【八ヶ岳】地獄谷権現沢左俣下左方ルンゼ(仮)アイスクライミング
- GPS
- 11:26
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,030m
- 下り
- 1,044m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:38
- 山行
- 1:50
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 1:54
天候 | 土:曇りのち雪 日:雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・出合小屋まではテープが多数あり、迷わない。間を通れる堰堤は、巻くより間を通った方が早い。3回渡渉があり、ストックがあると渡りやすい。 ・出合小屋から先は積雪が多く、膝〜太腿程度のラッセルとなる箇所が多い。氷結が良く、傾斜の緩い滝は埋まりかけていた。 ・下左方ルンゼ(仮)は、左方ルンゼの1本下流の右岸枝沢。一応氷瀑が2つあったが、概ね雪に埋もれており、遡行価値は低かった。積雪が増える前であれば、それなりに楽しめるかもしれない。 |
その他周辺情報 | ・出合小屋のストーブは煙突が詰まっているようで、煙が抜けず、使おうとしたところ、室内に煙が充満した。修理されるまでは使わない方が良い。 |
写真
感想
【計画の経緯】
この週末は、八ヶ岳の中でも行ったことのない地獄谷流域へ行きたいと前から思っていた。1週間ほど前時点で、一応登れたという情報(https://kamoshika.co.jp/blog/%E5%85%AB%E3%83%B6%E5%B2%B3%E3%80%8C%E4%B8%8A%E3%83%8E%E6%A8%A9%E7%8F%BE%E6%B2%A2%E3%80%8D2022-12-9%E3%80%80/
)もあり、まだ大して雪も降っていないので快適だろうと目論んだが…
【山行】
○1日目
アプローチ短縮を図り、美し森駐車場ではなくたかね荘に駐車。暗いうちに出発したら少し迷った。車道は一般車通行止めのはずだが、途中までは2条の轍があり、意外。
出合小屋までの道のりは長いが割と親切にマーキングや梯子があり、ありがたい。しかし、雪が想定以上に積もっており不安になる。
小屋内にテントを設営し、不要なものは置いて、とりあえず上流へ。が、雪が深くて大変。ということで一番コースタイムが短く、エスケープもしやすそうな権現沢左俣へ入ってみる。
ともかくラッセルが大変で時間を取られ、そうかと思うと時々踏み抜いてひやりとする。頑張って進むとゴルジュや小滝が出てきて少し気がまぎれるが、またラッセル。展望台の滝が凍っていればそれを登って帰ろうかとも思ったが、繋がっていないのでパスし、さらに上流へ。しかし、大滝を前に、雪も降ってきたし、もう嫌になったので左のルンゼへ逃げることに。このルンゼ、多少は滝があると思っていたが、この雪のせいで滝がほとんど埋まっていて、急な雪壁状になっていてかなり辛い。
やっとでてきた滝も氷の部分は3mくらいと短く残念。フリーソロで越えてさらに雪壁状になっている滝を2つ越えたところで、相変わらずの深い雪に埋もれたゴーロが見えたので、ここで右岸斜面を登ってエスケープ。1箇所岩登りがあって緊張したが、フリーソロで越え、トラバースして展望台の滝の上流を過ぎ、さらにトラバースで川俣尾根に到着。
川俣尾根は概ね下りやすい尾根で、最後が少し急だった以外はさくさく下れたが、結構長く感じた。ラッセルに苦労しながらも、意外と標高を稼いだもんだなぁと感心。
小屋に戻り、沢で水を汲んだら、小屋にある薪ストーブを使おうと、火おこしをする。割と良い具合に薪は燃えたが、なぜか煙突から煙が抜けず、小屋内が煙くなるばかり。結局諦めたが、服やテントが燻されて煙臭くなったばかりであった。どうやら、煙突が詰まっているのだろうとのこと。
夜は鍋を楽しんだ後、知り合いの知り合いと、共通の知り合いの話をして盛り上がり、楽しい時を過ごした。
○2日目
夜の間にも雪はどんどん降り積もり、翌朝には20cm近く積もっていた。こうなるとラッセルはますます大変だろうし、雪崩の危険性も高まっているだろうしということで、何もせずに撤退することに。
こんな日にも、早朝発で出合小屋へ来るパーティが結構いたことには驚いたが、それでやる気が復活することもなく、帰りも長い道のりを経て、車に戻った。
【感想】
この週末、地獄谷流域はラッセルが厳しかったが、西面ジョーゴ沢等は快適だったようで、地獄谷は失敗だった。確かに月曜にはそれなりに降っていたが、こんなに溜まっているとは。また、もっと条件の良さそうな時にリベンジしたいと思う。
こんな条件でも、とりあえず同ルート下降ではなく、下左方ルンゼを登れたので、それはまぁ良かったかな。
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