北八甲田 高田大岳、雛岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 874m
- 下り
- 856m
コースタイム
1/29
青森8:00→谷地温泉温泉ゲートP9:15→沢10:37→沢11:15→沢11:40→鞍部11:50-13:40→高田大岳1460m 15:04→スキーデポ地1348m 15:20→鞍部テン場15:50
1/30
テン場8:00→雛岳8:25→テン場8:45-9:00→谷地温泉ゲートP 10:30
アクセス |
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感想
1/29
好天の街から山へ向かう。八甲田の山は雲が覆っている。大寒の大雪の後なのでラッセルを覚悟している。久しぶりの青空の色は鮮やかだ。この調子では、高田大岳登頂も可能かも。谷地温泉入り口ゲート前に駐車し、準備。湿原を横切ってさらに沢を渡り標高900mラインを目指して、沢の左岸尾根を登って行く。伐採された後に若木が生え混み入っているが、登り降りはさほどでもない。トド松林を突っきって1000mラインヘ。このあたりは、割りと平坦なブナ林で、左手には、高田大岳の白い斜面がすぐそこに見え、上へ上へと白い斜面が延びていて青い空へ続いている。当初の予定では、900mラインをトラバースして三本目の沢を渡ってから、鞍部へ向かうのであったが、斜度が思ったより緩いので1050mラインから1100mラインをトラバースして進んで行く。ゆっくりであるが田さんは休まずルートを延ばして行く。大雪の後にしてはラッセルは浅く、足首位。鞍部手前、高田大岳から急な沢が4本続いて現れた。沢も深く、乗越すのにルートを探して上へ下へと歩く。これを越すと鞍部は右少し下に、左手上は、春スキーで滑降する大斜面が、上部に雪煙をあげている。いつの間にか、上空は、強風が吹き出しているのだ。我々の登るルートの尾根も地吹雪の雪煙が舞っているのが見える。
トド松林の陰にまずは、テント設営し、中で昼食。行こうか行くまいか迷っている間に時はたつばかり。やっと腰を上げ登れる所までと出発する。強風で雪は圧雪されて固い。途中からスキーアイゼンをつける。でもすぐ斜度がキツクなり、ツボ足で上へ。時々耐風姿勢をとることもあった。ピッケル、アイゼン、があったならもっと楽に登れたろうに、持参しなかったので、キックでステップを作りながら登る。東側沢の上部の大岩壁の上1460m尾根にて撤退とする。強風とタイムアウトで撤退となったが満足する。
下山はスッテプを壊さないように一歩一歩降りる。滑れば、下まで或いは、樹にぶつかってしまう。やっとのことスキーデポ地へ。ここからはキックターンでテント場へ。陽は出ていたので明るいうちに戻れた。夜は、曇り空。
1/30
天気は下り坂。朝から強風が高田、雛岳に雪煙を上げている。テントを撤収してから、雛岳へ向かう。雪面は圧雪で固い。岳樺が生えているので滑落は絶対しないように。25分程でスキーで山頂へ。地吹雪で早々に下山。テント場からは、往復より少し下側を谷地へ向かう。高田大岳から黒森へ延びている小尾根を越えてから樹林を滑り降り道路へ出る。あとは道路の山側を歩いて谷地温泉ゲートヘ。気温は高く、雪はミゾレ。シールのトップにコブがついてつっかかる。鞍部テント場から、90分。ラッセルが浅ければ、十分日帰りも可能と思われた。
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