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記録ID: 504772
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

石老山

2014年09月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:46
距離
6.9km
登り
535m
下り
501m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:09
休憩
0:37
合計
3:46
9:53
9:53
68
11:01
11:01
27
11:28
11:54
25
12:19
12:20
7
12:27
12:37
48
○ CT(標準) : 3時間20分
○ CT(実績) : 3時間00分 (休憩含まず)
天候 ・晴れ時々曇り ※寒冷前線が近づいており夕方から雨の予報
・気温&湿度高め
・風穏やか
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
○往路
 ・中央本線/相模湖駅(09:09 着)
 ・バス/石老山入口バス停(09:26 塩山駅発 - 09:40 着)
   ※バス料金は、200円/人 (ICカードなら195円/人)
○復路
 ・バス(13:55 プレジャーフォレスト前バス停発 - 14:07 相模湖駅着)
   ※バス料金は、200円/人 (ICカードなら195円/人)
 ・中央本線/相模湖駅(14:12 発)
コース状況/
危険箇所等
(1) 石老山入口バス停〜相模湖病院(登山道入り口)
 一般車道です(アスファルト)。

(2) 登山道入り口〜顕鏡寺〜八方岩
 奇岩・怪岩が連続する石の登山道です(一部石畳もあり)。
 道自体が岩となっている箇所もあり、濡れていると大変滑りやすいです。
 顕鏡寺の表参道ということもあり、独特の雰囲気が漂います。

(3) 八方岩〜融合平展望台〜石老山山頂〜大明神展望台
 比較的アップダウンの少ない風の通る尾根道です。
 特に危険箇所はありませんが、階段や赤土が露出している場所は
 濡れていると滑りやすいので気を付けて下さい。
 八方岩では南面の、融合平展望台では北面の、山頂では南面の展望が開けます。
 最も展望のきく大明神展望台では360度のパノラマを楽しめます。
 
(4) 大明神展望台〜箕石橋
 上記(2)と同様、奇岩・怪岩が連続する石の登山道です。
 こちらは沢沿いを進む道です。
 表参道でない分上記(2)よりも静かで落ち着いた雰囲気です。

(5) 箕石橋〜プレジャーフォレスト前バス停
 一般車道です(アスファルト)。
 意外と車が良く通るので注意して下さい。

(6) 全般
 道標やベンチ等の整備が行き届いており、安心して歩けるコースです。
その他周辺情報 (1) トイレ
 以下の3箇所にあります。
 ・石老山入口バス停から石老山橋を渡った左手
 ・顕鏡寺
 ・相模湖休養村キャンプ場の手前

