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Yamareco

記録ID: 503390
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無雪期ピークハント/縦走
大雪山

トムラウシ山 上俵真布林道から

2014年08月30日(土) 〜 2014年08月31日(日)
 - 拍手
Gyo その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
--:--
距離
28.0km
登り
1,701m
下り
1,692m
天候 晴れ&ガス
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上俵真布林道は鍵を旭川の上川中部森林管理署で前日に借りた。林道は慎重に走れば乗用車でもなんとか大丈夫。
その他周辺情報 東神楽の花神楽(パ酒ポート提出で500円)
台地林道入口、ここから歩きます。
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台地林道入口、ここから歩きます。
今日は珍しく3人パーティー
今日は珍しく3人パーティー
色づくウラジロナナカマド
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色づくウラジロナナカマド
煙を上げる旭岳
ガレ場に差し掛かる
ガレ場に差し掛かる
ガレ場を慎重に登る
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ガレ場を慎重に登る
色づく斜面
オプタテシケ山と硫黄沼
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オプタテシケ山と硫黄沼
正面に目的のトムラウシ山
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正面に目的のトムラウシ山
兜岩が右に見えてきた
兜岩が右に見えてきた
兜岩手前から一旦沢へ下って登り返す
兜岩手前から一旦沢へ下って登り返す
色づく斜面
兜岩を間近で
青空に向かって登り返す
青空に向かって登り返す
唯一のお花畑
昔は硫黄沼から白金温泉に抜けることができたらしい。行ってみたい
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昔は硫黄沼から白金温泉に抜けることができたらしい。行ってみたい
三川台の分岐に到着
三川台の分岐に到着
ユウトムラウシ川の源流部
ユウトムラウシ川の源流部
トムラウシ山が近くなってきた
トムラウシ山が近くなってきた
正面にトムラウシ山を見ながら
正面にトムラウシ山を見ながら
箱庭のような源流部
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箱庭のような源流部
黄金ヶ原
名前の通り、黄金色
名前の通り、黄金色
登ってきた方面と手前にウラシマツツジ
登ってきた方面と手前にウラシマツツジ
真っ赤なウラシマツツジ
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真っ赤なウラシマツツジ
南沼キャンプ指定地につきました
南沼キャンプ指定地につきました
翌朝、トムラウシ山頂
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翌朝、トムラウシ山頂
焼ける北大雪の空
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焼ける北大雪の空
右下に沼の原
焼けるオプタテシケ山
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焼けるオプタテシケ山
感動のUSK君
我々もパチリ♪
表大雪の山並み
ぐるっと北大雪から東大雪
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ぐるっと北大雪から東大雪
十勝連峰
影トムラウシ
光る沼の原、大沼
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光る沼の原、大沼
下山途中から見たテン場
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下山途中から見たテン場
快晴の中、出発
雪渓の無い南沼
光に輝くチングルマ
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光に輝くチングルマ
南沼のほとりから
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南沼のほとりから
雲が湧いてきた十勝連峰
雲が湧いてきた十勝連峰
輝く黄金ヶ原
オプタテシケ山の撮影ポイント
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オプタテシケ山の撮影ポイント
チングルマの紅葉
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チングルマの紅葉
扇沼山方面
ユウトムラウシ川源流部、十勝連峰をバックに
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ユウトムラウシ川源流部、十勝連峰をバックに
色づく池塘群
地塘群の水を集めてユウトムラウシ川へ流れ出る
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地塘群の水を集めてユウトムラウシ川へ流れ出る
黄金ヶ原の池塘群
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黄金ヶ原の池塘群
再びお花畑
兜岩を正面に下っていく
兜岩を正面に下っていく
色づく斜面を見ながら進む
色づく斜面を見ながら進む
スポットライト的
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スポットライト的
再び扇沼山へ
テングダケ
ガレ場を慎重に降りる
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ガレ場を慎重に降りる
熊の足跡

感想

週末はトムラウシ山に1泊で行ってきた。

美瑛町の上俵真布林道を通り台地林道のゲートまで車で行き、そこから歩き出し扇沼山〜三川台〜トムラウシ山までいくコースだ。
前日の夕方、旭川の上川中部森林管理署で林道ゲートの鍵を借り、翌日美瑛の道の駅で山泊デビューのUSK君と待ち合わせして、登山口へ向かった。
上俵真布林道は多少荒れているが、乗用車でもゆっくり走れば走行可能だ。

【1日目】
台地林道のゲート前には先行の車が2台止まっていて、我々も準備して出発する。

最初は林道を進むのだが、雨でかなり掘られていて、車での通行は無理である。
道は林道から登山道となり、やがて沢地形の滑りやす道となる。
ゆっくりと高度を上げると、ウラジロナナカマドが色づき始め、遠くには煙を上げる旭岳が見えていた。
道は大きな岩が堆積したガレ場に差しかかり、重い荷物でバランスが取りづらいので慎重に登っていく。

