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Yamareco

記録ID: 515498
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

草紅葉の尾瀬ヶ原で山小屋泊デビュー(鳩待峠〜見晴〜ヨッピ橋)

2014年09月20日(土) 〜 2014年09月21日(日)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 群馬県 新潟県
 - 拍手
shuri その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
10:13
距離
19.5km
登り
243m
下り
252m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:00
休憩
0:42
合計
4:42
距離 9.1km 登り 17m 下り 203m
11:04
67
12:11
12:52
42
13:34
13:35
8
13:43
18
14:01
73
15:14
32
2日目
山行
4:26
休憩
0:09
合計
4:35
距離 10.4km 登り 240m 下り 59m
8:40
8:41
19
9:00
9:04
10
9:14
9:15
5
9:20
9:21
30
9:51
9:52
13
10:05
10:06
8
10:14
103
11:57
ゴール地点
天候 一日目:晴れ時々曇り
二日目:快晴!
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
尾瀬戸倉第一駐車場 1,000円/24H 2日間なので2,000円。
尾瀬戸倉第一駐車場〜鳩待峠間のバスもしくはタクシー片道930円。
券売機もしくは窓口で乗車チケットを購入します。

往路はバス、復路は乗合タクシーでした。どちらでも料金は同じです。乗合タクシーは4名以上揃うと出発するようです。どちらに乗るかの選択はできないようで、バスへ乗ろうとしたらタクシーへ乗るよう采配されました。バスより早く出発できたのでラッキーでした。
その他周辺情報 天然温泉わたすげの湯 入浴料550円
http://www5.wind.ne.jp/watasuge/inx.html
ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー有。
レストランが併設されていて、舞茸の天ぷらや岩魚料理、お蕎麦が美味しそうでした。
鳩待峠を出発
久しぶりの3人パーティで嬉しい♪
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久しぶりの3人パーティで嬉しい♪
山ノ鼻のベンチで至仏山を眺めながら昼食。
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山ノ鼻のベンチで至仏山を眺めながら昼食。
ここから湿原です。思っていたより草紅葉してる!
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ここから湿原です。思っていたより草紅葉してる!
エゾリンドウ
黄色く染まった草の中に、目が覚めるような瑠璃色が映えます。
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黄色く染まった草の中に、目が覚めるような瑠璃色が映えます。
何の実?
清流に流れる水草がキレイ
清流に流れる水草がキレイ
ヒツジグサ!
未の刻(午後2時)に花開くというその姿を見てみたかったのです!嬉しい!
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未の刻(午後2時)に花開くというその姿を見てみたかったのです!嬉しい!
前には燧ヶ岳。
振り返れば至仏山。なんて贅沢な景色。
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振り返れば至仏山。なんて贅沢な景色。
水面が揺れて滲んだ逆さ燧。
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水面が揺れて滲んだ逆さ燧。
場所を変えて再び逆さ燧。
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場所を変えて再び逆さ燧。
黄色くなり始めたダケカンバとナナカマドが不思議な風景。
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黄色くなり始めたダケカンバとナナカマドが不思議な風景。
お気に入りの場所。
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お気に入りの場所。
前の写真と同じ場所で7月中旬に撮影した写真。夏から秋へ駆け足で過ぎ行く、尾瀬の季節の移り変わりに感動しました。
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前の写真と同じ場所で7月中旬に撮影した写真。夏から秋へ駆け足で過ぎ行く、尾瀬の季節の移り変わりに感動しました。
真っ赤なナナカマド
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真っ赤なナナカマド
目立つはずの赤色の帽子とザックが紅葉に埋もれてます。
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目立つはずの赤色の帽子とザックが紅葉に埋もれてます。
美人なウメバチソウ発見。
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美人なウメバチソウ発見。
本日の珈琲は、友達提供の世界一高級といわれるコピ・ルアク!
インドネシアのジャコウネコが食べた未消化の豆を糞からとるというあれです。
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本日の珈琲は、友達提供の世界一高級といわれるコピ・ルアク!
インドネシアのジャコウネコが食べた未消化の豆を糞からとるというあれです。
コピ・ルアクに「コピ・ルアク」と唱える。効果はあるの?
(珈琲が美味しく淹れられるおまじないbyかもめ食堂)
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コピ・ルアクに「コピ・ルアク」と唱える。効果はあるの?