(2) 登山ポスト
 見つけられませんでした。

(3) 飲食店
 プレジャーフォレスト前バス停にカフェがあります。
登山道に取り付くと、いきなり巨岩のお出迎えです。
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登山道に取り付くと、いきなり巨岩のお出迎えです。
石畳が濡れていて滑りやすかったです。
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石畳が濡れていて滑りやすかったです。
「滝不動」
穴の奥に石像があり、その上部から滝が流れています。
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「滝不動」
穴の奥に石像があり、その上部から滝が流れています。
「屏風岩」
住居の屏風を思わせることからこの名がついたそうです。
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「屏風岩」
住居の屏風を思わせることからこの名がついたそうです。
「仁王岩」 ※別名「阿呼岩」
その昔この場所には仁王門があったそうです。
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「仁王岩」 ※別名「阿呼岩」
その昔この場所には仁王門があったそうです。
ご覧の通り、登山道まで岩だらけです。
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ご覧の通り、登山道まで岩だらけです。
「駒立岩」
山中最も有名な巨岩だそうですが、あいにくピンボケしてしまってます(涙)。
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「駒立岩」
山中最も有名な巨岩だそうですが、あいにくピンボケしてしまってます(涙)。
「文殊岩」
岩のように重い罪も文殊の知恵はこれを救うということで、参拝者が岩肌を触ってあやかるのだそうですが、残念ながらこれもブレブレです。
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「文殊岩」
岩のように重い罪も文殊の知恵はこれを救うということで、参拝者が岩肌を触ってあやかるのだそうですが、残念ながらこれもブレブレです。
顕鏡寺にて。顕微鏡みたいな名前ですね(笑)。写真左の大木は「蛇木杉」と呼ばれ、地上に露出して伸びた太い根っこが蛇のように見えます。
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顕鏡寺にて。顕微鏡みたいな名前ですね(笑)。写真左の大木は「蛇木杉」と呼ばれ、地上に露出して伸びた太い根っこが蛇のように見えます。
「岩窟」
その昔、道志法師と源海法師が住居としたそうです。
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「岩窟」
その昔、道志法師と源海法師が住居としたそうです。
「蓮華岩」
散蓮華(炒飯食べるときのやつ)に見えることからこの名がついたそうです。
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「蓮華岩」
散蓮華(炒飯食べるときのやつ)に見えることからこの名がついたそうです。
その先で地図に載っていない分岐に直面。展望台の文字に惹かれましたが、やはり石老山に来たなら岩を見ねば!ということで左へ(笑)。
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その先で地図に載っていない分岐に直面。展望台の文字に惹かれましたが、やはり石老山に来たなら岩を見ねば!ということで左へ(笑)。
「鏡岩」
平面が鏡のように朝日を反射したことから。
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「鏡岩」
平面が鏡のように朝日を反射したことから。
「吉野岩」 ※別名「弁慶の力試岩」
中央に弁慶の拳の跡が二つあるとしながらも、「弁慶はそんな力は無かったと思う。拳に似た石が抜け落ちただけと思われる」と冷静に否定する解説文が面白かったです(笑)。
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「吉野岩」 ※別名「弁慶の力試岩」
中央に弁慶の拳の跡が二つあるとしながらも、「弁慶はそんな力は無かったと思う。拳に似た石が抜け落ちただけと思われる」と冷静に否定する解説文が面白かったです(笑)。
「擁護岩」 ※別名「雷電岩」
飯綱権現神社に覆いかぶさって守っているように見えます。個人的に一番好きな岩です(笑)。
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「擁護岩」 ※別名「雷電岩」
飯綱権現神社に覆いかぶさって守っているように見えます。個人的に一番好きな岩です(笑)。
「試岩」
昔腕の立つ武士が刀で試し切りしたそうです。そんなバカな(笑)。
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「試岩」
昔腕の立つ武士が刀で試し切りしたそうです。そんなバカな(笑)。
「八方岩」からの展望。
この岩に登れば八方が見えるからだそうですが、実際には南から東にかけての展望が開けているのみです。
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「八方岩」からの展望。
この岩に登れば八方が見えるからだそうですが、実際には南から東にかけての展望が開けているのみです。
往路(登り)の奇岩は「八方岩」が最後。その後は、普通の登山道になります。
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往路(登り)の奇岩は「八方岩」が最後。その後は、普通の登山道になります。
登山道の真ん中に何か浮かんでると思ったら、蜘蛛の糸に吊るされたドングリを発見!
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登山道の真ん中に何か浮かんでると思ったら、蜘蛛の糸に吊るされたドングリを発見!
「融合平展望台」からの眺め。相模湖が見えます。
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「融合平展望台」からの眺め。相模湖が見えます。
ほどなく山頂に到着!ちょっとした広場のようになっており、広めのベンチもあって昼食に好適です。
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ほどなく山頂に到着!ちょっとした広場のようになっており、広めのベンチもあって昼食に好適です。
山頂の広場から斜面を覗き込んだところに、野球ボールほどもある特大のタマシロオニタケが!隣にいたハイカーの方が「美味しそうね」と言っておりましたが、これだけはやめておいた方がいいです。死に至る場合もある猛毒のキノコなので。
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山頂の広場から斜面を覗き込んだところに、野球ボールほどもある特大のタマシロオニタケが!隣にいたハイカーの方が「美味しそうね」と言っておりましたが、これだけはやめておいた方がいいです。死に至る場合もある猛毒のキノコなので。
山頂を後にし、気持ちの良い尾根道を下ります。広葉樹の落葉が綺麗です。
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山頂を後にし、気持ちの良い尾根道を下ります。広葉樹の落葉が綺麗です。
トンネルを抜けると、、、
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トンネルを抜けると、、、
そこは「大明神展望台」でした。360度の展望は今回のコースの中でも随一です。写真は北面のカットで、春に歩いた奥高尾(陣馬〜影信〜城山〜高尾山)の稜線が一望できました。
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そこは「大明神展望台」でした。360度の展望は今回のコースの中でも随一です。写真は北面のカットで、春に歩いた奥高尾(陣馬〜影信〜城山〜高尾山)の稜線が一望できました。
先週の伊豆ヶ岳では秋の訪れを感じましたが、空を見るとやっぱりまだまだ夏ですね〜。っていうか、今日本当に夕方から雨降るのかな。。
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先週の伊豆ヶ岳では秋の訪れを感じましたが、空を見るとやっぱりまだまだ夏ですね〜。っていうか、今日本当に夕方から雨降るのかな。。
「大明神展望台」を過ぎると、登りと同様の「岩の道」が現れます。
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「大明神展望台」を過ぎると、登りと同様の「岩の道」が現れます。
ただ、こっち(下り)は沢沿いです。苔生した岩と沢のコンビネーションで、なおさら絵になります。
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ただ、こっち(下り)は沢沿いです。苔生した岩と沢のコンビネーションで、なおさら絵になります。
ここは本当に東京か!?あまりの素晴らしい光景に、そう呟きながら歩いておりましたが、帰ってから調べたら神奈川でした(笑)。
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ここは本当に東京か!?あまりの素晴らしい光景に、そう呟きながら歩いておりましたが、帰ってから調べたら神奈川でした(笑)。
表参道から外れたというだけで、名前の付かなかった奇岩の数々。中でもこの岩は「菱餅岩」とでも名付けたくなるほど、端正な形をした岩でした。
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表参道から外れたというだけで、名前の付かなかった奇岩の数々。中でもこの岩は「菱餅岩」とでも名付けたくなるほど、端正な形をした岩でした。
沢と岩。光と影。
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沢と岩。光と影。
なかなか良い山でした。
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なかなか良い山でした。

