日本海から太平洋への縦走


- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
8/26 白鳥小屋ー栂海山荘泊(あまりの雨で朝日岳まで行く予定だったが早々にあきらめた)
8/27 栂海山荘ー朝日岳ー朝日小屋幕営
8/28 朝日小屋ー雪倉岳ー白馬岳ー白馬岳頂上宿舎幕営
8/29 白馬岳頂上宿舎ー不帰ノキレットー唐松岳ー五竜山荘幕営
8/30 五竜山荘ー八峰キレットー鹿島槍ヶ岳ー冷池山荘幕営
8/31 冷池山荘ー爺ヶ岳ー針の木小屋幕営
9/1 針の木小屋ー蓮華岳ー船窪小屋泊
9/2 船窪小屋ー不動岳ー烏帽子小屋幕営
9/3 烏帽子小屋ー野口五郎岳ー岩苔乗越ー三俣山荘幕営
9/4 三俣山荘ー双六小屋ー笠ヶ岳ー笠ヶ岳山荘幕営
9/5 笠ヶ岳山荘ー笠新道ー新穂高温泉ー合掌の森中尾キャンプ場
9/6 合掌の森中尾キャンプ場ー焼岳小屋ー上高地ー徳本峠小屋幕営
9/7 徳本峠小屋ー島島ー国道158号ーホテルルートイン松本インター
9/8 ホテルルートインー松本市街ー石井スポーツ松本店ー三城いこいの広場幕営
9/9 三城いこいの広場ー王ヶ頭ー茶臼山ー八島ヶ原湿原ー奥霧小屋(地図には幕営地と記しているが営業してない。日没前のため移動も出来ないためビバーク)
9/10 奥霧小屋ー車山ー白樺湖ー双子池キャンプ場
9/11 双子池キャンプ場ー雨池ー麦草峠ー黒百合ヒュッテ幕営
9/12 黒百合ヒュッテー硫黄岳ー赤岳ーキレット小屋幕営
9/13 キレット小屋ー青年小屋ー小淵沢駅ー甲府ターミナルホテル(三連休初日の為に宿が取れず小淵沢から電車で甲府まで移動)
9/14 甲府ターミナルホテルー小淵沢駅(電車移動)ー白州観光尾白キャンプ場
9/15 白州観光尾白キャンプ場ー七丈小屋幕営
9/16 七丈小屋ー甲斐駒ー南アルプス林道ー両俣小屋幕営
9/17 両俣小屋ー三峰岳ー熊の平小屋幕営
9/18 熊の平小屋ー塩見岳ー三伏峠小屋幕営
9/19 三伏峠小屋ー高山裏避難小屋ー悪沢岳ー荒川小屋幕営
9/20 荒川小屋ー赤石岳ー兎岳避難小屋泊
9/21 兎岳避難小屋ー聖岳ー茶臼小屋ーウソッコ沢小屋泊
9/22 ウソッコ沢小屋ー畑薙第一ダムー大西屋旅館(井川)
9/23 大西屋旅館ー県道60号ー県道189号ー安倍街道ー静岡北ワシントンプラザホテル
9/24 静岡北ワシントンプラザホテルー大浜通りー大浜公園にて太平洋に到着
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
私は今回の日本海太平洋の縦走をするにあたってどのルートを取るかは悩みました。中央アルプスを通るか通らないか。日本海から始めるのかそれとも太平洋にするのか。時期はいつにするか。 中央アルプスを通るかについては、今まで2回縦走している中央アルプスよりも、ピークハントばかりしている美ヶ原、霧が峰、八ヶ岳をつなげてみたいという思いが強くこちらのコースになりました。 日本海か太平洋かは、私のなかではアスファルト道路の歩きを最初にするか最後にするかの違いでした。最初にアスファルトで足を痛めるとそのあとがつらいという理由で日本海から始めました 時期に関しては仕事の都合と、落雷、下界での道路歩き、山での気温、日没などを考慮して盆過ぎに始めると決めました。 私の今回のルートは親不知ー栂海新道ー後立山連峰ー針の木ー船窪ー野口五郎ー双六ー笠ヶ岳ー焼岳小屋ー上高地ー徳本峠ー島島ー松本ー美ヶ原ー霧が峰ー八ヶ岳ー小淵沢ー甲斐駒黒戸尾根ー南アルプス林道ー両俣ー塩見ー荒川岳ー赤石岳ー聖岳ー畑薙ー太平洋となります。 特に危険な場所はないと思います。もちろん、三大キレットのうち2つを通るのですが、この山行を参考にするような人ならば基本的なことは出来ているので問題はないと思います。私自身、雨が降っていても増水さえしなければ、今回のルートならば停滞はしません。 |
