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Yamareco

記録ID: 50045
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

北八甲田 大岳

1999年01月23日(土) 〜 1999年01月24日(日)
 - 拍手
naritagajo その他2人
GPS
27:20
距離
9.7km
登り
825m
下り
809m

コースタイム



1/23
酸ケ湯10.05→環状ルート1,105m付近11:10→大岳避難小屋13.10→小岳・南西1,300m付近15.00幕営
1/24
テント場8.40→仙人岱ヒュッテ9.00-9.45→大岳10.40-10.55→仙人岱ヒュッテ11.30-12.30→酸ケ湯13.25
アクセス

感想

1/23
酸ヶ湯駐車場にて待ち合わせ。天候は現在の所視界も良好である。ワカン、無線機、断熱シート、スコップ、ガスコンロ、ツェルトを確認し、身支度の後、鳥居から入山。湯坂は除雪で壁となっているので、酸ケ湯沢上部を巻いて、環状ルートヘ廻るルートに変更する。ラッセルは足首少し上。10のスキー標識から北へ上り、酸ケ湯沢を左に見ながら二又のあたりを巻き、地図上の1,105m地点へ登り、平らな雪原へ出る。ここから1,400m付近まで登り、東ヘトラバースして大岳小屋へ至るのである。初め見えていた、田茂萢岳、下毛無岱も高度が上がるにつれてガスと吹雪で見えなくなる。近くの樹氷を目印に磁石と高度計の針を確認しながら登る。去年は少し登り過ぎてしまい、大岳小屋の50m程上を歩いていたことを思い出し、東へのトラバースを少し低い地点(1,350m)から始める。

北へ出っぱっている尾根の手前までは沢の乗越しが何度かあり、少し登っては乗越しを繰り返す。やはり1400mくらいまで登ってからトラバースした方が楽かも知れない。高度を1,400mくらいに保ってトラバースして行くとガスの中に上が平らな樹氷が見えて来た。トド松の樹氷にしてはおかしい。小屋の屋根みたいだと萩原氏と話しながら尚も進むと、小屋であることが判明した。風の通り道に建っているため、樹氷のお化けである。東側には樹氷はついていない。入口は東側か、南側に階段をつけて作り直してもらいたいものである。湿原から30分程登った所で早めに昼食を取っていたので、小屋には寄らず(とても除雪してまで入る気になれない)、又強風の為、大岳経由もやめて、環状を仙人岱近くまで進むこととする。一度井戸の沼へ入り込むが修正して、大雪庇を井戸寄りに進み、かわして東側の平らな樹氷原へ至る。
ここから小屋で合わせた南へ、磁石の針を見て進むが、一度二度、沢の中から上がるに際して、小岳寄りに上がり過ぎてしまう。高度も三者三様となり、アテにならないと自分勝手に思ってしまう。そのままズルズルと南へ南へと右下りの樹氷の中を進むが、前方が急に落ちているような所に出る。ガスと吹雪で視界が悪い。しかも15時少し前。丁度平らな場所もあり、今日の行動を打ち切る。ペグでテントの端を止めてからポールを差し込み、立ち上げる。西氏が無線機を出すが、前氏、阿氏の電波は受信出来たが出力が弱く、こちらのは届かず交信は不能。持ち寄った酒と肴で、真冬のテント泊まりは初めての西氏と萩氏は、テント泊まりそのものが初めてとのことだが食はすすむ。間もなくアルコールは切れ、飯を腹に詰め、残りのアルコールを飲む。現在地不明のままの幕営は成田も初めて、明日もこのままの天候なら遭難かもと不安な一夜を。予報は晴れ、降水確率は0%なのに。
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降雪なし、東側に雲の上から日が出す。現在地は小岳の南西側、地図上の1,300m付近。南西の小尾根の向こうに仙人岱の小屋も見える。快晴だ。仙人岱小屋へ。余裕の為、小屋の入口の除雪を行う。冬用入口は下方が凍ってなかなか開かない。スキーヤーが一人二人登って来た。我々はザックを置き、大岳へ。山頂から360度の展望を楽しみ下山。沢を越えるとシールが団子になり外す。気温はかなり高くなったようだ。無事酸ケ湯へ下山。二日間、しかも未熟なリーダーの元、不安な山行であったと思う。ルートファインディングの弱さが暴露した私(成田)の為です。又あることでしょう。同行される方はご承知あれ。

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