(珈琲が美味しく淹れられるおまじないbyかもめ食堂)
高級品なので真剣に抽出。
コピ・ルアクは、最初に苦味と酸味があるのですが、後味が驚くほどスッキリしてました。
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高級品なので真剣に抽出。
コピ・ルアクは、最初に苦味と酸味があるのですが、後味が驚くほどスッキリしてました。
おやつは台湾に行ってきた友達が差し入れてくれた、SunnyHillsのパイナップルケーキ。今日の珈琲タイムはワールドワイド!
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おやつは台湾に行ってきた友達が差し入れてくれた、SunnyHillsのパイナップルケーキ。今日の珈琲タイムはワールドワイド!
最高の気分です
背中に燧を背負った龍宮小屋。
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背中に燧を背負った龍宮小屋。
見晴が見えてきました。
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見晴が見えてきました。
木道を直進すると、そのまま本日の宿である弥四郎小屋に到着。
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木道を直進すると、そのまま本日の宿である弥四郎小屋に到着。
別館2階の個室。広くて快適です。
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別館2階の個室。広くて快適です。
窓からは燧ヶ岳が見えます。
窓からは燧ヶ岳が見えます。
お洒落なカフェ
生ビールで乾杯!至福。
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生ビールで乾杯!至福。
弥四郎清水。スッキリとした美味しいお水です。
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弥四郎清水。スッキリとした美味しいお水です。
燧ヶ岳と夕暮れ空
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燧ヶ岳と夕暮れ空
至仏山に帯のような茜色の光線が差し込んでました!
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至仏山に帯のような茜色の光線が差し込んでました!
朝もやで幻想的
霜が降りたエゾリンドウ。更に凛として見えます。
霜が降りたエゾリンドウ。更に凛として見えます。
ウメバチソウのつけまつげにもキラキラの霜。
ウメバチソウのつけまつげにもキラキラの霜。
クリスマス用にデコレーションされたポインセチアみたい。
クリスマス用にデコレーションされたポインセチアみたい。
見事な縁取り
コセイタカスギゴケにも霜が!霜が降りた苔なんて初めて見ました!素敵!
コセイタカスギゴケにも霜が!霜が降りた苔なんて初めて見ました!素敵!
朝の散歩を終えて朝食。海苔の包装が可愛いです。尾瀬は関西の方も多く来られるので朝食に納豆が出ないという噂は本当でした。
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朝の散歩を終えて朝食。海苔の包装が可愛いです。尾瀬は関西の方も多く来られるので朝食に納豆が出ないという噂は本当でした。
復路はヨッピ橋経由で鳩待峠まで戻ります。
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復路はヨッピ橋経由で鳩待峠まで戻ります。
朝露で草木が煌めいてます
朝露で草木が煌めいてます
蜘蛛の巣が芸術的
蜘蛛の巣が芸術的
東電小屋分岐のベンチで朝の珈琲タイム。
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東電小屋分岐のベンチで朝の珈琲タイム。
行きに赤城高原SAで友達が購入したメロンパンラスク。
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行きに赤城高原SAで友達が購入したメロンパンラスク。
突如現れる原生林。湿原歩きばかりだったので新鮮。
突如現れる原生林。湿原歩きばかりだったので新鮮。
根を覆う苔
恒例苔観賞タイム。もちろん二人に置いていかれる。
恒例苔観賞タイム。もちろん二人に置いていかれる。
新潟県もまたぐとは知らなかったです!!
新潟県もまたぐとは知らなかったです!!
特徴的な頂上の景鶴山。登りたいねなんて話してたのですが、後で調べたら自然保護のため入山禁止でした。
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特徴的な頂上の景鶴山。登りたいねなんて話してたのですが、後で調べたら自然保護のため入山禁止でした。
名前の響きが気になっていたヨッピ吊り橋。ヨッピはアイヌ語で「呼び」「別れ」「集まる」といった意味だそうです。別れと集まるを同じ言葉で表すなんて不思議。
名前の響きが気になっていたヨッピ吊り橋。ヨッピはアイヌ語で「呼び」「別れ」「集まる」といった意味だそうです。別れと集まるを同じ言葉で表すなんて不思議。
川藻を眺めていると癒されます。ずっとボーっと見ていられそう。
川藻を眺めていると癒されます。ずっとボーっと見ていられそう。
池糖の水面に何かが揺れている・・・と覗き込んだら卵です!近くでサンショウウオっぽいのも泳いでました。
池糖の水面に何かが揺れている・・・と覗き込んだら卵です!近くでサンショウウオっぽいのも泳いでました。
徐々に至仏山が大きくなってきました。
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徐々に至仏山が大きくなってきました。
鳩待峠までの登りが最後に足にきます。
鳩待峠までの登りが最後に足にきます。
鳩待峠に到着。お疲れ様でした。
鳩待峠に到着。お疲れ様でした。

感想

今回は尾瀬ヶ原を満喫し、素敵な山小屋でのんびり過ごす、がテーマの旅でした。

2日間の出来事や感想など。
・参加者は、 風邪をひいて喉がガラガラ、嗅覚も全く働かないY子。 
昨年谷川岳で膝を故障してから登山封印中。ガラスの膝がどの位持つのか未知数のM美。
計画や準備に7割の力を使い、当日は残り3割の力しか出ない私、というなんとも頼りない3名。

