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Yamareco

記録ID: 5067416
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳

2023年01月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:57
距離
8.8km
登り
1,004m
下り
1,022m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:03
休憩
0:50
合計
6:53
7:25
8
7:33
7:42
107
9:29
9:31
8
9:39
9:45
121
11:46
12:12
42
12:54
12:54
3
12:57
12:57
70
14:07
14:10
4
14:14
14:18
0
14:18
ゴール地点
天候 下は晴れ、上は雪・ガス ときどき晴れ間
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中の湯温泉旅館の駐車場を利用できる(が、4輪駆動のスタッドレスでないと入れない雪道)
松本までは鉄道で移動し、長野県民の友人の4WDに乗せてもらった
コース状況/
危険箇所等
広場のすこし先までは消えかけのトレースあり、そこから先はほぼノートレースだった。
明らかな危険個所はなかったような
その他周辺情報 中の湯温泉800円
前日は道の駅風穴の里で車中泊
月がとても明るかった
2023年01月06日 22:46撮影 by  802SO, Sony
1/6 22:46
前日は道の駅風穴の里で車中泊
月がとても明るかった
中の湯温泉への雪道をゆく
なるほどこれは四駆でないと駄目なわけだ
2023年01月07日 05:50撮影 by  802SO, Sony
1/7 5:50
中の湯温泉への雪道をゆく
なるほどこれは四駆でないと駄目なわけだ
中の湯温泉旅館、うだうだしていて出発まで1時間くらい要した
ここに写ってる方々と一緒に登るような形になった
2023年01月07日 06:39撮影 by  802SO, Sony
1
1/7 6:39
中の湯温泉旅館、うだうだしていて出発まで1時間くらい要した
ここに写ってる方々と一緒に登るような形になった
ではいきますか(と言ってからアイゼンを締めなおしたりしてさらに時間を要する)
2023年01月07日 07:02撮影 by  802SO, Sony
1/7 7:02
ではいきますか(と言ってからアイゼンを締めなおしたりしてさらに時間を要する)
旅館の裏手からショートカット、ここで林道を離れる
2023年01月07日 07:36撮影 by  802SO, Sony
1/7 7:36
旅館の裏手からショートカット、ここで林道を離れる
しばらく水平道を進んだ後のウェルカム急登
2023年01月07日 07:50撮影 by  802SO, Sony
1/7 7:50
しばらく水平道を進んだ後のウェルカム急登
早くも雪にはまる同行者
2023年01月07日 07:55撮影 by  802SO, Sony
1/7 7:55
早くも雪にはまる同行者
高度を稼ぐぞー
2023年01月07日 07:56撮影 by  802SO, Sony
1/7 7:56
高度を稼ぐぞー
雪にはまる同行者(2回目)
2023年01月07日 08:43撮影 by  802SO, Sony
1/7 8:43
雪にはまる同行者(2回目)
良い天気
2023年01月07日 08:47撮影 by  802SO, Sony
1/7 8:47
良い天気
トレースはあるがわかんのためやや薄く、広場少し先までの区間は我々がメインでラッセル……というほどではないがトレースをつけていく。
2023年01月07日 09:01撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:01
トレースはあるがわかんのためやや薄く、広場少し先までの区間は我々がメインでラッセル……というほどではないがトレースをつけていく。
う〜ん良いシチュエーション
2023年01月07日 09:12撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:12
う〜ん良いシチュエーション
平坦地を進むと前方に焼岳が見えてきた!
2023年01月07日 09:21撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:21
平坦地を進むと前方に焼岳が見えてきた!
平坦地を行く同行者
2023年01月07日 09:24撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:24
平坦地を行く同行者
徐々に見えてくる
2023年01月07日 09:24撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:24
徐々に見えてくる
焼岳北峰
2023年01月07日 09:27撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:27
焼岳北峰
左に見えてるのが南峰かと思っていた
稜線に煙っぽいのが上がっているが、これは火山ガスのようで硫黄のにおいがわずかにしていた
2023年01月07日 09:27撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:27
左に見えてるのが南峰かと思っていた
稜線に煙っぽいのが上がっているが、これは火山ガスのようで硫黄のにおいがわずかにしていた
2023年01月07日 09:30撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:30
左上の木が生えてるところで休んだ
2023年01月07日 09:43撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:43
左上の木が生えてるところで休んだ
この少し先でトレースは消失していた。
2023年01月07日 09:48撮影 by  802SO, Sony
1/7 9:48
この少し先でトレースは消失していた。
アイゼンでは結構踏み抜くので歯が立たず、同行の山岳会PTのわかん部隊が先行してラッセルしてくださった。
我々はそれを踏み固めながら進む。
2023年01月07日 10:09撮影 by  802SO, Sony
1/7 10:09
