記録ID: 501406
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
大力山−笠倉山
2014年08月30日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:15
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
天候 | ガスのち曇り 20〜29℃くらい 日の出 5:11 日の入り 18:17 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届 登山ポストはなかった。 あらかじめ新潟県警察にメールで登山届を提出しておいた。 http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/ 気になる道がどうなっているのかを確認しているうちに、沢沿いに下山可能なコースを見つけてしまったため、計画とは異なるコースで下山した(計画では尾根コースのピストン)。状況によってはこうした予定外の行動を取りうる旨を登山届に書いておけばよかった。 コース状況 宝泉寺の登山口から杉林の中を登りはじめた。三十三観音の石をたどっていくと、秋葉堂というお堂に出る。宝泉寺の毘沙門堂からの道がここで合流する。大力山への道は、秋葉堂の裏手に続いている。急坂には階段があって登りやすい。そうでなければ、土が粘土質なので滑りそうだ。やがて左から水道山コースが合流してくる。地形図によれば、それよりも先に右から合流してくる道がありそうなのだが、気がつかなかった。七合目と書かれた新しい標柱のところでは道が2本に分かれる。左が新しい尾根道、右は古い沢道。2本に分かれた道は数分歩くとまた合流する。大力山の山頂の手前には東屋がある。屋根の下にテーブルとベンチがあり、ちょっとした雨宿りや日よけができる。「山ぽすと」という箱の中には、避難小屋によくあるような自由に書き込めるノートが入っている。大力山の正確な頂上は、標識があるわけでもないので素通りしてしまった。 東屋からほんの数分で、板木城跡方面と黒禿の頭方面の分岐に出る。そこから黒禿の頭までの尾根道にはきつい登りがないので、たいして疲れなかった。ガスの中で細い尾根を無心に歩いたら、あっけなく黒禿の頭に着いてしまった。小出郷山岳協会の標柱があり、そこで笠倉山方面と駒の頭方面の道が分岐している。笠倉山方面に進むと、すぐに林道「高石中ノ又線」に出る。林道に下りて右(南魚沼市側)に数分進むと、笠倉山登山口の駐車場がある。登山口であることを示す標識類はまったく見当たらないが、駐車場の奥の角に登山道の入口があった。笠倉山への登山道は、木の根をまたぎ越すようなところもあり、黒禿の頭までの尾根道とくらべると険しく感じる。しかしなにぶん距離が短いので、感覚としてはあっという間に頂上に着いてしまう。地理院地図に表記されていない三角点があらわれて戸惑ったところが笠倉山の山頂だった。 黒禿の頭まで戻ってから、駒の頭方面にも進んでみた。地形図では途中までしか道が書かれていない。それが実際にはどうなっているのかを確かめたかった。道は大力山から黒禿の頭までの尾根コース以上に道幅が広かった。途中の急坂にはロープも設置されていた。ところが、その道はやがて尾根から大池川側の斜面に下りてしまう。尾根上にも一応踏み跡は続いているが、それまでの道とくらべるといかにも頼りない。駒の頭の手前の小ピークに四等三角点があって、そこから先には踏み跡もなくなる。それで駒の頭はあきらめ、道の広いところまで戻った。次に、道にしたがって大池川方面に下ってみた。杉林になった。依然として道幅は広いが、道は一面低い草に被われてしまった。ほとんど手入れがされておらず、あまり歩かれていないことは明らかだった。道形がほとんどわからないカヤの原をなんとか抜けると、道はまもなく沢に合流する。合流といっても、道は道として沢の脇を下っていく。渡渉ポイントがいくつもあらわれる。沢は急流だがまだ小さいので、渡渉するとき足はほとんど濡らさずにすむ。渡渉ポイントがわかりにくそうなところでは、木の枝に赤布がつけられていた。沢の水量が増してきたところで、道はいったん沢からはなれる。道がもう一度沢沿いに戻ってから、渡渉するかわりに草で完全にカモフラージュされた橋を渡ったことに驚いていると、林道に出た。 大池川沿いの林道の途中に、大力山の方向に入っていく道があった。その道が大力山の山頂まで続いていることを期待してたどってみたが、途中で踏み跡を見失った。登山道ではなかった。 全体として、尾根道にはクモの巣がきわめて多かった。 ブヨやカなどはほとんどいなかった。 |
ファイル |
(更新時刻:2014/08/31 01:39)
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写真
装備
個人装備 |
GPS
カメラ
地理院地図/コンパス
レインジャケット
シェルター
シュラフカバー
熊よけ鈴/熊スプレー
救急用品
ナイフ
ヘッドランプ
水(1.2L)
食糧/非常食/行動食(1日分)
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感想
今回登った山は景色のよさで知られる。それなのに、ガスと雲で景色がまったく見られなかった。いつかまた、今度は景色も楽しみに来たい。
大力山、黒禿の頭、笠倉山といった山々は、地元の人以外にはそれほど知られていないのではないだろうか。知っている人でも、景色のいい尾根歩きを楽しむというのがほとんどではないだろうか。駒の頭への尾根から大池川の支沢に下るコースには、尾根コースとはまた別の楽しさがあった。こちらのコースは無雪期限定だ。かつては相当整備されていたはずのこのコースが今は廃道寸前であるということに、ショックをおぼえた。もしも登山者だらけのあの山やこの山にこんなコースがあったら、大歓迎されることだろうに…。でもあらためて考えてみると、歩く人が少ないためにすばらしいコースが廃道化していくというのは、本当に残念なことなのだろうか。よくわからない。
今回の山行記録を書くために検索していて、おもしろい記録がみつかった。力量の違いなどを顧みずに勝手なことをいわせてもらえば、近しさ─kindred spirit (Anne of Green Gables) ─のようなものを感じた。
「鳴倉山 トヤの頭 駒の頭 笠倉山 黒禿の頭 大力山」(等高線の狭間から)
http://himalaicus.hiho.jp/yamaseireki/2014/kurohagenokashira/kurohagenokashira.html
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