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Yamareco

記録ID: 5136753
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
南アメリカ

アコンカグア(単独)前半1-8日目

2023年01月17日(火) 〜 2023年01月30日(月)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
48:34
距離
90.5km
登り
13,171m
下り
10,490m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
20:39
休憩
0:00
合計
20:39
15:20
1239
スタート地点
11:59
宿泊地
2日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
11:59
宿泊地
3日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
11:59
宿泊地
4日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
11:58
宿泊地
5日目
山行
23:41
休憩
0:00
合計
23:41
12:06
1421
宿泊地
11:47
宿泊地
6日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
11:59
宿泊地
7日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
13:53
ゴール地点
天候 ほぼ晴れ

■BCまで
真夏のアルプス(早朝〜夕方/無風〜爆風)
砂対策も必要、みんなバフしてる
今回は渡渉は問題無し

■BC以降
C1から雪あったがアイゼン不要
荷揚げ時は暑かったり
寒暖差が更にひどくなる
夕方吹雪いた時は凍えながら下山
上下ハードシェルが良い

わたしはずっとサングラス
ゴーグルの方がメジャー
日焼け対策絶対に必須
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
■1日目
メンドーサ発10時ペニテンテス下車ムーラ荷物を預け、車で登山口へ
コンフルエンシアへ移動
LANKO社のWC水などサービスあり

■2日目
プラザ フランシアへ往復
頭痛と、間違えようが無い道を間違えたので延泊することにする
夕方メディカルチェック

■3日目
ミラドール往復
夕方メディカルチェック
午後はLANKO社の大テントで過ごす

■4日目
BCへ移動
朝の日陰の時間になるべく進みたい
通常より1日遅れなので、逆に元気にBCへ到着

■5日目
C2ニドへ空荷で往復
トレース多いので緩やかに登れるルートを探す
C1から雪ありアイゼンは下山も不要
太陽出てくると雪の反射きつい
13日目下山時にはだいぶ雪なくなってた

■6日目
C2ニドへ荷揚げ
正直きついがなんとかなる
夕方メディカルチェック
天気予報はLANKO社にきく

■7日目
C2ニドへ移動
頭痛あるため水分をとる
Kindle本で暇潰し

■8日目
昼まで頭痛あるためレストデイ
レンジャーに天気予報確認
強風続く
水場を教えてもらう


■C2ニド
結構広く高低差もある
ムーラ手配会社からはなにもサービス無いので、どこに張っても良い
BCから登ってきて右奥はC3コレラへ近い
わたしは離れてるが、左手前に張った
理由はLANKO社が張ってるため、BCまでで出来た知人もいるから
ここから5分程さらに左へ行くと、池から水汲める(ナルゲンボトルと防水手袋テムレス等あるとよし)
WCは適当、暗幕の了解で少し離れたとこで微妙にみえないとこ(男性はわりとその辺…)
レンジャー小屋はわりと親切
夕方吹雪く
2023年01月21日 11:53撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
2
1/21 11:53
2023年01月28日 12:57撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
4
1/28 12:57

感想

アコンカグア登山における大切なこと3つ

1)天気
真夏のハイシーズン。
基本は晴れてるけど、山頂風速予報が80-90だとレンジャーに止められる。
今回は3日間止められて40-60の日にサミットアタック。それでも大トラバースが爆風で生きた心地がしなかった。

日数に余裕を持たせたけど、季節外れの大雪直後でラッセル、とかになったら無理ですね。

2)体力
BCから上部campへの荷揚げが特に大変
サミットアタックでわたしは軽量化し過ぎて寒かった
ムーラ復路は別料金だが、あまり背負えない人には辛い(わたしは1週間筋肉痛になった)

3)基本技術
ガイド有パーティでは、アイゼンピッケルを初めて使う人もいる(上部campで練習してる)
そして登頂成功してる。
ガイドとサポートがあるから、本人の頑張りも実を結ぶのだとおもう。
アコンカグアは特別な技術はもちろん要らないけど、登山における基本的なことをしっかり出来ないと、楽しくはない山になってしまいます。

装備について

■往路ムーラ預け
ダッフルバッグ(友人に借りたNORTH FACE)
BC以降利用の装備と食料

BCから下山時はゴミ(と余った食料)は全て手配会社が処理してくれる…!!!
※LANKO社だけじゃないはず

■ギア関連
バックパック
GREGORYのDIVA70
普段はしないけど、下山時の外付けがめちゃくちゃ出来てびっくりした


C2の荷揚げまではMAMMUTのケント
ハイカット好きなので
砂あるけどローカット派もいる
サミットアタック
G5
みんなお揃い(笑)他みんなもダブルブーツ
サンダルは無しで良かった

ストック LEKI
スノーバケット使用せず
ピッケル GRIVELの短いやつ
サミットアタック時のみ使用
ストレートが主流(ガイドも)
カナレータは傾斜かなりありで、わたしはかなり打ち込むだ
アイゼン PETZLの10本爪
サミットアタック時はC3コレラから
わたしは下見してたのでインディペンデンシア小屋から
ここから爆風なので必須
効かない箇所は無かった


■シェルター関連
ステラリッジ2
海外だと目立って嬉しくなる(笑)
しっかり張れば爆風にも耐える
C3まで石あるのでペグは無しで良かった
C2でペグ凍ってお湯で溶かした
上部campも基本雪が無い箇所あるのでスコップ無しにした

100均銀マット
NEMO テンサーアルパインショート
※R値もっと欲しいけど120cmサイズはこれが精一杯…ダウンマットとか良いでしょう…

カモシカ×NANGAシュラフ700UDDショート
素晴らしい!
適当なシュラフカバー


■食事
行動食含めて日本の山で普段から食べているものが良い、と思っていますが、初歩的なことで下記反省点

乾燥してるので汗をかかない!
夏山縦走の朝食の棒ラーメンが、アコンカグアでは美味しくない!

大正解だった点
◎バラエティ豊かなアルファ米にしたこと
上部campはほぼこれ
◎サミットアタック時にポカリ1リットル(濃さ2倍)と羊羹
山でも食欲あるタイプだけど、さすがこの日はカロリー摂取考えた
◎スープと大豆ミート
プロテインと食物繊維を摂取!
◎コーヒーと甘酒
趣向品も必要…!

わたしみたいにBC滞在短ければジェットボイルが良さげでしょう
BCまでは大テントもあるので、生野菜等の調理に凝るのも良し


■薬
サミットアタック時の下山夕方から、頭痛薬を服用
手指のごく軽い凍傷(でも痛い!)と、足指の水ぶくれ(特に最終日の激重荷物)
C2滞在中は起床後頭痛あり、そのうち治る
そんなことより乾燥と日焼け対策


■サミットアタックの服装

MILLETあみあみ
mont-bellウール中厚手
PATAGONIA R1
PATAGONIA ナノエア
PATAGONIA ガルヴァナイズトジャケット
ME SIGMAダウン

mont-bellウール中厚手
MILLETパワータイツ
MAMMUTアウター

寒かったので改善するなら

上下ウールを極厚手にする
上ミドルを薄めダウンにする
休憩時に上下さらにダウン

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