大堂海岸 トラッドクライミング


- GPS
- 27:45
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 2,713m
- 下り
- 2,666m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:29
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:52
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:22
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:03
天候 | 連日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、大堂トンネルの旧道は今回は車では入れたが、入れないことも多いらしいので、事前に確認するとよい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【全体】 ・終了点の整備されていないルートも多いので、状態の不明なルートにトライする場合は、捨て縄や下降器が必携。 ・クラックにロープが挟まってスタックしやすいので要注意。 【エリアごと】 ・ハーバーエリア:エリアへの踏み跡は明瞭で歩きやすいが、最西端のアップダウンクイズまで行こうとすると、巨岩ゴロタの通過が面倒。 ・モンキーエリア:最人気エリアだがアプローチは縄梯子等もありやや悪い。 ・大滝エリア:トポにはモンキーエリアから2~3分と書かれているが、モンキーエリアの端にある胎内クラックから2~3分だと思った方が良い。 ・帰れずエリア:海岸への径路は明瞭で歩きやすいが、海岸伝いに歩くところはアップダウンが多く面倒。満潮時や高潮時は通過困難と思われる箇所がある。 ・最果てエリア:SAMとラズベリージャムのそれぞれに懸垂下降点まで残置ロープがあり、それぞれ70m、60mのロープでちょうど取り付きまで降りられる。満潮時や高潮時以外は、SAMの取り付き点とラズベリージャムの取りつき点は行き来可能。 |
その他周辺情報 | ・メンバーのS藤によるYAMAP記録:https://yamap.com/activities/21788424 ・今回は樫西園地でテント泊した。炊事場はないがトイレは綺麗。 ・大月町中心部の「お好み焼きひな」は、安価で美味しくお薦め。(1/1-2休業) ・「山田海産鮮魚店」で刺身を注文するのがここへ来るクライマーの慣行のようになっているが、実際美味であった。(1/1休業) ・買い物は、コモンズ大月店(1/1-2休業)とママショッピングセンター(1/1休業)で可能。コモンズは普通の小規模スーパーだが、ママは独特の雰囲気があり面白い。一度は行くべき。宿毛のフジは1/1も営業していた。 ・入浴は、ベルリーフ大月にて16-21時に、600円で可能。但し12/31,1/1は宿泊者限定となっていた。 ・ごみ捨ては、道の駅大月にて可能。家庭ごみの持ち込みは禁止されているが、キャンプで出たごみについての言及はない。 ・新しいトポが作成の途上にあり、そのうち出版されるという話がある。 ※以上は、2022年末〜2023年始の状況 |
写真
装備
備考 | クライミングシューズの消耗は激しい |
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感想
【計画の経緯】
ぶなの会に入会したころから、素晴らしいシークリフとしてその名を聞いていた大堂海岸。昨年の年末年始も行きたいとは思っていたが、メンバーが集まらず諦めた。今年こそ、と思って秋くらいからメンバー募集をしたところ、何とかそれなりの人数が集まり、ようやく行くことに。
【記録】
■2022.12.30
○モンキーエリア
・うず潮 OS
横向きのクラックも多く登りやすい。
・スーパークラック OS
・スーパークラックの上 フォローノーテン
スーパークラックはハンドが効いて登りやすかったが、調子に乗って登ったら右にある終了点を見逃し降りられなくなった。linkuroにフォロー&上まで抜けてもらったが、上は脆くて悪かった。初日にしてハマって大堂の洗礼か。上もクライミングの内容は面白いので、皆が登って脆さが無くなれば結構良いルートだとは思う。一応残置終了点はあった。