写真
装備
備考 | 今回、持って行ってよかったものといえばMSRの浄水器です。最初の栂海新道や水場の情報の少ないところでは大活躍でした。また、ダクトテープは壊れたものを修復するのに大活躍でした。Goal Zero社のソーラー充電はなかなかの優れものでした。 |
---|
感想
今回の山行を思い立ったのは去年のことでしたが、仕事のことや日程で実現せず、今年に持ち越されました。
まず、どういうテーマでいくかを決めました。すべて徒歩(小淵沢では三連休初日のため宿が甲府しか取れず、小淵沢駅〜甲府駅は電車にて移動。翌日に小淵沢駅から歩き始める)。山の上での食事は基本的に担ぐ(船窪小屋のてんぷらと百間洞のとんかつ(結局とんかつは食べれず)は食べてみたいので頼むつもりでした)。あとは楽しんで山に登る。
装備に関しては、いろいろ悩みました。出発の1週間前くらいは秤に装備を乗っけてはこちらが10g重いなど考えながら、パッキングをしていました。最終的には出発時は食料30食、行動食15食を含めてジャスト30kgになりました。
食事は朝はアルファ米にカレーや丼物など、昼は行動食で1000キロカロリー、夜は五目御飯などのアルファ米にラーメンです。一日の総摂取カロリーは2500キロカロリーを目安に調整しました。最終的に体重は9kgやせて体脂肪は一桁になりました。
もう一度やるかといわれれば微妙です。もしやるなら、3000m峰21座の縦走をしてみたいと思います。
途中、いろいろな人に励まされてきました。松本に向けて歩いているときは、徳本峠のテンバで一緒だった人が声援をくれたり、見ず知らずの人が車を止めて声をかけてくれたり、会社の後輩がまめに連絡をくれたり、聖平小屋の小屋番さんには食料が足らなければあげるといわれ(有難くカップ焼きそばを三食いただきました)、井川からの道では通りすがりの人から飲み物を差し入れてくれたり、そのような暖かい気持ちにあと押しされて歩き続けることが出来ました。
最後に海についたときの気持ちは、もうこれからは歩かないで済むという思いと、終わってしまった旅への寂しさが混ざり合い、不思議な気分でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
はじめまして。31日間の長旅お疲れさまでした。ヤマレコの地図でこのように日本の形がはっきりと認識できる山行ルート地図を見るのは初めてだと思います。
病気になることなく完歩された背後には、ストイックな体調管理と執念があったと拝察します。下界に戻って数日ですが、心がまだ山の中状態ではと思います。ゆっくり余韻を味わいながら英気を養ってください。
Pinball_1957 さん。温かいお言葉ありがとうございます。じつはまだ、足が痛いです。最終日前日に、痛い足をむりやりテーピングして約60km歩いた後遺症だと思います。
針ノ木のテン場から笠ヶ岳まで一緒だった者です。無事、到着されたようで良かったです。お疲れ様でした。
kameyoshiさん。ありがとうございます。ところで、私が薦めたソース社のハイドレーション試しました?またどこかの山でお会いできればと思います。
覚えていますでしょうか?もう1年前の兎岳避難小屋で先に聖平に向かった者です。あの時は衝撃的なお話で楽しい時間を有難うございました。無事踏破されたと聞いて安心ししました。今更ながらおめでとうございます!
そして今年、出発は9月始めで私も日本海ー太平洋挑戦するかもしれません。何か持参装備、工程とで質問等ありましたら先輩として質問させて頂いても大丈夫でしょうか?
いきなりですみません。
あると便利な装備でオススメな物とかありますでしょうか?
MSRの浄水器は、色々種類があるそうですがどれを持参されました?
