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Yamareco

記録ID: 5168348
全員に公開
ハイキング
丹沢

座間丘陵に古の自然と歴史の名残を訪ねる(大和→綾瀬→海老名→座間)

2023年02月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:48
距離
28.1km
登り
214m
下り
246m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
1:59
合計
8:29
距離 28.1km 登り 214m 下り 264m
7:59
19
8:18
8:21
30
8:51
9:04
11
9:15
99
10:54
11:02
69
12:11
12:20
15
12:35
12:39
9
12:48
13:34
43
14:17
14:21
1
14:22
14:27
1
14:28
14:31
17
14:48
14:49
9
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15:00
5
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15:22
6
15:28
4
15:32
15:36
16
15:52
33
16:25
3
16:28
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
S 鶴間駅(小田急江ノ島線)
G 相武台下駅(JR相模線)
コース状況/
危険箇所等
出来る限り公園・緑地内を通るルートとした。綾瀬・城山公園までは厚木基地の縁歩きを除くと車道歩きはあまりなくウォーキングルートとしてお勧めできる。しかし、それ以降は車道歩きが多くなった。

終始GPSに頼って歩いたが、現地で初めて気づいた点は次の通り(写真コメントも参照)。
・綾瀬市の長峰自然の森から城山公園(早川城址)までのアプローチには、「城山こみち」という快適が専用歩道が長い距離整備されていた。
・瓢箪塚(瓢箪山)に南側からアプローチするには、市道大谷峰線から早めに右折した方が良い。一番近い道路は高架となっており上がれない。
・国分寺跡から北上する県道407号線は、歩道がないうえ、トラックがすれ違い出来ないほどの狭い道路なのに交通量が多く、歩行は危険。
・国分尼寺跡(県道407号線)のすぐ先から座間丘陵の尾根に上がる場合は、弥生神社の参道を通ればよい。弥生神社の本殿(丘陵のピーク)の左側に道が続いている。参道が生活道にもなっているようだった。
その他周辺情報 昼食 海老名の国分尼寺跡のそばの「やぶ久」。昼時のピークを過ぎていたが繁盛していたのも頷けるリーズナブルな品揃え。土曜もランチメニューあり。
今日は街歩き。でもできる限り、森の中を通るようにしよう。まずは、小田急江ノ島線の鶴間駅から20分弱で大和市の「泉の森」の北側入口に。
2023年02月11日 08:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 8:17
今日は街歩き。でもできる限り、森の中を通るようにしよう。まずは、小田急江ノ島線の鶴間駅から20分弱で大和市の「泉の森」の北側入口に。
昨日降った雪が残っている。
2023年02月11日 08:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 8:18
昨日降った雪が残っている。
森を抜ける道は生活道路でもあるようで何人か急ぎ足で歩いて行く。
2023年02月11日 08:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 8:22
森を抜ける道は生活道路でもあるようで何人か急ぎ足で歩いて行く。
スギが多いが落葉樹も混じるなかなか美しい森だ。
2023年02月11日 08:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 8:26
スギが多いが落葉樹も混じるなかなか美しい森だ。
トラスト緑地で、正式には都市公園ではないようだが、公園のように整備されている。
2023年02月11日 08:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 8:30
トラスト緑地で、正式には都市公園ではないようだが、公園のように整備されている。
これは調整池ということだが、トラスト緑地と一体となってよい雰囲気。このあたりは大勢の方が散歩に来ていた。
2023年02月11日 08:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 8:46
これは調整池ということだが、トラスト緑地と一体となってよい雰囲気。このあたりは大勢の方が散歩に来ていた。
シラカシは、かつてこのあたりの森、というか北関東〜南関東の内陸部の主要樹種だったという。地元・大磯の沿海部の高麗山はアラカシが多く、シラカシに馴染みがないので興味津々。
2023年02月11日 08:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 8:51
シラカシは、かつてこのあたりの森、というか北関東〜南関東の内陸部の主要樹種だったという。地元・大磯の沿海部の高麗山はアラカシが多く、シラカシに馴染みがないので興味津々。
そう広くはないが、シラカシの純林っぽい。
2023年02月11日 08:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 8:58
そう広くはないが、シラカシの純林っぽい。
シラカシの葉。アラカシに比べるとスマートで、手触りも優しい感じ。
2023年02月11日 08:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 8:57
シラカシの葉。アラカシに比べるとスマートで、手触りも優しい感じ。
裏は、すべすべしている。実際に見てみるとアラカシとはずいぶん違う。
2023年02月11日 08:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 8:58
裏は、すべすべしている。実際に見てみるとアラカシとはずいぶん違う。
「泉の森」の隣には「ふれあいの森」が続く。こちらは引地川に沿ってよく整備されていて、より公園っぽい。
2023年02月11日 09:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 9:15
「泉の森」の隣には「ふれあいの森」が続く。こちらは引地川に沿ってよく整備されていて、より公園っぽい。
「ふれあいの森」から上の道路に上がると、丹沢がよく見える。左の大山から三峰山の稜線、そして雪を被っているのは主脈(丹沢山〜蛭が岳)だろうか。
2023年02月11日 09:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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「ふれあいの森」から上の道路に上がると、丹沢がよく見える。左の大山から三峰山の稜線、そして雪を被っているのは主脈(丹沢山〜蛭が岳)だろうか。
相鉄線を横切ると、、、
2023年02月11日 09:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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相鉄線を横切ると、、、
