【探索】豊英湖一周(二つの隧道に隔てられた謎の道)


- GPS
- 01:18
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 325m
- 下り
- 316m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2つの隧道間は舗装路だが、土に覆われている場所の方が多い。法面の土砂崩れ箇所多数あり。 隧道入り口に崩落ありと表示があったが、実際は隧道内に崩落箇所なく内部は健全な状態に見えた。 路上に茨が多く、藪漕ぎ時は注意。 足を踏み外しやすいような危険を感じる場所はなし。 |
写真
感想
これ↓(千葉県君津市奥米の廃双子吊り橋と古道)の直後の探索。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5042534.html
軽車道に付いた2つのトンネル、行き先の無い橋、湖の周りを一周できるコースの割にはレコがなくて怪しいといった理由でやってきたがこれまた想像以上の状態だった。
小袋沢隧道と、名前のわからないもう一つの隧道に挟まれた軽車道の区間は荒れ放題の様相だった。過去の記録を調べてみた所、例の台風よりも以前から荒廃が進んでおり、長年道路管理はされていなかったようだ。実質的に廃道と言ってしまっても差し支えないだろう。
この区間の道は豊英ダム建設前には確認できず、完成直後の1970年には地形図に登場していることから、ダム建設に伴い整備されたと考えられる。
市道でないことは確認済み。林業に使われたらしき形跡はあるが現状林道でもない様だ。ダム建設に伴い誕生したことからも、ダムの管理者である県またはダム管理所という事も考えられる。一方の入り口で清和県民の森が「通行止のお願い」を掲載していることからも、県が管理を担っているというのが自然だと思うがどうだろうか。もちろん県道ではないが。
また、一方方向にのみ自転車専用の標識が存在した。一度サイクリングロードとして整備されかけた可能性と、道の片側のみ(東側)が自転車専用で歩行者側の標識が消失してしまった可能性がある。いずれにせよ道交法の定める自転車専用道路の規格を満たしていないため、道路法の自転車道として自転車以外の車輌交通を制限する目的だったのではないだろうか。余談であるが、この道ができたのと自転車専用標識が制定されたのはほぼ同時期だ。
軽車道区間は土砂と緑と落ち葉に覆われていたが、人の足跡とケモノの足跡をどちらもよく見かけた。まぁケモノ8割な感じだったが。自転車の轍もあり、こんな状態でも入ってくる人はやっぱりいるようだ。
崩落土砂には人間とケモノが作った獣道ができており、乗り越えるのは苦もなかった。一方、藪が進行を阻む場面ではよく育ったイバラの存在が鬱陶しく感じた。道の上には順調に樹木が育ってきており、長い間放置され徐々に自然に還ろうとしているかのようだ。”廃道”区間を歩いたのは30分ほどだったがなかなか体力を消耗してしまった。
というわけで、普通のコースハイキングを楽しみたい人はここに入るのは全くおすすめできない。ある程度は整備が維持されている所に行きましょう。
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