太陽光発電装置は当日にバッチリメーカーまでメモらせて頂いておりました。
後は、北ア縦走の後のアルファ米は松本の石井で大量に購入できたのでしょうか?更に靴は何足履き潰しました?
質問責めですみません。
最後にまだ妄想を脱していない予定コースは、親不知→100名前全部→乗鞍→松本→美ヶ原→車山高原→蓼科山→八ヶ岳→小淵沢→入笠山→釜無山→鋸山→南100名山全部→光岳→池口→寸又峡→富士山→何処かの海。
でも日にち的に全部は無理でしょう。途中の経由を、北→中央ア→戸台→南アは諦めました。
自分の問題ですが、地上の移動だけは交通使おうか多いに悩みます。
覚えてますよ!
MSRの浄水器ですがスィートウォーターマイクロフィルターというモデルです。
松本の石井スポーツですが、店の在庫はすべて買ってしまうという爆買いをしてしまいました。歩いて2,3分の場所に好日山荘もあったので、そちらでも買い物をしました。
靴に関してはたいていの人は一足で縦走してるみたいです。私は運悪く外側が壊れて松本の石井スポーツで買い換えました。アスファルトを歩くなら一足運動靴をもっていくと大分楽だと思います。
上高地や小淵沢の郵便局に局留めで食料と靴を送るのも一つの方法だと思いますよ。
地上の交通手段に関しては、貴方がどこにこだわりを持つかだと思いますよ。
私は実際にロードを歩いたのは実質6日間だけでした。乗鞍まで入れるとプラス2日くらいではないでしょうか?私はロードは歩いてよかったと思います。
ブドウ糖やビタミン剤、アミノ酸は持っていってよかったと思います。
もし、私があなたの計画している行程をやるなら、ツェルト持参の基本小屋泊で軽量化して一日の行程を長くしてクリアを目指します。つまり、トレランスタイルで田中陽希みたいにしてかないと九月スタートでは厳しいのでは?
http://tozan.net/tozan/oudan.html
上のサイトは参考にしました。よければどうぞ。
最後に目標を達成する一番大切なことは体調などの自己管理だと思います。
ご健闘をおいのりします。がんばってください
覚えていて頂いて嬉しいです。返信感謝致します‼︎
あれから大分現実的な計画を作成しまして、マイルートの名目は「3000m峰20座全山」に変更(御岳は噴火で省く)、ルート日程も富士山登山完結を考えてかなりスマートに。。
恐らく最後の富士山到達が10/10以降になると思われ、天候次第で雪山装備で最難関になると思われます。
結局台風など何も無い場合工程は、北ア(20日間)、八ヶ岳(3日間)、南ア(10日間)、笊が岳(1日間)、富士山(2日間)、富士山0合目から海(半日)のルートでリョウイチさんのおっしゃる通り、軽量化をしテント泊オンリー小屋泊無しで頑張りたいと思います。郵便局留めデポは思い付きませんでした。今回デポ地は複数に分散させて、立山(北ア)、松本石井スポーツ、八ヶ岳周辺ホテル、南アの小屋(今週デポしにいきます)、最後に笊直下民宿の計5回、それぞれ地点確約済みで、南ア小屋以外はお風呂、洗濯可です。各ルート間の最大積載量は北アの10日間で水込みで20kg越え?去年の南全山の時は30kg位ありましたからそれに比べれば、、。
とにかく北アでは、基本テン泊/日数分ご飯を持参しますが、去年の南アの教訓からご飯はスタミナを付ける為昼夜問わず食べれる時に小屋で食べる方向でいます。これで軽量化を図りたいと思います。南アは小屋は半数閉まっていますからデポで対応
。後は地上部分の移動日数と宿泊予定の道の駅を調べなくては、、。
地上靴の情報有難うございます。それは考えていませんでした。私の場合舗装路は、乗鞍〜松本〜蓼科牧場間(2日間位?)と、観音平〜茅野駅の隣駅(1日間)、笊直下の老平〜青木ヶ原樹海間(8時間)、富士山〜海までになりそうです。八ヶ岳までが辛そうなので2〜3000円位の運動靴をデポして、八ヶ岳手前の施設で捨てさせて頂くかもしれません。後は折りたたみ傘も必要そうですね。
とりあえず今、決まっているのはここまでで更に詳細を作り込みます。