感想

仕事の関係で嫁の都合が付かず、久しぶりに独りで山に行くことにしました。

普段の単独行では、わざわざ二人で行くまでもないような地味な山(と言っては
山に失礼ですが)を選んで登ることが多いのですが、今回のそれは石老山でした。

念のため補足しておくと、石老山は決して地味な山ではありません。
奇岩・怪岩が点在する信仰の山としてそれなりに人気もあり、僕自身以前から
気になっていた山の一つでもありました。

ただ、二ヶ月前の九鬼山で受けた毛虫の洗礼によるトラウマは大きく、
この辺りの山域自体に懐疑的なイメージを拭えずにいたせいで、半ば無意識に、
「二人で行くまでもない山」という誤った印象を抱いていたのでした。

今回実際に登ってみてその認識を改めました。
石老山は「独りで行くには勿体無い山」だったと。

名は体を表すとはまさにこのことで、文字通り『石の山』でした。
コースに二つ三つ巨岩があることは良くありますが、ここまで岩だらけの低山は
この辺りでは珍しいと思います。更に、それら岩が山懐に建つ顕鏡寺の信仰と
結びついたことにより、奥ゆかしさを醸し出していました。

特筆すべきは、岩だけではありません。展望のきく融合平展望台に大明神展望台、広々としてのびやかな山頂など、低山の割りに見所が多いところも魅力的でした。

僕は常々(実際そんなことを聞かれることはあまり無いのですが)
もしこれから山登りを始めたいという人にお薦めの山は何かと聞かれたら、
何と答えればよいか、ということを無駄に考えたりしています。
今回の石老山は自信を持ってお薦めできる山の一つだと思いました。

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