初の雪洞泊 雪の遭難対策訓練 タカマタギ

2023年02月11日(土) 〜 2023年02月12日(日)

• GPS: 02:25
• 距離: 4.0km
• 登り: 286m
• 下り: 197m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:15
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:15

14:00 スタート地点
15:15 宿泊地

2日目

• 山行: 1:11
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:11

14:33 宿泊地
15:44 ゴール地点

天候

晴れ（とても暑かったです…）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越道が大渋滞！
10時スタート予定が14時スタートに…
半分諦めかけていた雪洞泊ですが、人海戦術でなんとかなりました！

コース状況／危険箇所等

先行していたスキーヤーのトレースあり。ありがとうございました。

その他周辺情報

岩の湯

写真

隊長アニキ、運転中からビーコン装着してます笑
早っ！やる気が違う。

関越大渋滞のため、駐車場にて、来ないメンバーを2時間待つ…

みんな集まってスタートしたの14時！
10時集合予定だったのに…4時間遅れだけど、雪洞掘る時間あるのか？？かっこいいBC勢。

1人ツボ足参加のIさん、踏み抜きつつハイクアップ。

急げーー！雪洞を早く掘らないと、寝場所が無いー

雪洞場所決定。予定よりだいぶ標高低い位置になって、藪が心配だけど、しゃーない。

入り口から掘り進める係と、雪を排出する係にわかれます。雪の排出はシートを使うと早い。

3つの雪洞を中で連結させる予定

入り口は小さいけど中は結構広い

宴会用雪洞の内部

余裕で寝れます

3つの雪洞の高さが合わず、メゾネットみたいになった笑笑

天井の一箇所から水がポタポタ垂れてくるので、下にコッヘル置いたら、すごいスピードで満タンになる。お水作らなくても済んで、めちゃ楽。

翌日、自分たちで作った雪洞を埋める。

日曜日はかなりポカポカ。春の陽気。

訓練待ち時間に雪だるまつくってる。

超かわいい。

雪の横穴に埋まる人

雪に埋まった人にプローブを刺す感覚をチェック中。ブスブス。

雪に埋められたビーコンを見つけ出して、掘り出す訓練。何回か繰り返して、ビーコンの性能に感心。かなりピンポイントに位置が絞れる。

掘り出した要救の意識確認、心肺蘇生、外傷チェック、頚椎固定、運び出して保温ラッピングする一連の作業。

保温ラッピング中

シートに包んで、ロープで固定中。
ポカポカで眠くなったそうです笑

感想

りえ

雪の遭難対策訓練、今年は雪洞泊と雪崩訓練です。

本来は谷川岳で訓練予定でしたが、強風で土曜日の谷川岳ロープウェイと駐車場が使用不可に！
ロープウェイは動かなくても何とかなるけど、駐車場閉鎖は困った…ということで前日夜にタカマタギに転進決定。

最近、タカマタギから転進したり、ロープウェイ運休で谷川へ転進したりしたばかり笑
冬の行き先は、コロコロ変わるなぁー笑笑

そして、土曜日は関越道が大渋滞！！
10時に集合のはずが…何とスタートが14時に笑
4時間遅れのスタートって初めてです苦笑

果たして雪洞を掘る時間はあるのか？
駐車場付近にイグルー作った方が早いのでは？
など、代案も出ましたが、隊長の熱い想いで、ハイクアップ！！

予定よりだいぶ標高が低い地点で、雪洞作成スタート。薮が心配ですが、これ以上標高上げてる時間も無い…隊長、苦渋の判断です笑

総勢18人なので、3人寝れる雪洞×3つ、9人寝れる宴会用雪洞を作りました。
宴会用雪洞は、3つの雪洞を奥で連携させる設計。ちゃんと、テーブルも椅子も、雪を掘って作りました。雪洞設営は、夜20時まで及び、全員疲労困憊笑笑
私も雪だらけで、びしょ濡れになりました。
あたたかい日でよかった笑笑

主に、掻き出した雪の排出係を担当していたのですが、斜め上に掘り進めたため、雪塊が容赦なく私の頭めがけて落ちてきて…途中ブチギレて「いい加減にしろ！」と怒鳴りましたが、雪が声を吸収して、私の怒声は上に届いて無かったみたいです笑笑

そんなこんなで、すべての雪洞が完成して宴会スタート！！お腹ぺこぺこだったので、熱々の坦々うどんが美味しいーー♪
翌日は7時起床予定でゆっくりだったので、みな遅い時間まで雪洞宴会を楽しんでいました。

雪洞は暖かくて快適！夜もぐっすり眠れましたが、翌朝のシュラフはびしょびしょ笑笑
シュラフカバーはしてたので、私の湿った衣類が蒸発してシュラフに移っちゃったみたいです。
カバー無しで寝た方が良かったなぁ笑
判断むずかしいーー

温かい朝ごはんを食べてから、まずは、苦労して作った雪洞を埋めます。
万一スキーヤーの落とし穴になってしまったら大変ですからね。
作るのも大変でしたが、埋め立てるのもなかなか大変！！人海戦術で、手分けして作業しました。
すでに腰痛い…笑笑

その後は、雪崩訓練。
ビーコンを使って、雪崩でメンバー1人が埋まった想定で、探索して掘り出す訓練を行いました。

チーム分けして、それぞれ埋まったビーコンと、隊長が作成してくれた実物大人型パネルを掘り出します。
まずは呼吸確保のため頭部を掘り出して、その後全身の掘り出し。
ビーコンの性能が良くて、ピンポイントで埋まった位置まで誘導してくれるので、ほぼプローブでの探索は不要。埋まった深さを確認するのみで、すぐ要救まで辿り着けました。

その後、埋まった男性を女性3人で持ち上げられるか試してみたり、埋まった人にプローブを刺した感触を確かめたりと、色々実践。

やはり、体験に勝る学び無し！
とても勉強になりました。

ビーコン訓練のあとは、看護師Nちゃんによる応急手当て講座。
意識確認、心肺蘇生、外傷チェック、頚椎の保護、運び出し、保温ラッピング…
掘り出した後もやることいっぱい！！

せっかく雪崩から掘り出した命、その後の低体温症で亡くなって欲しくは無いですよね。
その時、出来ることを最大限やる、とても勉強になりました。

一通りの訓練を終えて、下山はあっという間笑
昨日ほとんど登ってないですからね笑笑

渋滞によるスタートの遅れで、どうなるかと心配された訓練も、予定の行程を無事に終えられてホッと。係のメンバー、本当にお疲れ様でした！！

そして、夜まで雪洞を掘り続けた全メンバーも、お疲れ様でした！超頑張った！！笑笑

コメント

さくら

今晩は😁
またまた、近くにいたんですね〜お互いに！！
この訓練の記事は、私も勉強になりなりました。
有難うございます。
雪ダルマｶﾜ(・∀・)ｲｲ!!

車内でもビーコンを付ける隊長兄貴様の姿勢、素晴らしいですね。
見習いたいです👍

りえ

さくらさん
ね！ほんとなら谷川で訓練してる予定だったので、会えてたと思うのですが…星野リゾートめ笑
隊長アニキ、ビーコン装着早すぎて爆笑しました！