■2022.12.31
○帰れずエリア
アプローチが磯歩きで、なかなかに面倒。
・オールマイティー OS
トポには2ピッチのルートとして載っているが、60mロープなので1ピッチで登った。下部は5.8とされているが意外に登りにくい。上部は5.9とされているが下部より登りやすく感じた。
・熱風セレナーデ OS
このルートも2ピッチとなっているが1ピッチで。オールマイティーと同じく下部が怖かったが、何とか成功。上部は10aの割には登りやすく感じた。ロープを引き下ろすとき、下にある水たまりに落ちそうになり、人間ブリッジを作ってそれを阻止しようとするのが面白かった。
・お月さん桃色(?) OS
5.8 20mとされるがよく分からず、30mちょっとロープを伸ばしたところでぼろそうな終了点があったので、少し残置を足してから下った。あまり登られていないようで岩も脆く、地雷ルート。登攀内容は良くも悪くもなくそれなり。
・イースター1p目 FL
下部は登りやすかったが、上部のオフウィズスでいつものムーヴでは厳しく、初めてリービテーションを活用した。オンサイトならできなかった気がする。
■2023.1.1
○最果てエリア
・SAM 1p目 フォロー1テン 2p目フォローノーテン
パートナーのS藤の目標ルートをフォローでお気軽に登って楽しかった。長く続くシンハンドで耐えられず1回テンションしたのが残念。
昼過ぎには終わったので、柏島など観光し、元日でも営業していた宿毛のジョイフルでのんびりした。
■2023.1.2
○大滝エリア
トポにはモンキーエリアから2,3分などと書かれていたが、巨岩のゴロタが続いて意外と面倒。5分はかかる。
・アメフラシ OS
下から樹林帯まで綺麗に続いたクラックで、幅も様々に変化し面白かった。
・大フレーク OS
下部のちょっといやらしいところをボルトで越えたら、気持ちの良いガバが続く楽しいルート。景観もよい。
○モンキーエリア
・モンキー・ルーフ OS
やや苦手意識があるハング系課題だが、ハンドジャムがしっかり効いたので問題なく登れて嬉しかった。
・かつお OS
モンキー・ルーフの上だが、登る人は多くないようで、じゃりじゃりしている。内容は変化に富んでいて面白かったが、終了点はなく、木に直掛けで懸垂下降した。
・猿の道 フォローでノーテン
自分よりもかなり登れるS藤が難しそうに登っていたので、リードだと登れないかと思ってフォローで登ったが、意外にスムーズに登れた。もしかしたらオンサイト出来たかも…
・岡山ルート OS
猿の道で調子が良かったので、最後にぎりぎりのグレードの岡山ルートをトライ。レイバックで登ったので怖かったが何とかオンサイト出来て嬉しかった。
■2023.1.3
○最果てエリア
・ラズベリージャム OS
最終日、自分でも長いルートをリードしてみたくなったので、H内を誘って再び最果てエリアへ。55mほどもある長いルートなのにしっかりクラックが続いていて、様々なサイズが出てきて変化に富む素晴らしいルートだった。核心の甘いハンドジャムの手前で、セルフを取って休憩する誘惑に駆られたが、何とか振り切り、オンサイトできて感無量。
○ハーバーエリア
ラズベリージャムで結構やり切った感が出たので、他のメンバーが行っているハーバーエリアへ、カムやロープを持たずに散策へ。西側の最果て、アップダウンクイズまで行ってみたが、なかなかに遠かった。
着いた頃には皆クラックを登り終え、ボルダリングが始まっていたので、参入。「ヤツ!!!」とS藤により命名されたパワー系ルートは登れなかったが、いくつかその場で設定したルートを登り、楽しめた。
【感想】
憧れていた大堂海岸で、多くのルートをオンサイトで登れ、非常に充実した5日間だった。3週間ほど前に行った瑞浪屏風岩ではあまり登れなかったので不安だったが、登っているうちに感覚を取り戻せて良かった。
手は結構ボロボロになったので、このくらいの日数でちょうど良かったかな。
結局リードでは一度もテンションしなかったので、もう少し攻めても良かったかも…
開拓中のルートも含め、まだまだ大堂海岸には多数のルートがあるので、またそのうち登りに行きたいと思う。
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