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Yamareco

記録ID: 515312
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

斜里岳 道東遠征その3

2014年09月18日(木) 〜 2014年09月20日(土)
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コースタイム

1日目
山行
5:10
休憩
1:10
合計
6:20
8:50
150
清岳荘登山口
11:20
11:30
20
斜里岳頂上(旧道経由)
11:50
12:50
140
馬の背
15:10
清岳荘登山口(新道経由)
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
知床峠からの羅臼岳
1
知床峠からの羅臼岳
道の駅ウトロで濡れた装備を天日干し
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道の駅ウトロで濡れた装備を天日干し
斜里岳の遠景美しい
今回の三山の中で一番かも
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斜里岳の遠景美しい
今回の三山の中で一番かも
またまた良くない兆候
またまた良くない兆候
予報は朝だけ小雨
予報は朝だけ小雨
通行止めの林道がここに来る
通行止めの林道がここに来る
鉄分含んだ沢の水
1
鉄分含んだ沢の水
それぞれ名前は有るけど割愛
それぞれ名前は有るけど割愛
全般的にペンキマークが薄い
全般的にペンキマークが薄い
馬の背(鞍部)
これを飲むために登る
2
これを飲むために登る
ツルコケモモ?
ガスというより雲の中
ガスというより雲の中
道の駅三笠の八列とうきび
3
道の駅三笠の八列とうきび

感想

朝4:30には空が明るくなり始めるので車から起き出す。
車中泊だとどうしても身体のあちこちが痛くなる。
雨の心配が無いからそれは有り難いんだけどね。
洗面、歯磨きスッキリして羅臼キャンプ場の駐車場から車を出す。

昔、学生時代に友人と北海道内をバイクでツーリングした時に知床横断道路を
走っているはずなんだけど、余り記憶に残ってないな。
気持ち良いコースだけど、地元のヤンチャな兄さんたちは車やバイクで攻めたりするのかな。

そういえば昨晩、羅臼岳登山の疲れを癒やしに熊の湯に浸かっているとき救急車が
サイレンを鳴らしながら温泉脇の道路を上っていったら、地元の漁師さんらしい人たちが
「事故か?」とか話してて、その後パトカーも上がって行ったので「やっぱり事故だ!」と
言っていた。結構頻繁に事故が起こる峠なのかも。

知床峠から羅臼岳を眺めると、こちらからの方が楽に登れそう。
冬場に雪が積もったら、ここからの方がアプローチがし易そうだけどゲートが閉じる前にね。

道の駅ウトロの広い駐車場に乗り入れて、濡れた装備を広げて乾かす。
そうしないと臭くなって困るしね。平日で車の数も少ないししばらく干し物休憩。

半島の西側の河川でテンカラを振ろうと思ったが、この時期サケの遡上を見る人たちで
川の側には人が多く、密漁者に疑われたらやっかいなので止めておいた。

斜里の町が近くなると、見事な円錐形の山が左手に見えてきた。
これが斜里岳か。きれいな眺めて美しい山容じゃないか。
今回の中で一番好きかも。
天気が良ければ、頂上からも絶景なんだろうな。

本日は、移動と休息日なので斜里の中心街で『孤独のグルメ』を気取る。
裏道に一本入って地元のおばちゃんが入っていった店に引き寄せられるように。
久し振りに焼き魚が食べたかったので聞くと、ホッケかナメタガレイだと。
魚が焼けるまでに自家製の漬物や煮物、即席で焼いてくれた茄子とピーマンなど
続々と出てくる。ナメタも美味しかった。ご飯が炊きたてじゃなかったので−1ね。

コンビニのフリースポットで調べると、札弦の道の駅は温泉有りで無線LANが使えるらしい。
これはいい!もう雨でテントや装備を濡らしたくなかったので車中泊を選択していたが
これ以上の場所は無いな。山にも近いし。

温泉に入る前に、従業員の人に無線LANの事を聞くとPWとかは設定していないとのこと。
NEXUS7で試してみると、かなり強い信号を受信できる。
これなら駐車場の車の中にいてもキャッチできるレベル。
あとは夜中に親機のPOWを落とされないことを祈るのみ。