アイゼンでは結構踏み抜くので歯が立たず、同行の山岳会PTのわかん部隊が先行してラッセルしてくださった。
我々はそれを踏み固めながら進む。
稜線に上がるとガスってきて雪交じりの風も吹きつけてきた
2023年01月07日 10:51撮影 by  802SO, Sony
1/7 10:51
稜線に上がるとガスってきて雪交じりの風も吹きつけてきた
粛々と進む……
2023年01月07日 10:51撮影 by  802SO, Sony
1/7 10:51
粛々と進む……
南峰60mくらい下の地点の岩場
ここから先は風が強くて雪が浅くなっているし、岩場なのもあって皆さんわかんを脱いでいた
2023年01月07日 11:18撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:18
南峰60mくらい下の地点の岩場
ここから先は風が強くて雪が浅くなっているし、岩場なのもあって皆さんわかんを脱いでいた
当初は迂回した方がよいのかなと思っていたが、岩場の横が雪被りの薄そうな急斜面だったので岩場の中を縫って登った。我ながらよいルート取りだ(自画自賛)
2023年01月07日 11:34撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:34
当初は迂回した方がよいのかなと思っていたが、岩場の横が雪被りの薄そうな急斜面だったので岩場の中を縫って登った。我ながらよいルート取りだ(自画自賛)
といっても別にさして難しいわけでもなく、南峰の稜線に出る
2023年01月07日 11:41撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:41
といっても別にさして難しいわけでもなく、南峰の稜線に出る
ここまでのラッセルに感謝し山頂を譲る
2023年01月07日 11:43撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:43
ここまでのラッセルに感謝し山頂を譲る
では我々も。
2023年01月07日 11:48撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:48
では我々も。
焼岳南峰、登頂!
2023年01月07日 11:48撮影 by  802SO, Sony
2
1/7 11:48
焼岳南峰、登頂!
雲の中に姿を隠す乗鞍
2023年01月07日 11:50撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:50
雲の中に姿を隠す乗鞍
こう見ると南峰の地形は確かに険しく、冬季限定というのもうなずけるような
2023年01月07日 11:50撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:50
こう見ると南峰の地形は確かに険しく、冬季限定というのもうなずけるような
結局この5人PT+我々2人の7人PTのような形で登頂となった。
我々だけでは+1時間以上はかかったであろう
2023年01月07日 11:50撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:50
結局この5人PT+我々2人の7人PTのような形で登頂となった。
我々だけでは+1時間以上はかかったであろう
うっすらと言われてみれば程度のブロッケン
2023年01月07日 11:52撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:52
うっすらと言われてみれば程度のブロッケン
2023年01月07日 11:54撮影 by  802SO, Sony
1/7 11:54
2023年01月07日 12:01撮影 by  802SO, Sony
1/7 12:01
西穂方面は見えそうで見えない歯がゆい感じだった
2023年01月07日 12:03撮影 by  802SO, Sony
1/7 12:03
西穂方面は見えそうで見えない歯がゆい感じだった
よくわからない感じになってしまっているが、噴火口からは結構な勢いで煙がもくもくと出ていた
これがデフォなのか?
2023年01月07日 12:04撮影 by  802SO, Sony
1/7 12:04
よくわからない感じになってしまっているが、噴火口からは結構な勢いで煙がもくもくと出ていた
これがデフォなのか?
しばらく山頂で待ったがさらにガスってきたので下山。
2023年01月07日 12:12撮影 by  802SO, Sony
1/7 12:12
しばらく山頂で待ったがさらにガスってきたので下山。
山頂直下の岩場を振り返る(繰り返すがまったく難しくはない)
2023年01月07日 12:15撮影 by  802SO, Sony
1/7 12:15
山頂直下の岩場を振り返る(繰り返すがまったく難しくはない)
少し降りると来し方が見えてきた
2023年01月07日 12:27撮影 by  802SO, Sony
1/7 12:27
少し降りると来し方が見えてきた
あともうちょっと雲が高いところにいたら文句なしだったろうなあ
2023年01月07日 12:52撮影 by  802SO, Sony
1/7 12:52
あともうちょっと雲が高いところにいたら文句なしだったろうなあ
粛々と下る
先に安房峠道路が見えてきた
2023年01月07日 13:54撮影 by  802SO, Sony
1/7 13:54
粛々と下る
先に安房峠道路が見えてきた
ここに来て対岸の霞沢岳が晴れる
中腹くらいの雪のグラデーションがめっちゃ綺麗
2023年01月07日 14:05撮影 by  802SO, Sony
1/7 14:05
ここに来て対岸の霞沢岳が晴れる
中腹くらいの雪のグラデーションがめっちゃ綺麗
道路に出た
2023年01月07日 14:09撮影 by  802SO, Sony
1/7 14:09
道路に出た
中の湯に戻ってきて登山終了。
2023年01月07日 14:14撮影 by  802SO, Sony
1/7 14:14
中の湯に戻ってきて登山終了。
いい湯だった
2023年01月07日 15:26撮影 by  802SO, Sony
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1/7 15:26
いい湯だった
去り際にようやく姿を現した穂高の峰
2023年01月07日 15:56撮影 by  802SO, Sony
1
1/7 15:56
去り際にようやく姿を現した穂高の峰