・尾瀬戸倉駐車場からのバス発車直前に、Y子とM美のワインを車に置き忘れたことに気付く。(ワイン調達係は私。自分の分はちゃっかりザックに入れてある。)無言の二人の目が取りに行ってこいと言っていたので、離れた駐車スペースへ猛ダッシュし、パウチのワイン4袋を抱えて発車前にギリギリで飛び込む。数年ぶりに本気で走った。

・先頭を任せると、隙があれば前の人を抜かそうと、常に虎視眈々と狙うハンターY子。暴走を食い止めるため眼光鋭く見張る私。人がまばらで木道が空いていたため、左側から追い抜くという技を繰り出してくる。予想外で対応できずあきらめる。

・草紅葉した尾瀬ヶ原は、赤・黄・緑の彩り鮮やかで派手な紅葉ではなく、湿原ならではの趣のある紅葉で、荒涼した雰囲気が渋好みの私はとても気に入った。見渡すかぎりの草紅葉と、ポツンと立つダケカンバを見て「サバンナみたい!」と興奮して口々に言っていたが、3人ともサバンナになど行ったことはない。

・Y子と私は、何かとあればすぐ写真に収めたがる現代の申し子だが、M美は写真にあまり興味がない。2日の間にM美が写真撮影をしている姿を数回しか目撃しなかった。というか長い付き合いなのに、デジカメを持っていることを今回初めて知った。

・のんびりと尾瀬ヶ原を満喫し過ぎて、ふと気付くと日がかなり傾き始め、見渡せる範囲に私たち以外誰もいなくなっていた。広い湿原でのぼっち感に慌て、竜宮からは急ぎ足で歩く。山小屋14時到着予定のはずが、16時着となる。入浴して着替えてとりあえずビール飲んで、と夕食までバタバタだった。早めに到着して山小屋でのんびり計画が崩れ去る。優雅に本まで持ってきたY子はもちろん開いてもいない。

・夕食後、部屋でワインを飲み始めてさほど経たずにM美が寝る。Y子も風邪のため進まずワインがあまりまくる。今朝の渾身の走りは何だったのか。

・星を観にY子と尾瀬ヶ原を少し散策することにした。後で恨み言を言われないために、寝ているM美に一応声をかける。寝ぼけながら何かもにゃもにゃ言うM美。よし返事はもらった。M美を残し外へ出る。木道を少し歩き見上げた空は、今までに見たことのない満天の星空だった。紺碧の空に無数の星。小さな流れ星、天の川、星雲。M美にも見せてあげたかったな。

・翌日は晴天。朝は空気が澄んでいて気持ちいい。植物に降りた霜が朝日に照らされ解け、水滴がキラキラと煌いていた。東電小屋分岐のベンチでモーニングコーヒー中、その分岐で休憩後に「じゃあ、また!」と別れを告げて別々の方向へ別れてゆくパーティが何組かいた。小屋で仲良くなられた方々なのか、尾瀬に集った仲間がそれぞれ帰路に就いたのかは分からないけれど、これって「呼び」「別れ」「集まる」という意味のヨッピそのものだ!とちょっと感動した。東電小屋分岐からヨッピ分岐に改名したら素敵なのに。


私の我がままに付き合ってくれた二人には本当に感謝です。
尾瀬の素晴らしい自然を一緒に見られて楽しかった。
次は北八ヶ岳の山小屋泊で、のんびりハイクなんていかがでしょう。

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コメント

shuriさん、おはようございます!
夏の尾瀬に引き続き、秋の尾瀬にも行かれたのですね!
草紅葉やナナカマドが綺麗です!
特に18枚目写真はダケカンバとのコントラストが素晴らしいですね♪

19枚目と20枚目の対比写真が実に分かりやすいですね。
緑が全部、紅葉してしまうのは改めて驚きました!
もちろん、燧ケ岳も良いですねぇ〜。

弥四郎小屋、洒落た感じで良い宿のようですね!
小屋のテラスで乾杯は何とも贅沢な気分ですね。

遠方の山友女子が最近、山小屋の魅力に取りつかれ、いつか尾瀬を案内する際、shuriさんが泊まられたこの小屋が良いなぁと思いました。
忘れないためにも、お気に入りに登録させて頂きますね。

写真&コメはもちろんのこと、最後の感想によりshuriさん達の行動がよく分かり、楽しく拝見させて頂きました♪
2014/10/3 4:35
ayamoekanoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
またまた尾瀬に行ってきました!
無意識に前回と同じポイント、同じようなアングルで写真を撮っていて、見比べたら面白かったので一枚掲載してみました。
景色の様変わり方がすごいですよね。

弥四郎小屋は、個室も追加料金がかからず、設備も清潔感があり、カフェまであるので、山小屋なことを忘れるくらい快適でした。山女子さん達にもきっと喜んでいただけると思います♪

今回は山行記録というより、旅の感想文という感じでお恥ずかしい限りなのですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
2014/10/3 23:30
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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尾瀬
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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