そこは、厚木基地。次の目的地までは、厚木基地に沿って歩いていく。(横断できれば近いのだが)。このあたりから大和市から綾瀬市に入る。
2023年02月11日 09:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 9:30
そこは、厚木基地。次の目的地までは、厚木基地に沿って歩いていく。(横断できれば近いのだが)。このあたりから大和市から綾瀬市に入る。
巡礼街道とは、坂東三十三観音札所の八番の星谷寺と十四番の弘明寺を結ぶ道。初めて知った。今日は星谷寺にも行く予定。弘明寺は京急の駅もある馴染みの寺。「吾妻鏡」にも出てくる。
2023年02月11日 09:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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巡礼街道とは、坂東三十三観音札所の八番の星谷寺と十四番の弘明寺を結ぶ道。初めて知った。今日は星谷寺にも行く予定。弘明寺は京急の駅もある馴染みの寺。「吾妻鏡」にも出てくる。
厚木基地のフェンスはいろいろ活用されているようだ。
2023年02月11日 09:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 9:37
厚木基地のフェンスはいろいろ活用されているようだ。
地図上は道があるはずなのだが、畑になっていた。あぜ道を行く。
2023年02月11日 09:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 9:44
地図上は道があるはずなのだが、畑になっていた。あぜ道を行く。
厚木基地の入り口。
2023年02月11日 09:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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厚木基地の入り口。
入り口前のバス停には、飛行場正面とあった。間違ってはいない。
2023年02月11日 09:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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入り口前のバス停には、飛行場正面とあった。間違ってはいない。
まだ、ずっと左に厚木基地が続いているが、前方に森が見えてきた。ここで厚木基地に別れを告げよう。だいぶ歩いたがこれで基地円周の1/4も歩いていない。広いことを実感する。
2023年02月11日 10:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 10:11
まだ、ずっと左に厚木基地が続いているが、前方に森が見えてきた。ここで厚木基地に別れを告げよう。だいぶ歩いたがこれで基地円周の1/4も歩いていない。広いことを実感する。
森は、長峰の森。トラスト緑地だ。スギが多くあまり整備はされていない感じ。
2023年02月11日 10:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 10:14
森は、長峰の森。トラスト緑地だ。スギが多くあまり整備はされていない感じ。
井戸。自然のままを体験する趣旨かな。
2023年02月11日 10:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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井戸。自然のままを体験する趣旨かな。
森を出ると、特に目ぼしいものもない車道歩き。ただ富士山だけは綺麗だった。
2023年02月11日 10:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 10:28
森を出ると、特に目ぼしいものもない車道歩き。ただ富士山だけは綺麗だった。
県道24号(綾瀬中央通り)から下を見ると専用歩道があるではないか、さっそく降りてみる。
2023年02月11日 10:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 10:30
県道24号(綾瀬中央通り)から下を見ると専用歩道があるではないか、さっそく降りてみる。
「城山こみち」というらしい。城山公園まで快適な歩道が続いていた。
2023年02月11日 10:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 10:33
「城山こみち」というらしい。城山公園まで快適な歩道が続いていた。
城山公園に到着。一見、普通の都市公園のようだが、、、
2023年02月11日 10:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 10:47
城山公園に到着。一見、普通の都市公園のようだが、、、
ここは、「早川城」という山城(まあ山とも言えないので丘城)の城跡が良好に保存されていると聞き、見てみたかったのだ。
2023年02月11日 10:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 10:51
ここは、「早川城」という山城(まあ山とも言えないので丘城)の城跡が良好に保存されていると聞き、見てみたかったのだ。
公園の入り口に、しっかり易しく解説されているのに好感が持てる。
2023年02月11日 10:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 10:51
公園の入り口に、しっかり易しく解説されているのに好感が持てる。
北側には空堀がある。写真の左側が空堀で、右側に土塁がしっかり残されている。
2023年02月11日 10:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 10:54
北側には空堀がある。写真の左側が空堀で、右側に土塁がしっかり残されている。
土塁の内側が、広い曲輪になっている。公園としては、「桜の広場」としてベンチが置かれている。
2023年02月11日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:02
土塁の内側が、広い曲輪になっている。公園としては、「桜の広場」としてベンチが置かれている。
そして曲輪の一画が盛り上がっていて、櫓台となっていたという。
2023年02月11日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:00
そして曲輪の一画が盛り上がっていて、櫓台となっていたという。
曲輪の東西南は絶壁だ。写真は西側から写したもので、右上が曲輪だ。
2023年02月11日 11:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:07
曲輪の東西南は絶壁だ。写真は西側から写したもので、右上が曲輪だ。
公園としては、斜面を利用して、長いローラー滑り台になっている。
2023年02月11日 11:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:05
公園としては、斜面を利用して、長いローラー滑り台になっている。
東側に出てみると、丘陵の端にこの城がつくられたことがよく判る。
