早池峰山(平津戸駅→門馬コース→早池峰山→小田越)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,636m
- 下り
- 845m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:21
天候 | 晴れのち曇り、時々雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは河原の坊(小田越、岳からでも可)より、6〜9月のシーズン時に月に2日ほど運行されている早池峰環境保全バスを利用しました。大迫バスターミナル、新花巻駅、花巻駅などで下車することが可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
門馬コースは非常によく整備されており、迷う心配はありません。ヤブをかいくぐるような箇所も無く、よく手入れされた印象です。道が荒れ気味であるという平津戸コースを避けたのは正解でした。 上のほうではイラクサが自生しており、うっかり触ってしまわないよう注意が必要です。自分は気づかずに刺されて指を腫らせてしまいました。 小田越コースは門馬コースとは桁違いに人通りも多く、道もわかりやすいです。 しかしながら全体的に小岩が多く、浮石に足を取られてしまわないよう最低限の注意が必要です。 |
写真
感想
東北登山旅行
9/14(土)早池峰山
この記事
9/15(日)〜9/16(月)岩手山・裏岩手縦走路から八幡平
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9/17(火)岩木山
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9月中旬、東北の方の山を集中的に登山してきました。行くまでは天気が心配で毎日天気予報と睨めっこしていましたが丁度高気圧に覆われ、結論から言えば要所では晴れてくれたので、先週の木曽山脈と違い気楽な登山となりました。
旅程としては、7日間乗り放題の北海道&東日本パスをフルに活用して9/13(土)〜9/19(金)
うち登山は冒頭の通りとなりました。時間に余裕がなく早池峰山を小田越へ下りてきてしまった以外は概ね予定通りに事が運びました。
第一弾としてはまず、北上山地にある早池峰山へ。前日宮古に入り、当日山田線の盛岡行き始発列車に乗車できれば登山口最寄り駅である平津戸駅を6時過ぎには出発できます。また帰りのバスは小田越を17時過ぎの出発なので余裕すぎるくらいのスケジュールでした。なので、当初は時間が余ることを考え小田越には降りず中岳、鶏頭山を縦走し岳に下りる事を考えていました。
始発列車に乗り平津戸駅で下車。早池峰山を北から登る人は少なく、さらに駅から登山口まで歩くような人は少ないようです。もちろん駅を降りたのは自分一人だけでした。平津戸からはそのまま早池峰山の六合目に直結する平津戸コースというルートもありそちらから登るほうが幾分か早いのですが、あまり整備されていないという話だったので、比較的整備されているといわれていた門馬コースへと迂回することにしました。
国道をしばらく歩き、林道に入り、登山口まで駅から約1時間半。入口には割と立派なゲートがあり、駐車スペースもあります。そこから先の登山道もしっかりとした造りの橋があったり、仮に落ちていても大掛かりな迂回ルートが作られていたりと非常によく手入れされていた道でした。
しかし登山口から早池峰山まで出会ったのは、三連休の中日だというのにたったの2人だけ。多少距離はありますが木漏れ日や沢の音が心地よく、七合目以降からは所々で展望が開けます。静かに登りたいのなら人の姿の絶えない南側よりもおすすめのコースです。しかし五合目以降の標高差1,000mの急登はかなりきつく、非常に登りごたえのある道でもありました。実際、自分は途中でバテてしまい休み休み登っていました。
小田越の合流点に入ると一転して大勢の登山者の姿が見られ、それからまもなく早池峰山の山頂となります。山頂は着いたばかりの頃は雲で展望が利きませんでしたが、粘っていると次第に晴れて来て青空が覗かせるようになりました。しかし遠望は利かず、岩手山やその他著名な山は山頂から確認できませんでした。
思ったよりも時間が稼げていないことから、中岳、鶏頭山方面への縦走は断念。一旦下山してから薬師岳に登るのが割と安全な時間潰しになるかなと思い、最も人通りの多い小田越から降りました。人が多いだけあり良く整備されていて、ひたすらガレ場で遮るものが無いので展望も良く高山植物も多い道です。しかし小田越までは平津戸から延々登ったことを考えられないくらいにあっという間の短い道のりでした。
小田越に降りてからは監視小屋で荷物を預かってもらい、小型のザックで薬師岳に向かいます。しかし半分くらい進んだ所で雨が降り始め、当分は回復しそうになく、登ったとしても展望は利かないと判断して途中で引き返しました。
下山してからは小田越ではなく、河原の坊まで行ってビジターセンターで居眠りをしながら3時間ほどバスを待ちました。やってきたバス、早池峰山環境保全バスはそこそこの乗車率で、これくらい乗っているなら登山者のまだ多い9月一杯くらいまでは走らせてくれると助かるのになと思いますが、まだ実験的なもののようにも感じられました。今後に期待します。
バスで花巻市街に入るとドンドンと太鼓を叩く音が聞こえてきて、何やらちょうどお祭りをやっている最中でした。乗車予定の電車まで少し時間があったので、山車を見物したり、出店で買い食いをしたりしながらお祭を満喫しつつ時間を潰
【感想】
あまり情報の無かった門馬コースですが、非常によく整備されてとても迷うような道では無かったため安心しました。しかし平津戸コースも荒れているとはいえ、監視員の方によると定期的に巡回されているためそれほど歩きにくいという訳ではないと言う事です。
早池峰山はピークハントのために南側の河原の坊や小田越から上ってしまうのが一般的ですが、公共交通利用なら同じ所に下りる必要は無いので平津戸方面に出るのも変化に富んでいて面白いと思われます。列車の本数はたしかに少ないですが、バスはほぼ1時間に1本出ているため林道歩きさえ我慢できれば利便性は高いと思われます。下りに使うならそれほど苦にならないでしょう。
しかしこの日は登りに門馬コースを使ったためか約1,500mの標高差のある登りとなり、それに加えて初日ということで重い荷物に慣れておらず相当疲れました。平津戸駅から門馬登山口までの1時間半の林道歩きもさることながら、やはり6合目→早池峰山の急登は辛く、体感的には今回の登山で最もきつい登りで休み休みの進みました。
その分登頂した時の達成感は大きく、着いた時に丁度晴れ眺望は回復したため満足の行く登山となりました。ただ、天候が悪化して薬師岳に行けなかったのが少々心残りでした。
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