菌界9）秋がまごつく奥秩父の森でショウゲンジ、ヤマブシタケ

2014年09月19日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.5km
• 登り: 538m
• 下り: 652m

天候

晴れ、午前から山岳部は雲。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

資源涵養のため、ルートはイメージです。

コース状況／危険箇所等

午前8時すぎ入山。午後2時下山。
森と枝沢の尾根で道はありません。

写真

9/19 13:18

森へ入って行きます。9月初めの大雨いらい、まとまった降雨がない。そして気温もやや高めできたので、どんな具合か心配。

9/19 11:37

ナラタケ（食）。やや乾燥気味。

9/19 12:44

同。

9/19 13:27

ナラタケの幼菌。

9/19 13:35

ナラタケ。

9/19 10:04

調べ中。

9/19 10:42

アカモミタケ（食）。洋風が合うきのこです。

9/19 10:44

同。

9/19 13:01

ウスヒラタケ。乾燥している。

9/19 10:31

ウスヒラタケの大きな群生。ヒラタケ顔負けの大きさで肉も厚い。時期が合えば・・・。

9/19 12:04

森。

9/19 10:45

ヌメリスギタケ（食）。
乾燥して、ぬめりがない。

9/19 13:25

乾燥しているとヌメリがなく判別がむずかしい。
ヌメリスギタケモドキ。成長しながら、ササクレが脱落してゆくと、ヌメリスギタケモドキとわかります。

9/19 13:25

同。同じ場所。

9/19 13:17

これも、ヌメリスギタケ。

9/19 13:24

同。

9/19 13:20

こちらは、ササクレが顕著で、ヌメリスギタケの特徴明瞭。

9/19 11:55

森。

9/19 10:34

ひとしきり、登ると、ブナの倒木地帯に出た。
ツキヨタケは、朽木が貯めた水分を得て、元気。

9/19 10:19

同。

9/19 10:18

ツキヨタケの幼菌。

9/19 10:33

同。

9/19 11:42

毒々しい色合い。

9/19 10:35

ツキヨタケに埋まるブナ。

9/19 10:35

近づいて、見上げる。

9/19 10:00

例年、梅雨明けから秋の入り口にかけて、サンゴハリタケ（食）が、朽ちた幹から姿を現す。

9/19 10:03

これは、新鮮な株。

9/19 10:11

同。

9/19 11:11

幹を見上げると、ずっと高い位置にも。

9/19 11:48

同。

9/19 11:58

これも新鮮な株。

9/19 12:23

より味が温和なヤマブシタケも。

9/19 12:24

伸びかけで新鮮。香りがほど良い。

9/19 12:24

同。直径15センチと、まだ育ちかけ。

9/19 10:40

アカツムタケかな？

9/19 10:57

クサウラベニタケ（毒）。見かけがいいから、よくあたる。

9/19 11:16

同。

9/19 11:21

同。

9/19 9:37

謎。

9/19 9:39

ホコリタケ。

9/19 9:50

同。

9/19 10:05

キイロスッポンタケ。

9/19 10:07

ヒグマアミガサタケ。猛毒。

9/19 10:09

同。

9/19 10:10

同。

9/19 10:12

チシオタケ。

9/19 10:12

サマツモドキ。

9/19 10:20

アカチシオタケ。久しぶりで出会えました。

9/19 10:20

斜めから。

9/19 10:47

ムラサキゴムタケ。

9/19 10:50

ホコリタケ。

9/19 10:52

アカヤマタケ。秋本番のきのこ。

9/19 10:53

幼菌は、こんなに鮮烈。

9/19 11:01

タコウキン科。

9/19 11:05

ザラエノハラタケ（食）。育っているため、見た目の印象はことなりますが、マッシュルームに近いきのこです。

9/19 11:23

同。胞子を飛ばしたあと。

9/19 11:32

サマツモドキ。

9/19 11:42

キララタケ。

9/19 11:54

久しぶりにご対面。センボンクズタケ。

9/19 12:46

ショウゲンジ（食）。人気のきのこです。

9/19 12:47

今晩の味見の分だけ、いただきました。

9/19 9:54

追加で、その他のきのこも、アップしてゆきます。
まずテングタケ科から、ドクツルタケ（猛毒）。　

9/19 11:10

ツルタケ。似た別種の可能性あり。

9/19 10:49

同。

9/19 12:45

テングタケ科の女王と言っていい、ベニテングタケ。

9/19 12:48

同。毒は怖いけど、アクセサリーや各種デザインに、もっとも多く商品化されているきのこ。

9/19 12:15

タマゴタケ（食）の元気な姿は、この1本だけ。
やはり、夏は終わったのですが、秋本番が来ない。

9/19 11:25

フサヒメホウキタケのオレンジ系。

9/19 11:24

草薮のなかに、長く、半円形に群落をつくっていました。

9/19 11:12

同。

9/19 13:30

ビョウタケ。手ぶれ。

9/19 10:36

ベニカノアシタケの、色が退色したもののようです。

9/19 9:36

次は、フウセンタケ科から、モリノフジイロタケ。食。

9/19 12:05

フウセンタケモドキ。柄の基部が大きく膨らむ。

9/19 10:57

オオウスムラサキフウセンタケ。（ウスフジフウセンタケの可能性もあり）