2023年02月11日 11:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:12
東側に出てみると、丘陵の端にこの城がつくられたことがよく判る。
曲輪からの展望はなかったが、東側の丘(曲輪より低い)からの景色はこんな感じ。曲輪は東西南を見下ろせたわけだ。座間丘陵の縁という地形を利用した丘城であったことがよくわかる。中世の面影が残っている。
2023年02月11日 11:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:14
曲輪からの展望はなかったが、東側の丘(曲輪より低い)からの景色はこんな感じ。曲輪は東西南を見下ろせたわけだ。座間丘陵の縁という地形を利用した丘城であったことがよくわかる。中世の面影が残っている。
早川城を誰が築いたのかははっきりしないが、この地域は渋谷荘があったとされ、渋谷氏(東京の渋谷の発祥とも言われる)と関係がありそうだ。これは渋谷氏の崇拝した五社神社。
2023年02月11日 11:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:33
早川城を誰が築いたのかははっきりしないが、この地域は渋谷荘があったとされ、渋谷氏(東京の渋谷の発祥とも言われる)と関係がありそうだ。これは渋谷氏の崇拝した五社神社。
いい雰囲気だ。
2023年02月11日 11:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:38
いい雰囲気だ。
ロケ地にも使われたようだ。
2023年02月11日 11:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ロケ地にも使われたようだ。
城山公園のあたりは農村風情が残っていたが、海老名市に入ると住宅地が続く。
2023年02月11日 11:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:50
城山公園のあたりは農村風情が残っていたが、海老名市に入ると住宅地が続く。
座間丘陵を降りていく。ここでも丹沢が見えている。
2023年02月11日 11:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 11:52
座間丘陵を降りていく。ここでも丹沢が見えている。
住宅地のど真ん中に、次の史跡がある。
2023年02月11日 12:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:01
住宅地のど真ん中に、次の史跡がある。
浜田歴史公園という、小さな都市公園だ。
2023年02月11日 12:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:02
浜田歴史公園という、小さな都市公園だ。
ここで、中世の武士の屋敷が発掘された。
2023年02月11日 12:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:02
ここで、中世の武士の屋敷が発掘された。
残されているのは、発掘された建物の柱の位置が示されている。こちらは、主屋の跡。
2023年02月11日 12:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:03
残されているのは、発掘された建物の柱の位置が示されている。こちらは、主屋の跡。
右奥が、先ほどの主屋の跡、左が馬屋でこれもかなり大きい、まあ柱の位置だけしか判らないのだが、、、
2023年02月11日 12:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:05
右奥が、先ほどの主屋の跡、左が馬屋でこれもかなり大きい、まあ柱の位置だけしか判らないのだが、、、
周囲を見ると、完全に平地だ。つまり敵を防ぐのには適していない地形。土塁や堀は発掘されていないという。ここは城ではなく住居であったというわけだ。
2023年02月11日 12:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:07
周囲を見ると、完全に平地だ。つまり敵を防ぐのには適していない地形。土塁や堀は発掘されていないという。ここは城ではなく住居であったというわけだ。
中世の館跡の近くの丘には、時代を遡って古墳時代の古墳がある。ひさご塚古墳だ。ここも公園になっている。
2023年02月11日 12:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:14
中世の館跡の近くの丘には、時代を遡って古墳時代の古墳がある。ひさご塚古墳だ。ここも公園になっている。
前方後円墳だ。
2023年02月11日 12:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:15
前方後円墳だ。
円墳の中央に三角点があるというのも面白い。瓢箪山、標高68.6m。
2023年02月11日 12:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 12:16
円墳の中央に三角点があるというのも面白い。瓢箪山、標高68.6m。
低いけど、360度が好展望だったりする。
2023年02月11日 12:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:16
低いけど、360度が好展望だったりする。
住宅ばっかりだけどね。
2023年02月11日 12:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:16
住宅ばっかりだけどね。
続いて、海老名のビナウォークの裏に出る。ここには見ておきたいのがあったのだ。
2023年02月11日 12:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:27
続いて、海老名のビナウォークの裏に出る。ここには見ておきたいのがあったのだ。
国分寺だ。相模の国の国分寺、そして国府は全国で唯一、場所が特定されていなくて、諸説紛々なのだ。国府は三遷、四遷されたともいう。(平塚説・大磯説・小田原説がある)
2023年02月11日 12:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:30
国分寺だ。相模の国の国分寺、そして国府は全国で唯一、場所が特定されていなくて、諸説紛々なのだ。国府は三遷、四遷されたともいう。(平塚説・大磯説・小田原説がある)
現在の国分寺から少し歩くと、国指定史跡「国分寺跡」がある。ここが通説。しかし小田原説もあるという。
2023年02月11日 12:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:33
現在の国分寺から少し歩くと、国指定史跡「国分寺跡」がある。ここが通説。しかし小田原説もあるという。
広々としている。
2023年02月11日 12:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:33
広々としている。
次は国分尼寺跡に行く。しかしこの県道407号線は狭い割には交通量が多く歩行は危険だ。
2023年02月11日 12:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:41