計画を見ました。最後の富士山が、雪になると大変ですが、例年、10月初旬は根雪になることは少ないと思われるので、成功の確率は高いと思われます。
私も3000M峰縦走は計画していました。私がもし3000M峰縦走をする場合は、栂海新道ではなく、早月川河口から(TJARのスタート地点)からスタートします。これなら1週間早く立山に入ることが出来ます。
槍ヶ岳から奥穂もしくはジャンダルムはかなり大変なので注意が必要です。(ジャンダルムを登ると26座登頂の完全踏破(御嶽は除く)になります)
私は御嶽が登れるようになったらジャンダルムをいれた27座登頂をしてみたいと思います。
http://www.ne.jp/asahi/ponpoko/urasawa/tozan-top.htm
上のサイトは3000M峰縦走した人の記録です。
がんばってください。
ryouichiさん返信感謝いたします。先日、南アの廃道探索/太平洋の最初の1滴を汲む登山と荷物デポ完了させてきました。TJARの情報、ジャンダルムも紹介して頂き有難うございます。
更に計画をスマートにすべく、以下考え直しました。
ルートはやはり朝日小屋方面から。
荒川丸山、農鳥系、ジャンダルム、中白根など26座をやる。
北ア/八ヶ岳間はテント
南ア最北〜畑薙間は、ツェルトで。基本、冬季解放小屋が多いので利用
食事面は、北アでは行動食のみ極力小屋利用。ビタミン剤、プロテイン持参。
これで、区間最大重量18kg以内で収まります。
多分、修羅場は北アになると思われます。
後は松本付近でコインランドリーと、下道用の軽量の靴を探さなくてはという感じです。
岩は多少ジムに行った程度ですが、ジャンダルムだけもう少し掘り下げて調べたいと思います。
松本近辺のコインランドリーですが、私が泊まったルートイン松本インターはコインランドリーつきでした。松本市の県道67号の清水小学校の7イレブンの横にはコインランドリーがありますよ。
ジャンダルムですが、私の経験から言わせてもらうと奥穂から吊り尾根を通り前穂にピストン(コースタイムは往復で2時間半くらいで行けると思います)、奥穂から馬の背、ロバの耳を通りジャンダルムから岳沢に降りるのが時間的には一番早いと思います。もしくはジャンダルムから西穂にぬけるのも面白いと思います。
安全策をとるなら、吊り尾根から岳沢にくだり、岳沢からジャンダルムに登り返すのが安全だと思います。このルートをとる場合は核心部である馬の背及びロバの耳を通らなくてすみます。ただその場合は岳沢から天狗のコルまでは道跡が不明瞭かもしれません(私は天狗沢のルートは通ったことはありません。)
美ヶ原手前の桜清水キャンプ場は要予約でした、注意してください。
ryouichiさん
ジャンダルム情報有難うございます。散々考え抜いた結果、天候次第で馬の背を素直に独評方面に抜ける事にしました。直前の状況次第でryouichiさんにご提案いただいた迂回コースも是非使わせて下さいね。
コインランドリー/テント場の生の情報感謝いたします。この辺は後は現地で情報収集したいと思います。
靴は軽量のを1つ常に持参する事にしました。
結局、〆の富士山は冬山になるか夏山っぽくなるのか2つに1つの中途半端なシーズンなので、安全の為冬山装備でいきますがピッケルを出さなくてはならないような積雪の場合は単独の為引き返す予定です。
青木ヶ原樹海(精進口コース)〜佐藤小屋経由(テント泊)〜村山古道〜終点の田子ノ浦(0合目)の海岸。これを抜けるのに2泊3日。ここが街中で一番迷いそうです (笑)
長期縦走に備え、各種お薬、食料、調達完了。この1週間でじっくりパッキングをしていきます。
Ryouichiさん
色々とアドバイスありがとうございました。
9/2〜10/15辺りまでで栂海新道からスタートさせるべく出発します。
核心はジャンダルムと松本へ向かう途中の12個の車道歩きのトンネルになりそうです!
それでは良い報告が出来るよう、安全重視で行ってきます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する