感想

もともと寒がりなので雪山はそこまで精力的に活動するつもりはなくて冬季の高い雪山に行き始めたのはつい最近からなのだが、唐松、白山(百四丈滝)、仙丈と踏むとやっぱりもうちょっと……という欲は出てくるもので、今回は比較的アクセスも良く日帰りできる焼岳に挑むこととした。
前日は大阪から新幹線、特急しなの、友人の長野県民車と乗り継ぎ道の駅にて車中泊。翌朝はまだ日も明けきらぬうちに雪道をガタガタと中の湯温泉まで進む(前もって中の湯温泉に連絡しておけば駐車できる模様。ただし四輪駆動の冬タイヤであることをかなり確認されるらしく、実際それくらいでないと危険そうな道ではあった)。しばらくウダウダと準備をして7時ごろに出発。旅館の裏手ですでに積雪の深さを感じつつ、林道を過ぎ水平道へ。樹林帯の最初の急登が始まったあたりで姫路から来たという山岳会の5人PTに追いつき、結局最後までこの方々に同行させていただくような形になった。
序盤の樹林帯はトレースはあるもののわかんのトレースのためやや沈む程度であった。先頭を譲ってもらい踏みしめつつ進む。標高を上げ広場が近づいてくると結構沈むようになってきた。広場で先が開けると初めてお目にかかる焼岳の2つのピークの景色に心も踊る。なおこのへんですでに硫黄っぽいにおいがしており、北峰の方から火山ガスがもくもくと流れ出ているのが見えた。
広場の少し先の地点、急登が始まる手前、樹林帯の最後のところで休憩。この先はぐんと傾斜が増し、かすかに残っていたわかんトレースも少し先の地点で消失。アイゼンだけの我々はあんまりにも潜ってしまうので早々に先頭のラッセルを山岳会PTのわかん舞台にお願いし3,4番目で踏み固めるお仕事に回る。特徴に乏しいのっぺりした斜面だったが堅実なルート取りで無事稜線に出る。なおこのへんからガスが出てきており、稜線に出ると飛騨側から雪交じりの冷たい風も吹いてきた(とはいえガタガタ震えるほどではなかった)。稜線上は深いところはさらに深くなり腰まではまるところも時々出てきた。先頭の方もわかんでさえときどきかなり深く潜りこんでいるようだった。一層傾斜が増した地点を乗り越えるとそこは2400mくらいの南峰直下の岩場で、風で飛ばされているのか雪がだいぶ浅くなりわかん隊の皆様もわかんをはずしていた。そういうわけで山頂直下の岩場帯だけ先行させていただく。当初は西側に迂回するのかなと思っていたが、どうにも微妙な感じだったので岩場の中を進んだが結果的には楽勝な岩場だった。我ながらよいルートどりである(適当)
岩場を抜けると南峰ピークの広場に出た。山頂一番乗りはラッセルに感謝し山岳会の方に譲る。ガスの中で完全にすっきりした景色ではなかったが、太陽はそれなりに出ているし山頂で2,30分ほど休むことはできる程度な感じだった。西穂、霞沢、乗鞍、いずれもその身を露わにはしてくれなかったがこれはこれでありなのである(強がり)。ガスの合間に見えた北峰との間の噴火口は飛騨側から信州側に流れる風にのってもくもくと火山ガスが流れていた。普段からこれくらいもくもく出てるもんなのか

しばらく粘っていたがすこしするとガスがかなり濃くなってきてしまったので下山。さしたる危険地帯もないので行きはあれだけ苦しんだ斜面もずんずん下っていく。尻セードもかなりのスピードが出て楽しい。雪面を転がり落ちるように下りあっという間に広場まで戻ってきてしまった。振り返れば焼岳は南北ともすっかり霧の中に身を隠していた。
そこからはもう消化試合のような感じの下りだが消化試合としては長い。水平なトレースを歩き、テントを張っている人にあいさつし、適当に斜面をずけずけ下り、今更ガスが晴れてきた霞沢岳を眺めつつ中の湯温泉にたどり着いたのであった。雪の舞う中での露天温泉は下山後の喜びとしてはトップクラスだろう。その後松本市内の千石食堂なるお店で山賊焼きという名物を食べた。美味しいのだが食べ盛りの中学生がバイキングで何も考えずにとってきたみたいな量が出てきて下山後に遭難しそうになった。そこからはまた電車に揺られ大阪へ。特急しなの車内では爆睡していた。松本からなんだかんだ4時間くらいで着くのはありがたいなあ。

☆さすがに1月の北アとあって雪は多かったが、とくに危険なところはなかったと思う。北アルプス雪山入門には良さそう。ただしピークまでいけるかはトレースの有無と体力次第?

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コメント

楽しそうじゃないか!!!
2023/1/11 0:34
crazytakkunさん
ほどよく楽しかったですよ!!
危険個所もほとんどないです
2023/1/11 21:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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