次は国分尼寺跡に行く。しかしこの県道407号線は狭い割には交通量が多く歩行は危険だ。
市道に迂回してどっと疲れが出て来て、相鉄線を渡ったところで、蕎麦屋に飛び込む。
2023年02月11日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 12:44
市道に迂回してどっと疲れが出て来て、相鉄線を渡ったところで、蕎麦屋に飛び込む。
よく歩いたので、たらふく食べる。これでもランチメニュー一人前です。
2023年02月11日 13:12撮影 by  SHV45, SHARP
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2/11 13:12
よく歩いたので、たらふく食べる。これでもランチメニュー一人前です。
やぶ久というお店。賑わっていた。
2023年02月11日 13:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 13:28
やぶ久というお店。賑わっていた。
すぐ前が国分尼寺跡。建物は庚申堂。
2023年02月11日 13:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 13:34
すぐ前が国分尼寺跡。建物は庚申堂。
今度は、小田急を横目に見て、再び座間丘陵に登ろう。(ことごとく車両が写っているが来るのをまっていた訳ではない。)
2023年02月11日 13:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 13:39
今度は、小田急を横目に見て、再び座間丘陵に登ろう。(ことごとく車両が写っているが来るのをまっていた訳ではない。)
座間丘陵に登る道は、弥生神社の参道になっている。(行ってみて初めて知った)
2023年02月11日 13:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 13:42
座間丘陵に登る道は、弥生神社の参道になっている。(行ってみて初めて知った)
本堂の左脇に道が続いている。(生活道として何人も歩いていた)
2023年02月11日 13:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 13:48
本堂の左脇に道が続いている。(生活道として何人も歩いていた)
「かいな坂」を登る。
2023年02月11日 13:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 13:58
「かいな坂」を登る。
こんな道。
2023年02月11日 13:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 13:59
こんな道。
尾根道に出ると公園がある。
2023年02月11日 14:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:04
尾根道に出ると公園がある。
ごく小さな公園だが、展望が良い。
2023年02月11日 14:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:04
ごく小さな公園だが、展望が良い。
こんな道を通ってさらに登る。(これが一番近道だと思う)
2023年02月11日 14:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:10
こんな道を通ってさらに登る。(これが一番近道だと思う)
登った先にに秋葉山古墳群がある。ここは公園として整備はされていないようだ。
2023年02月11日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:25
登った先にに秋葉山古墳群がある。ここは公園として整備はされていないようだ。
少なくとも5つの古墳が残されている。
2023年02月11日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 14:25
少なくとも5つの古墳が残されている。
1号墳の前方後円墳。
2023年02月11日 14:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:26
1号墳の前方後円墳。
ピークが山王山で標高80m。
2023年02月11日 14:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/11 14:23
ピークが山王山で標高80m。
2号墳が秋葉山で、標高84.6m
2023年02月11日 14:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:20
2号墳が秋葉山で、標高84.6m
3号墳。
2023年02月11日 14:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:15
3号墳。
しばらく行くと比較的広い森が残っていた(右側)。公園でもトラスト緑地でも社叢林でもない私有林っぽい。いまやこの付近では珍しい存在かもしれない。
2023年02月11日 14:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:40
しばらく行くと比較的広い森が残っていた(右側)。公園でもトラスト緑地でも社叢林でもない私有林っぽい。いまやこの付近では珍しい存在かもしれない。
計画では、座間の湧水めぐりを考えていたが、予定時間をだいぶオーバーしたので、次の目的地に直行する。座間丘陵一気に下る。
2023年02月11日 14:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:43
計画では、座間の湧水めぐりを考えていたが、予定時間をだいぶオーバーしたので、次の目的地に直行する。座間丘陵一気に下る。
海老名市から座間市に入る。小田急を横に見ながら。
2023年02月11日 14:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:52
海老名市から座間市に入る。小田急を横に見ながら。
星谷寺です。人気みたいで参拝者が多かった。坂東三十三箇所観音霊場の第八番札所となる真言宗大覚寺派・妙法山星谷寺。弘明寺からの「巡礼の道」を今朝みかけていた。
2023年02月11日 14:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/11 14:58
星谷寺です。人気みたいで参拝者が多かった。坂東三十三箇所観音霊場の第八番札所となる真言宗大覚寺派・妙法山星谷寺。弘明寺からの「巡礼の道」を今朝みかけていた。
なぜ星谷寺か。『甲陽軍鑑』にある武田信玄の国家構想に、星谷(ほしのや)を新鎌倉とする、とあるというのだ。信玄が天下を取ったらここ星谷に幕府を置いたかもしれない。
2023年02月11日 14:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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なぜ星谷寺か。『甲陽軍鑑』にある武田信玄の国家構想に、星谷(ほしのや)を新鎌倉とする、とあるというのだ。信玄が天下を取ったらここ星谷に幕府を置いたかもしれない。
星谷寺からの「巡礼街道」は、県立座間谷戸山公園の脇を通っていく(森は一体化している)。
