】来年中には対岸の足摺岬にたどり着けるかな（中央右には石鎚山天狗岳のトンガリも遠望できました）
【5日目】さっさと進んで奈半利の町、ナマコ壁の歴史的建造物が建ち並びます
【5日目】あと1キロ先の道の駅まで歩こうか迷ったけど、ちょうどいいバスが来そうなので奈半利駅にて今回のお遍路は打ち止めとします
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12/12 9:51
【5日目】あと1キロ先の道の駅まで歩こうか迷ったけど、ちょうどいいバスが来そうなので奈半利駅にて今回のお遍路は打ち止めとします
【5日目】1時間以上路線バスに乗って室戸ジオパークセンターへ
【5日目】大地震のたびごとに土地が隆起し海岸段丘ができたとか、火山がないのに火山岩がある理由、なんてのも面白かったけど、港町らしい不思議な祭りの数々が興味深かった
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12/12 11:18
【5日目】大地震のたびごとに土地が隆起し海岸段丘ができたとか、火山がないのに火山岩がある理由、なんてのも面白かったけど、港町らしい不思議な祭りの数々が興味深かった
【5日目】軽食堂はお弁当のみ、おにぎりとおかずで軽い昼食とします
【5日目】真っ黒なのは衝撃の見た目ジオソフト、土佐備長炭と海洋深層水から取った塩を混ぜ込んであるとのこと
【5日目】1時間ほど待って甲浦方面のバスに乗り換え、往路で辟易しながら歩いた海沿いの道もバスだとあっという間
【5日目】静かな砂浜に照りつける冬とは思えぬ日差し、お散歩中の白わんこと戯れて至福の時間です
【5日目】ここで乗り換えるはこちらのバス、なんとこれがレールの上も走ります（青赤緑の3台が稼働中）
【5日目】甲浦駅に着くとループ上のスロープを登り高架へ、レールの上では車高が上がると鉄道車輪が現れ、そのまま列車に早変わり
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12/12 13:30
【5日目】甲浦駅に着くとループ上のスロープを登り高架へ、レールの上では車高が上がると鉄道車輪が現れ、そのまま列車に早変わり
【5日目】小型のバスだった車体とは思えぬ猛スピードで走り抜けます
【5日目】乗ってきたのはこの赤い車体、世界初のDMV初体験、面白かったよ
【5日目】空港リムジンは1時間半待ち、まずは徳島ラーメン麺王で舌鼓み
【5日目】楽しかった四国遍路、徳島に次に訪れるのは満願成就のとき、何年後になるのかな・・・
装備
| 個人装備 |
リュック（ミステリーランチクーリー25）
山谷袋（アークテリクスマンティス2）
ゴアテックスキャップ（ノースフェイス）
高機能タイツ（ワコールCW-X）
軽量雨具（ティートンブロスのブレスジャケット・ブレスパンツ）
ザックカバー
モンベル傘
ドライサック（アウトドアリサーチ15L）
ヘッドライト
ゴアテックスランニングシューズ（アシックスGT200GTX）
中厚手靴下（スマートウール）
五本指インナーソックス（インジンジ）
擦れ防止剤（Pritect J1）
下着
薄手手袋
充電用品一式
納経帳
蝋燭
線香
ライター
経本
納札
白衣
輪袈裟
|
|---|---|
| 備考 | （あってよかったもの）靴擦れ対策にインナーソックス（持って行かなかったけどあってもよかったもの）動物対策にストック、熊鈴（要らなかったもの）やはり暑くて白衣、輪袈裟 |
感想
先月に引き続きの四国遍路、第二弾は徳島県南東部から室戸岬を目指す旅です。歩き始めた人が飽きないよう適度な間隔で続いていたお寺が、22番札所平等寺から徳島県最後の23番札所薬王寺に向かう辺りから、間隔が一気に離れてきます。大丈夫かな。