温泉は390円、露天風呂があって内湯と3種類の温度設定。
シャンプー、ボディーソープもある。
雌阿寒、羅臼と硫黄の臭いがきつい温泉ばかりだったので念入りに洗う。
羅臼岳で疲弊した身体をマッサージしたことは言うまでも無い。

車の中で湯上りのビールを飲みながら、ネットで明日の山の天気を調べていると
どうやら最悪のようです。頂上の風速17m/sってどうよ。嵐じゃないか。
悶々としながら夜明けを待ちました。

登山当日
予報では早朝のみ小雨で、そのとおり雨が降っている。
観天望気しながら時期を待つ。
今回は登って降りても最大で7時間くらい。羅臼に比べりゃね、余裕です。

その内、西から雲が切れ始め青空も覗かせて来た。よーしいいぞ。
ただお山は麓まで白いレースを纏ってる。まだかな。
7時に道の駅を出発、林道を走り清岳荘に着いたがガスってて風が強い。
消防署のレンジャーの方2名が揃いのつなぎで登っていった。訓練?

しばらく待ったが天候は好転せず、少し下の神社前広場で晴れ待ちとした。
お握りとラーメンで朝食。その間、2台の車が上がっていった。登るのかな?
ガスが晴れてきて視界が広がってきた。
こりゃ行けそうだと登山口に戻り準備を整える。

先の2台はやはり出発していた。8時と8時5分
こちらの登山開始時刻は8時50分、一時間のハンディか。離され過ぎかな。

少し登って降りたら林道に出た。なんだ下の林道真っ直ぐの方が早いんじゃない。
一日の休息で大分疲れも取れているようで、ガンガンいける。
上二股まではほとんどが沢の遡行・渡渉と滝のへつり。
渓流釣りをしてるとたまに出くわすので、まぁ何とかなる。
ただ朝に降った雨とガスが岩を濡らしているので慎重に。靴底も違うので。

滝登りのアトラクションにもいい加減飽きてきた頃に上二股着。
涸れ沢を辿り馬の背へ。ここの天気が既に悪い。
一気に上を目指す。
強風の中、神社にお参りしハイマツを縫って斜里岳頂上へ。

すげー風。飛ばされそう。
先行者1名は、今着いたところのよう。
他に2名のパーティが居たはずだがと聞くと、天気が悪いので上二股で戻ったとのこと。
あー、そういえば地元の住所だったような、わざわざ無理することないもんね。

記念の写真だけ撮ってさっさと降りる。
視界も利かないんじゃ長居は無用。
馬の背のハイマツの陰で、風除けしながらランチにするか。

今回の遠征の晴天率は33%。それでも最果ての羅臼の凄い展望が救いだな。
少し冷えてきたので食後のコーヒーはパスして下山開始。
膝の方は大丈夫そうだ。
上二股から新道コースへ、熊見峠を目指す。また空が怪しくなってきた。

稜線上のハイマツ帯で、なにやら紅い実を見つけた。
これってツルコケモモ?
稀少種だから一つだけ味見させてくださいな。
美味!ガンコウランやコケモモ、ブルーベリーと比べても勝ってるかも。
後味にオイル臭のような感じがするのはこれの特徴?

これだから秋の登山はいいな。収穫の秋だもの。
夏登山の花追い人には分からない世界だろうな。

と、この後また大雨に振り込まれた。急いでポンチョを被る。
実りの物を勝手に食べると、山神様に怒られるのでしょうか。気をつけよう。

この山、雨具を着て滑らないように注意して足下ばかり見ていると、コースを横切る
ダケカンバの枝に額をしこたまぶつけることになる。
全てを登山者サイドの都合で切れとは言わないが、コース整備の仕方があると思う。
ペンキマークも含めて。

2,3度痛い思いをしたが、無事に登山口に到着。
道東100名山3座踏破。目的は達成できました。
もう今年もあと何回山に行けるのやら。
7〜8月の2ヶ月間をふいにしたのは痛かった。
来年は大雪や十勝の縦走幕営を中心に登って行こうかな。

PS.
下山後、清里のホテル緑清荘の温泉に入り、一週間分の無精ヒゲを剃った。
本日の泊りも、札弦の道の駅です。

9/20(土)旭川経由で帰路、途中去年から気になっていた道の駅三笠の
八列とうきびを食す。今時の変に甘い薄皮のとうきびではなく、もっちりとした
噛み応えのむかしとうきびが美味しかったです。

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