9/19 11:35

同。

9/19 11:34

同。

9/19 12:01

鹿の頭部の骨。

9/19 10:48

アシグロタケ。食不適。

9/19 11:40

9/19 11:40

9/19 10:06

調べ中。

9/19 10:55

ニカワチャワンタケのよう。

9/19 11:14

9/19 11:00

コウヤクタケ系。

9/19 10:48

ヒョウモンウラベニガサに近いタイプ。

9/19 10:49

同。豹の斑点模様は不鮮明。

9/19 11:29

枯れ枝の先から。小さなきのこ。

9/19 13:02

期待していた、唐松林のハナイグチ（食）は、大不作。

9/19 13:07

同。もっとも人気の高い雑きのこ。
今年の9月はきびしい作況。

9/19 17:28

ヤマブシタケは、ざっくり切って、茹でて。

9/19 17:56

わさび醤油で、刺身でいただきました。

9/19 17:55

ナラタケ、ショウゲンジ、ウスヒラタケなどは、きのこ汁。

撮影機器：

Canon EOS 20D Canon

COOLPIX S8200 NIKON

感想

tanigawa

　今年の秋は、山域にもよりますが、気温高め、雨少なめ。
　奥秩父の標高1400mの森も、同じように乾燥気味でした。
　きのこも、絶対量がまだ少なめ。その分、登り、歩くピッチはあがりました。
　今回出会ったうち、ヤマブシタケ、アカチシオタケは、2、3年ぶりの出会いでした。きのこの数が少なくとも、歩けば良い出会いがあります。

　信州などからも、野生のきのこは不作、という知らせが出ています。
　例年、少しずつ感じてきたことですが、やはり、9月の気温、秋の訪れは、少しずつ遅れがきているのかも知れません。

　ヤマブシタケと、ナラタケ、ショウゲンジなどは、それぞれ、そのままを味わう一品にして、いただきました。

コメント

algae

ヤマブシタケ
tanigawaさん、こんにちは( ^ω^ )

ヤマブシタケが生えてる姿をはじめて見ました！
丸いフサフサがかわいくて不思議なかんじがしますね。
あんなの目撃したら、かなりテンション上がってしまいそうです( ´艸｀)
季節になるとスーパーでも少しだけ売ってるので買って食べてます。
自然のヤマブシタケを収穫できたら楽しいだろうな〜
でわでわ

tanigawa

Re: ヤマブシタケ
　algae さん、天然のヤマブシタケや、サンゴハリタケは、大きくなりますから迫力ありますよ。
　出汁をよく吸い、自分の味と混ざり合うので、いろんな料理に向きますよ。
　今回は、そのままを、わさび醤油で歯ごたえとともに楽しみました。

firebolt

山は乾燥していますね
tanigawaさん、こんにちは

珍しく土日の山に来ています。
白根山もきのこはあまり多くありませんでした。
ヤマブシタケに似たのは何だっけと思っていたら、サンゴハリタケだと判りました。有り難うございます。

明日までは降らないで欲しいです(w

tanigawa

Re: 山は乾燥していますね
fireboltさん、国土交通省の雨量データもふくめて、この時期、継続的に地域ごとに追っています。でも、９月１日いらい、まとまった雨がないところがほとんどです。
これに、気温の高め傾向が加味されて、各地の不作が続いているようです。
下山までは天気がもつといいですね。

lizhijp

写真だけでは
こんばんは。

やはり、写真を見ただけではキノコは覚えられません。
実物を見て教えてもらわないと、難しいです。（実物を見ても中々覚えられないのに）
今日、キノコを探しに新潟の裏山を散策してきたんですが、キノコが少ない上にまったくキノコの種類がわかりませんでした。　こっちはまだちょっと早いみたいで１０月だそうです。
藪が厳しかったので山道沿い付近しか探しませんでしたが、見つけたキノコはほとんどドクツルタケかベニテングダケかベニタケっぽかったです。
１０月の３連休（10/11か12）埼玉に帰りますので、もし奥多摩、奥武蔵、奥秩父付近にキノコ狩りにでかける予定があるようでしたら同行させてください。

tanigawa

Re: 写真だけでは
　lizhijpさん、覚えるには、写真をしっかり撮って、図鑑で調べる。これの繰り返しです。
　それと、現地で名前とともに確認できたものを、しっかり写真と記録に残す。
　ヤマレコにアップしていただければ、応援します。
　１０月の連休は、うちは３人目の孫の予定日で、デフコンのレベルが高く、待機態勢。私には病院の送り迎えや、2人の孫の対応など、オーダーが出ています。
　今月下旬は、二男と若よめさんから、きのこハイクのオーダーが出ています。
　当面は家族向けで縛られ、なかなかきついのが実情。

サク姉

ヤマブシタケ・サンゴハリタケ
tanigawaさん、こんにちわ。
今回も色々なキノコが見られましたね！
ヤマブシタケやサンゴハリタケは、天然物がこうやって木の幹からでているのは
キノコとは思えないですね。
確か認知症予防にいいとか聞きましたので
私も食べてみたいです。
信毎に出ていたのですが、松茸は割と豊作らしいですよ！

tanigawa

Re: ヤマブシタケ・サンゴハリタケ
　sakusakuさん、ペンションきのこの情報などをチェックして、今年は信州も
「マツタケ豊作、雑きのこ苦戦」
の様子を把握しています。
　作況の浮き沈みがあるのも、自然のなせる業ですね。
　こういう年に限って、晩秋にご褒美がもらえたりするのです。

　私は、信州の本場の松茸小屋の味を、一度も体験していません。
　仕事で京都の、堅苦しいお店は体験してますけど、やはりマツタケは、松茸小屋でないと、そのままの味はわからない。
　夢ですが、近いうちに体験したいです。