駅を出て山あいに田んぼが広がる集落から細い峠道に入るとなにかが一斉に動く音、カーブの先ではたくさんの猿がこちらを見ながら逃げていくのが見えました。広い道に出ると今度はトンネル地獄。大型車の風圧は凄く、排気ガスも辛い修行の道です。
海沿いへは山越ルートを選択、峠を越えた展望台では海と港を見下ろす光景に絶句しました。ジブリ映画みたいな名前の木岐駅、由岐、牟岐と似たかわいらしい名前は、岐神（ふなとの神）に由来してるとのこと。初日はここまでとし、阿南に戻ります。
飲み過ぎた翌朝は再び木岐駅から。静かな港からの山越えの道は意外とアップダウンあり。未舗装路ではまたもや猿の雄叫びを聞きながら、暖かな南斜面の道を抜けて23番札所薬王寺へ。日和佐町は雅な面影のあるしっとりとした町並みが印象的でした。
ここからは峠越えの国道ルート。トンネル地獄は再開し、上り坂が延々と続きます。加えて今度は猿に至近距離で出会ってしまい、落石防止ネット越しではあるものの、真っ赤な顔で怒る猿に威嚇されました。車の通行量が多くても関係ないんですね。
翌日はさらなる難所、室戸岬までの東岸部を歩きます。丸い漬け物石くらいの石が続く海辺はその名もゴロゴロ。歩く国道は高さ10mくらいの舗装路ですが、人家は皆無で津波が来たら逃げ場はない、風はもろに受けるし、日差しも強い、辛い道でした。
変化の乏しい遍路道、路肩になぜかサーフィンする日本人形発見。気持ち悪いので写真は撮りませんでしたが、暫くすると子供の乗り物やミニカーが整然と並んでいます。おもちゃのようなリュウグウノツカイが落ちてたりと、退屈しのぎの道でした。
四日目は室戸岬を目指す日。弘法大師ゆかりの地も増えてきて自ずと期待感が高まります。洞窟で修行中に明けの明星が体中に入る体験をし、まさに空海となった室戸岬での出来事は本人直筆の「聾瞽指帰」に書かれ、高野山霊宝館で保管されています。
高野山開創1200年記念で国宝の現物が一般公開されたとき、几帳面な文字で若き日の弘法大師が思いの丈を記した文章に衝撃を受けました。超人伝説は非現実的ですが、この洞窟のどこかで生身の人間が開眼したのかと思うと身近に感じられました。
急な山道を登ると24番札所最御崎寺、お参りをした後に坂道から見える景色が今までの景色と一変したことに感動しました。見える景色が変わるとはいいますが、これからの人生でもそういうことってあるのかもしれないと。気持ちが入れ替わりました。
室戸市内の25番札所津照寺と26番金剛頂寺を経て、翌日は奈半利駅にて今回のお遍路は打ち止め。帰路は来た道をバスや汽車で戻るルート、フィルムを巻き戻して数日前の自分に戻っていく錯覚を覚えました。最後は飛行機で現世へと引き戻されます。
今回のお遍路でようやく全行程の2割ほどが終わった計算です。次回は来年2月、高知市を目指して北上を続けます。巨大な足摺岬方面はお寺の間隔が再び大きく開き始めて大変そうだけど、現存天守の高知城も初訪問できそうだし、今から楽しみです。
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歩きお遍路、第二弾（区切り打ちというのでしょうか）お疲れ様でした。
以前yamaonseさんからレポのコメントを頂いたときに「お遍路は定年してから〜」と記憶にありました。時期を早めて歩くことにしたんですね。自分も賛成です。以前叔父に会うたびに「歳を取ってから行こうと思っても身体が動かずにどこにも行けなくなる、行けるときに行っておけ、遊べる時に遊んでおけ、金も使えるうちに使っておけ」といつも言われていました。ある程度はその通りかな、と思っています。