ガレ場を登り切り、少し傾斜を増したハイマツの道を登ると、扇沼山に到着した。
いきなり目の前には、十勝連峰のオプタテシケ山が聳え立っていて、眼下にはタップリと水を湛えた硫黄沼があった。
残念ながら十勝連峰の富良野側には雲がかかっていてその全容は見えなかったが、十分に素晴らしい景色だった。

扇沼山で休んだ後は、正面にトムラウシ山を見ながらなだらかな稜線を進んだ。
ゴツゴツとした兜岩が間近に見えてきて、その下の沢へ一気に降りる。
沢の渡渉地点で昼ごはんを食べて、簡易浄水器を使って沢の水を汲んで再び歩き出す。
事前に聞いた情報では、南沼の雪渓は解けてなくなっているということなので、ここで汲んで頑張って担ぎ上げることにした。

チングルマの綿毛がたくさんあって、花の時期だと綺麗なんだろうなと思いながら高度を上げる。
笹かぶりの急登をジグを切りながら登って振り向くと、兜岩が間近に見えた。
再びなだらかな道になると、急に目の前にお花畑が現れて驚いた。
きっと、遅くまで雪が残っていたのだろう。
花は、ハクサンボウフウ、ミヤマキンポウゲ、チシマキンバイ、ハクサンチドリなどが咲いていた。
結局このルートで、お花がまとまって咲いていたのはこの場所だけだった。

更に進むと、オプタテシケ山からの縦走路の合流点の三川台に到着して、少し休憩。
その後は、正面にトムラウシ山を、左手に黄金ヶ原、右手にユウトムラウシ川の源流地点の素晴らしい眺めを見ながらゆっくりと進んだ。
周辺の紅葉はだいぶ進んでいた、黄金ヶ原の草原はその名の通り黄金色に、ウラシマツツジは真っ赤に色づいて綺麗だった。
更に進んで、南沼に差し掛かると、雪渓は消えて水もだいぶ少なくなってきた。
そこから、急斜面を一登りすると南沼キャンプ指定地に到着。

ゆっくり歩いて、8時間かかってようやく到着したが、登山口から誰一人会うことのない静かな山旅だった。
テン場は短縮路から登ってきた人達がいて、僕達のほかテントは3張りだけの静かな夜だった。
到着した時は山頂にガスがかかっていたので、登頂は翌朝にすることにしてビールで安着祝いをして、ご飯をたべてUSK君からワインをご馳走になり早めに眠った。

【2日目】
翌朝は3時半に起きて、空を見ると星が輝いていて、素晴らしい快晴だった。
4時にテン場を出発して、ヘッデンの明かりを頼りに山頂へ向かった。
山頂では東の空が赤く染まっていた。
素晴らしい景色を見ながら、日の出の時間を待った。
いつ見ても素晴らしいご来光!どんどん周りが明るくなってきて、十勝連峰も輝いて幻想的な景色になり、背後にはトムラウシ山の影がはっきりと見えていた。
最後に高度を上げた太陽が、沼ノ原の大沼に反射して見たところで山頂を後にした。

テン場に戻り、朝ごはんを食べて、テントを撤収して下山開始です。
登ってきた時よりも天気はよいので、下山時もあの素晴らしい景色を楽しめると思うとテンション上がる。
荷物が軽くなり、ゆるやかな下りなので順調に進んでいく。
途中、素晴らしい景色を眺めならな何度も立ち止まりシャッターを押した。

三川台からも色づく斜面を見ながらどんどん進んで、沢で昼ごはん用の水を汲んで、扇沼山へと向かった。
扇沼山でお昼ごはんを食べていると、単独の登山者が現れた。
登山道上では初めて会う登山者だった。
前日に同じ場所からスタートしてヒサゴ沼の避難小屋に泊まって戻ってきたらしい。
扇沼山からは一気に下って、例のガレ場を降りる。
そこからは、ぬかるみの多い道を慎重に下っていった。
しばらくすると、登山道上に何ヶ所か、はっきりとフレッシュな熊の足跡を発見。
林道に出る手前には、よちよちと歩くエゾライチョウのような鳥を見たが写真を撮ることはできなかった。


概ね天気にも恵まれて、静かな山を楽しむことができた。
最初の登りを我慢して扇沼山へ出てからトムラウシ山までのコースの景色は素晴らしかった。
今回は、お花があまりなかったので、お花の咲く時期に是非再訪したい場所である。

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