記録ID: 50506
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沢登り
丹沢
西丹沢/モロクボ沢支流 雷木沢
2009年11月24日(火) [日帰り]


- GPS
- 06:30
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 701m
- 下り
- 683m
コースタイム
用木沢出合8:42−
8:53モロクボ沢出合(やまびこ橋)−
8:58雷木沢出合9:13−
9:22F1−10m+5m(右岸高巻き)−
9:38F2−15m+5m(左岸高巻き)−
9:52F3−25m大滝10:00(左岸大高巻き)−
10:23F3大滝高巻き終了−
10:49F4−2段12m(左岸高巻き)−
10:57F5−10mナメ滝(右岸巻き)−
12:17奥の二俣左沢 涸棚(右沢との中間尾根を詰める)−
12:42水晶沢ノ頭13:09−
雷木沢左岸尾根を下降−
15:00白石沢・モロクボ沢出合−
15:12用木沢出合=
山北駅南口/さくらの湯(入浴)
8:53モロクボ沢出合(やまびこ橋)−
8:58雷木沢出合9:13−
9:22F1−10m+5m(右岸高巻き)−
9:38F2−15m+5m(左岸高巻き)−
9:52F3−25m大滝10:00(左岸大高巻き)−
10:23F3大滝高巻き終了−
10:49F4−2段12m(左岸高巻き)−
10:57F5−10mナメ滝(右岸巻き)−
12:17奥の二俣左沢 涸棚(右沢との中間尾根を詰める)−
12:42水晶沢ノ頭13:09−
雷木沢左岸尾根を下降−
15:00白石沢・モロクボ沢出合−
15:12用木沢出合=
山北駅南口/さくらの湯(入浴)
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
雷木沢(らいきさわ) ■中川川水系モロクボ沢の一番目に左岸(右側)から入る支流。 詰めは東海自然歩道の一旦、水晶沢ノ頭東面に突き上がる。 ■入渓 用木沢出合から林道ゲートを越え、旧白石キャンプ跡地へ入る 左側コンクリートの橋を渡って、モロクボ沢方向へ行き、 やまびこ橋という赤い橋の手前から右へ歩き30mほどで右から入る 水流の細い沢が雷木沢。 すぐ先の昭和55年製堰堤に名前が記されている。 ■ポイント ・堰堤を越えると小さなナメが続き、沢が左へ曲がるとF1が現れる。 下から見ると10m程度だが、その上部に2段目5mがある。 滝の右側上部に見えるテラスっぽい岩は手も足もないスラブなので 左側(右岸)のザレを登り、滝の落ち口より更に上の尾根状を目指して 登り、それを越せばF2の手前にクライムダウンできる。 ・F2も15mと5mの2段構成。 右端から登り笹薮を頼りに巻くことが可能。 ・くの字3m滝を越せば、この沢の大滝25mが毅然と姿を現す。 上部は水流が直落し下部は丸くくの字を描くように落ちる美しい滝だ。 名前をもらってもよいほどの立派な滝である。 直登は厳しいので高巻きを探す。左も大きく巻けば行けそうだが、 今回は右側上に見える尾根を目指して大きく高巻く。 尾根に乗り少し上に登れば植生保護柵が出てくる。 この柵に少しの間沿ってトラバースし、下に沢が見えた辺りの急なザレを ステップを切りながら降りる。降りたところは大滝落ち口の20mほど上流。 ・小ぎれいなナメが続き、左から2本の支沢を見送り(2本目の支沢の奥に 10mスラブ滝がある)、小滝を2つ越えてしばらく行けば、3段の滝が 見えてくる。この滝も美しい。 1段目はトイ状4m、2段目はスラブ8m滝で右側(左岸)から巻いた。 少し離れて3段目は10mナメ滝。左側(右岸)からブッシュ頼りに越す。 ・ゴーロ帯となり3mナメ、少し開いて2条4m滝、2m滝と越せば 水流左に3mほどの大岩。この手前あたりで水涸れとなる。 ・涸れた沢を詰めていけば垂直の壁が左にある二俣状。 左沢の壁を越えると更に奥に壁が見えてくる辺りで、先ほどの右沢との 中間尾根を詰めてみる。 木の根やブッシュを頼りに急な尾根を高度差100m登り、笹薮の左隅を 登れば植生保護柵に塞がれるので、右側へ行けば柵の開いたところから 東海自然歩道でもある水晶沢ノ頭の標識とベンチに飛び出す。 ■遡行グレード:2級(滝の高巻きを考慮して) 雷木沢左岸尾根 ■雷木沢の北側に沿った尾根で、水晶沢ノ頭からモロクボ沢出合に続く。 ■ポイント ・下降の取り付きは、先ほど雷木沢を最後に詰めたところを逆に下る。 ・核心(迷いやすい箇所)は標高1110mの平地から970m小ピークに 降りる尾根の選択。 1110mポイント(笹薮あり)を手前から南側に下りてしまうと 1本上流の支尾根に出てしまうので注意。 降りる尾根は傾斜も最初は比較的緩やかで、少し下れば数十m急な下降 となる。 ・左側の沢は急なルンゼ状で垂直以上の壁が左下に見える痩せ尾根である。 ・標高860m小ピーク手前で植生保護柵と赤い階段梯子が行く手を塞ぐ。 この860mピーク下で左に分かれる尾根に乗りたかったので、 柵の左沿いに降りていけば柵の終わりに赤テープが巻かれた比較的 明瞭な作業路に出た。 先ほどの柵始まりで右に行ってもよかったようだ。(未確認だが) ・作業路に従い下っていけば植林帯となり751m小ピークから ジグザグと下れば旧白石キャンプ跡地(モロクボ沢出合)に戻れた。 ★読図の難易度は読図講習中級者向きといったところか。 地形図とコンパス読み技術は必須。ハイキングレベルの人は道迷いや 転落の危険があるので要自粛。 携帯電話通話状況 ・水晶沢ノ頭ベンチ ドコモFOMA 1〜2本 通話確認 au 2〜3本 通話確認 ご注意)当ルートはバリエーションであり、沢登り技術、読図技術をマスターし、 装備も万全を配している方向きです。 一般登山のみの方はご遠慮いただき、同様のルートを行こうとする場合は ベテランと同行されるとか、必要な技術を講習等でマスターして下さい。 |
ファイル |
(更新時刻:2009/11/22 23:24)
|
写真
感想
前回単独で行ったときはF1の高巻き方法を見つけるのに四苦八苦してしまい
時間切れでF2基部までで撤退した。
今回はパートナーが同行してくれたので、ようやく念願の雷木沢完全遡行ができた。
パートナー曰く「玄人好みのよい沢」とのこと。
たしかに沢初心者にはどうかと思うが
これだけよい滝を抱えて今まで無名に近いというのが不思議。
個人的には十分魅力的なよい沢だった。
ポイントは出合すぐ先から始まる3つの滝をどう巻くか
ルートファインディングと、
それなりに高巻きは悪いので、それらを安定して越せる経験がないと
リスクは大きいと思う。
でも沢慣れした人が期待しないで入ると期待以上であろう。
また中流部の3段(に見える)滝も個性的だし
途中のナメも小規模だが、隣の水晶沢と同様なかなかのものなので
アクセントがあり楽しかった。
このままマイナーでいてくれた方がよいかも。
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コメント
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来月遡行したいのですが遡行図利用させていただいてもいいですか?
yasuo12さん、つたないものですがよろしければどうぞ。
F1は小さめのカムを使って登ることも可能なようです
(うちの同人メンバーは登りました)が、ご自身で判断され
無理のないようにお願いします。
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