諦めの大天井、快晴の燕岳 《1day》(40km)

2023年01月11日(水) [日帰り]

• GPS: 15:56
• 距離: 40.1km
• 登り: 3,092m
• 下り: 3,123m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:00

22:59 宮城ゲ-ト駐車場
23:05 23:05 宮城ゲート
23:20 23:20 有明山表参道登山口入口
23:59 観音峠

日帰り

• 山行: 13:03
• 休憩: 2:13
• 合計: 15:16

23:59 観音峠
0:29 0:29 中房第五発電所
1:13 1:13 有明荘
1:48 1:49 中房温泉登山口
2:25 2:25 第１ベンチ
2:53 2:54 第２ベンチ
3:32 3:48 第３ベンチ
4:33 4:40 富士見ベンチ
5:34 5:42 合戦小屋
6:07 6:08 合戦山
6:38 6:38 ベンチ
6:53 7:16 燕山荘
9:01 9:10 燕山荘
9:14 9:20 いるか岩
9:34 9:34 めがね岩
9:40 9:40 表銀座
9:40 9:48 燕岳
9:49 9:49 表銀座
10:04 10:04 いるか岩
10:09 10:45 燕山荘
10:51 10:51 ベンチ
11:05 11:05 合戦山
11:15 11:15 合戦小屋
11:39 11:39 富士見ベンチ
11:53 11:53 第３ベンチ
12:05 12:06 第２ベンチ
12:14 12:14 第１ベンチ
12:25 12:43 中房温泉登山口
12:50 12:50 有明荘
13:38 13:38 中房第五発電所
14:21 14:21 観音峠
14:57 14:57 有明山表参道登山口入口
15:13 15:13 宮城ゲート
15:18 15:18 宮城ゲ-ト駐車場
15:18 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

宮城ゲート前、駐車場を独占。

コース状況／危険箇所等

▲12kmロード
登山口の9km手前から雪に覆われる。
午後、復路は凍結ありで、何回か危なかった。

▲登山口〜合戦小屋(ﾉｰﾄﾚｰｽ)
2,000m迄は、踝か、その上程度の積雪量。
ツボ足、ｷｯｸｽﾃｯﾌﾟで行ける。

▲合戦小屋〜燕山荘〜燕岳(ﾉｰﾄﾚｰｽ)
2,000ﾒｰﾄﾙを超えると深雪となり、ツボ足ではキツイ。爪ありのｽﾉｰｼｭｰで登る。早朝の稜線は、突風が断続的に吹き、タオルで顔を覆った。合戦小屋でﾈｯｸｳｫｰﾏｰを装着するのが良い。年末年始の踏み跡はｶﾁｶﾁ。外すと膝まで沈む。下山は燕山荘直下でﾋﾟｯｹﾙ推奨。

▲表銀座
てんくらallAでも、この稜線は爆風🌀

その他周辺情報

信州健康ランド

写真

ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!アルプス
allA
青い空が見えるはず！

1/11 22:58

下界-4℃
空には月とオリオン座が輝く

1/11 23:04

12kmのロードの開始。
ゲートを超えてゆく。

1/11 23:32

登山口、9km手前から雪。

1/12 1:26

登山口到着。
重いし、雪だし、時間がかかる。

履き替えた。

1/12 1:45

runningシューズデポ

1/12 3:42

2,000ﾒｰﾄﾙ迄 ツボ足で通したが、積雪量が増し、そろそろきつくなってきた。
ｽﾉｰｼｭｰ装着。

1/12 5:22

クマの親子の足跡にしか見えない。

1/12 5:36

雪、少なっ！
去年の3月、埋まってたからね。
そうなるのかな？

1/12 6:19

稜線の突風に顔を歪めながら振り返る。
空が赤く染まり始めた。

1/12 6:21

えっ！？
富士山？？
嘘でしょっ！

1/12 6:40

あの燕山荘に、俺が着くのが先か、日が昇るのが先か？

1/12 6:41

度々、振り返る。

1/12 6:41

大天井と、槍

1/12 6:41

燕方面

1/12 6:52

俺の方が速かった 💪

1/12 6:56

朝の天空ｼｮｰの始まり。

1/12 6:56

”冬はつとめて”

1/12 6:56

日の出と富士

1/12 6:57

燕がピンクに染まる。

1/12 6:58

大天井と、槍も染まる。

1/12 6:58

燕が濃くなった

1/12 6:59

ひゃーピンク

1/12 6:59

8時間頑張った、ご褒美。

1/12 7:01

山際が紫のグラデーションに彩られる。

1/12 7:02

太陽は、偉大だ、

1/12 7:07

天空ｼｮｰを終えたら凍えそう。
この扉、俺には開けられない。
なんか呪文ある？

1/12 7:53

表銀座
風無さそうだけど、実は爆風(ばくふう)
雪付いてないから、行ける！
大天井、もらったっ！

1/12 8:27

あかん…！
いきなり両足吊った、行動不能。
8時間補給してないのはマズかった。

1/12 9:08

騙し騙し引き返して、失意の燕岳ﾛｯｸｵﾝ。

1/12 9:17

躍動感あるイルカちゃん。
燕に空が帰ってきた。

1/12 9:22

あともう少し。

1/12 9:43

冬季2回目登頂！

1/12 9:43

北の方

1/12 9:43

湖が見える。

1/12 9:44

三角がいっぱい
絵になる。

1/12 9:45

はい、ウザ〜い。

1/12 9:46

満喫した。
帰るか！

1/12 10:43

暴風で地吹雪が起き、粉雪が舞い踊っている。高気圧で何故風が吹く？

1/12 10:47

下山開始だ。
去年は滑落して止まらなかったけど、今日はﾋﾟｯｹﾙがあるから大丈ブイV

2,000m以下は、ホバー移動で滑走して、楽しかった。

1/12 15:14

出し切ったあとの12kmは、格別
下山したら日が陰っていた。

撮影機器：

AQUOS sense6 SHG05 au シャープ

感想

Ntraverse

昨年、大天井岳の初登頂を取り損ねてから捲土重来を期し、まだ雪の少なそうな1月の気象条件を注視していた。中々、冬に青空が見られない北ｱﾙﾌﾟｽにあって、最高の機会が訪れた。

俺、持ってる。

が、しかし爆風吹きすさぶ表銀座稜線で両足が吊り、あえなく敗れた。
これは2,000mまでｷｯｸｽﾃｯﾌﾟによる足の酷使、その後のﾌﾙﾗｯｾﾙによる疲労の蓄積、予定外に時間がかかり、8時間無補給で運動を続けたことが原因と思われる。
合戦小屋で補給していれば、また違った状況だったかもしれないが、調子が良かっただけに残念である。

失敗から学んで強くなる。

しかし、それにしても寒い。
ｽﾋﾟｰﾄﾞﾊｲｶｰは、厚着だと汗をかくので薄着とならざるを得ないが、夜明けの稜線の爆風は、容赦なく体温を奪う。冬季登山は、寒さとの戦いだ。
これで眺望がなかったら、まさに修行でしかない。allAしか狙わない所以である。

冬季にこの山域を訪れることはもうないと思うが、最後にいい景色を見られて本当に良かった。