私も同行二人の笠を被っていつか四国を歩いてみたいと思っていますが現実にはなかなか叔父の言うようにはならないようです^^; yamaonseさん、次回もお気をつけて行ってきてください、弘法大師さまによろしくお伝えください。
海の写真も多くなり、なるほど日本には山岳修行とともの海(海岸線)の修行もあったと思わせる荒磯、海蝕崖など、写真から行場であることがうかがい知れました。古くから修行者が荒波打ち寄せる岩場をトラバースしてかなり危険な修行をやっていたのでしょう。洞窟は修行者が起居する場所であり、またそこには修行者を守護する神仏が祀られていたと推察されます。このような環境は紀伊半島や大峰山とほとんど変わりがなく、ただ海べりか深山かの違いだけのようです。ただ、それに加えて室戸岬、行当岬などでは海のかなたに常世の国があるとされた思想が深く重なり合っているのではないかと思われます。景色ががらっと変わってみえたというのは、おそらくそこであの世とこの世を想観したのとつながっているのではないでしょうか。写真からいろいろなものが伝わってきて古来の巡礼や修行、また日本の民俗宗教を考えさせられます。
四国巡礼の旅早くも第２回ですね。今回は結構な難所続きだったようで１３０キロも歩いて回れたのは３つですか。私も地図見てみましたがこの後も含め高知県はけっこう大変そうですね。土佐と言えば南国のイメージ、室戸台風とか台風が多そう、でも冬だし今回お天気はよかったみたいですね。海岸線も歩いて行くうち南国っぽい感じになってきて風光明媚でよい景色ですね。毎日歩き通しでたいへんだったかと思いますが、美味しいご飯とお酒も？いただき、道中観光も楽しまれているようで何よりです。お遍路とは関係ない部分ですが、私個人的には世界初のDMVに興味深々です。乗ってみたいなあ。最後東京が近づくにつれ現世(日常)に引き戻される感覚わかる気がします。今回もお疲れさまでした。
初めてコメントさせていただきます。
私も歩き遍路をしたので、当時を懐かしく思いながら拝見しています。
私が歩いた頃はスマホやGPSなどなく、ひたすら地図とシールが頼りでした。今は記録も残せていいですよね。また歩きたいという思いが強くなりました(^｡^)
区切り打ちだとなかなかのんびりというわけにはいかないかもしれませんが、楽しんで歩いてくださいね！
これからのレコも楽しみにしています♪
こんばんは😄
クラシック界でいうと威風堂々の第一、ニ楽章の様な荘厳かつ壮大な内容のレコですね。
完結したら一つの冊子に出来ますね。
写真のキャプションもですが、感想欄はキチンと五行づつで改行して、読む方も非常に読みやすいです^o^
後半のDMV、日本ならではです。水陸両用バスも各地に有って、それには乗った事があります。
次回は高知城も予定に入ってるんですね。
中々立派なお城です。階段がきつく混み合いますが天守からの眺めは良いですよ^o^
道後温泉は人の多さで撃沈❓
でも松山城、立派でしたよ^o^teheペロ(°▽°)
私は魚が好きなので海沿いらしい魚中心のメニューが気になりますが、真鶴半島の三ツ石を彷彿とさせる夫婦岩、南国らしく季節が分からなくなる草花なども面白いですね。
海岸沿いの植物だとシオギクが登場していますが、太平洋側に近縁種が合わせて3種分布しています。
房総半島から遠州灘まではイソギク、紀伊半島はキノクニシオギク、そして四国がシオギクとなります。
これら3種は高山に分布するイワインチンまたはオオイワインチンと共通の祖先を持つと言われていて、氷河期に太平洋岸まで分布を広げていた祖先の種が間氷期に海岸沿いに取り残されて、そこから3種に分化していったと言われています。
温暖な海岸沿いを歩きながら高山植物に思いを馳せる...というのも面白いかもしれません(笑)
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