2023年02月11日 15:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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星谷寺からの「巡礼街道」は、県立座間谷戸山公園の脇を通っていく(森は一体化している)。
「巡礼街道」は古道の趣があり、途中に三峰神社があり、三峰台と呼ばれる。
2023年02月11日 15:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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「巡礼街道」は古道の趣があり、途中に三峰神社があり、三峰台と呼ばれる。
古道は座間谷戸山公園につながっている。ここはれっきとした県立都市公園だが、森がそのまま残されている。
2023年02月11日 15:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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古道は座間谷戸山公園につながっている。ここはれっきとした県立都市公園だが、森がそのまま残されている。
シラカシの大木についての説明版もあった。
2023年02月11日 15:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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シラカシの大木についての説明版もあった。
この地域の潜在植生がシラカシであるという説明は分かるとして、最後の「自生種ではなく移入種です」というのがよくわかららない。この個体が、ということだろうか。
2023年02月11日 15:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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この地域の潜在植生がシラカシであるという説明は分かるとして、最後の「自生種ではなく移入種です」というのがよくわかららない。この個体が、ということだろうか。
池や田んぼもあり、自然を生かした雰囲気の良い公園だ。多くの方々が散歩していた。
2023年02月11日 15:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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池や田んぼもあり、自然を生かした雰囲気の良い公園だ。多くの方々が散歩していた。
ピークは「伝説の丘」と称されているが、もともと本堂山と呼ばれ、星谷寺にある星の谷観音の本堂が、ここにあったという。信玄が幕府を置くとしたら、ここが中心となったのかな。
2023年02月11日 15:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ピークは「伝説の丘」と称されているが、もともと本堂山と呼ばれ、星谷寺にある星の谷観音の本堂が、ここにあったという。信玄が幕府を置くとしたら、ここが中心となったのかな。
時間が無くなってきたので座間谷戸山公園は半分ぐらいで切り上げ、帰路につく、最後にもうひとつ寄りたいところがあった。
2023年02月11日 15:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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時間が無くなってきたので座間谷戸山公園は半分ぐらいで切り上げ、帰路につく、最後にもうひとつ寄りたいところがあった。
座間神社に向かって丘を登る。
2023年02月11日 16:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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座間神社に向かって丘を登る。
座間公園は展望の良い都市公園だ。座間丘陵の縁にあるということだ。
2023年02月11日 16:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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座間公園は展望の良い都市公園だ。座間丘陵の縁にあるということだ。
右側は何だろう。
2023年02月11日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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右側は何だろう。
座間公園は、米軍キャンプ座間と隣接している。ここも厚木基地にまけないくらいかなり広い。
2023年02月11日 16:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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座間公園は、米軍キャンプ座間と隣接している。ここも厚木基地にまけないくらいかなり広い。
この先に座間神社があるはずだが、道か途切れる。一旦降りる。
2023年02月11日 16:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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この先に座間神社があるはずだが、道か途切れる。一旦降りる。
参道を登り返して、
2023年02月11日 16:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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参道を登り返して、
座間神社本殿。ここは飯綱権現を祭っている。飯綱山に対する山岳信仰ですね。
2023年02月11日 16:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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座間神社本殿。ここは飯綱権現を祭っている。飯綱山に対する山岳信仰ですね。
神社からの景色。ここも見晴らしがよい。
2023年02月11日 16:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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神社からの景色。ここも見晴らしがよい。
ゴールは、相武台下駅。JR相模線です。
2023年02月11日 16:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ゴールは、相武台下駅。JR相模線です。
駅のホームの西側には、相模川の田園風景が広がっていた。丹沢に日が沈む。。。
2023年02月11日 16:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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駅のホームの西側には、相模川の田園風景が広がっていた。丹沢に日が沈む。。。
撮影機器:

感想

今の座間丘陵は登山の対象にはならないだろう。ピークが80m程度ということもあるが、ほぼ全域が開発され尽くされていて、森や草原がなくなっているからだ。普通は「街歩き」ということになるだろう。

それでもなお、わずかに残された森(といっても人工林や二次林だが)を保存する努力が続けられているし、古代〜中世の遺跡も残されている。かねてより折に触れてこの地域に行ってみたいと思ったスポットがだいぶたまっていたので、いにしえを偲ぶことのできる森や遺跡を巡るルートを勝手に地図上でつくり歩いてみた。

歩いてみて、コース的には、前半、大和の「泉の森」「ふれあいの森」から綾瀬の「城山公園」の周辺までは、森の中や農村風景の中を通るウォーキングに適したものとなった。歩くこと自体が楽しいものだった。

後半の海老名の「国分寺跡」から座間の「星谷」「座間神社」までは、スポット的には面白かったが車道歩きが多く無理につないだものとなってしまった。あるいは疲労がたまって先を急いだせいかもしれないが。

また、連続して歩くと、そこが丘陵であったことも実感できた。もしここが、今もなおシラカシなどの森や草で覆われていたら展望の良い立派な「登山」になっていただろう。といっても、古墳時代からの遺跡の多さから見ると、古くから人が棲みついた人里であったろうが。いや、武田信玄が天下を統一したら、幕府が開かれ「新鎌倉」になっていたかもしれない(『甲陽軍鑑』の星谷)。そんないにしえを偲ぶことができた。

もう一つ改めて、実感したのは、地域を分断するように横たわっていた「厚木基地」と「キャンプ座間」の広大さだった。

そもそも、今回は、西股総生さんが「土の城」入門として、真っ先に「早川城(綾瀬・城山公園)」を挙げていて、行ってみようと思ったからだった。駅からは遠く、バスを使うにも本数が少ないため、どうせなら歩いてしまおうと思いたった。地図を見ると、他にも行ってみたかったスポットをどんどん思い出したので、つないでみた。

おそらくスポットだけをバスや車で往復してつまみ食いしただけでは、今回のようにいにしえを偲ぶことは出来なかっただろう。ちょっと詰め込み過ぎた感はあるが、歩いてこそ判ることもあることを実感したことが一番の収穫だ、

<参考文献>
西股総生『戦国の城の歩き方』(KKベストセラーズ 2017)〜早川城(綾瀬・城山公園)、上浜田遺跡(浜田歴史公園)
永井路子『相模のもののふたち』(有隣堂 1978)〜渋谷氏、五社神社、早川城(綾瀬・城山公園)
山本博文『あなたの知らない神奈川県の歴史』(洋泉社 2012)〜相模国分寺、国府
石井進『鎌倉武士の実像』(平凡社 1987)〜相模国府の大磯説(神奈川県『神奈川県史』の再録)

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