ピスコ
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コースタイム
9/24チナンコチャ〜ピスコBC 5.5h
9/25ピスコBC〜モレーンキャンプ 5h
9/26モレーンキャンプ〜ピスコ〜モレーンキャンプ 7h・4h
9/27モレーンキャンプ〜チナンコチャ 6h
| 天候 | 毎日疑似好天だと考えることにした |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
チナンコチャからワラス15ソル＋お釣り5ソル（ツアーバス） 距離的にはセボヤパンバがよい。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
チナンコチャ〜ピスコBC チナンコチャ〜セボヤバンバの間は車道、現地の人が少し居て楽しい。セボヤバンバからピスコBCまでは普通の山道歩き。重荷があると少し急に感じる。 ピスコBC〜モレーンキャンプ 山小屋から登ったモレーン上から二つ目のモレーンの鞍部を確認（重要）して、看板近くを素直に降りるといい。一箇所だけ足場が見えないのでチムニー的に突っ張って足探り。二つ目のモレーンの一番低いところからあがる。ケルンや道筋は至るところにあり逆に迷う。 モレーンキャンプ〜ピスコ 雪面までは道およびケルンがある。 取り付き点以降の正規ルートは全く不明。5300m地点というところにあがってから地形図の斜度の緩いところという意識だった。実際にはクレバス（ありそうなも含め）地形に突き当たってはほとんど迂回して蛇行、ガスに巻かれた。 一箇所厚みを確認してスノーブリッジらしきを渡り、他に小さめのクレバスを飛び越えた。斜度はダブルアックスであればまずきついところはなかった。 クレバスがこれ以上広がると難度が上がりそうであり、これ以降の季節は観光がてらに突っ込むのは微妙かもしれないと思った。 【登山許可】 ガイドなしの場合、入園料65ソルのほかに許可をとる必要がある。 ワラスのアルマス広場に事務所があり、ガイド資格もしくは何かアピールしないといけないらしい。ラグーナ69に行く時に通過するのと同じ場所なので、日帰りトレッキング客の顔をしていれば突っ込まれなかったが…。 |
写真
拍手
朝は味噌汁具にかつお出汁。味噌は持ってこなかった。
ベースキャンプ上のモレーン、看板すぐ近くのここから降りる。鳳凰山の時の嫌なイメージがあるので、試しに稜線の先への道を10分行く。しかしらちが明かないので空身で試してから改めて降りる。
キタラフとアルパマヨ。
下って来てガスがなくなってきた。
片手に力を込めたらそこも穴が開くので、ずらしてダブルアックスを平らに置いて這い上がった。
取り付き点が崩壊して70度くらいのガリガリ君がむき出しだったので唯一のクライムダウンをした後に一息。
牛の…なんだろう。競売？イベント？
装備
| 備考 | 双眼鏡、サングラスが欲しかった。 |
|---|
感想
ピスコは入門や順応でポピュラーな山。登山適期は6〜8月。9月半ばから雨季。雪もちらちら降ってのんびり楽しいだろうと思ったら、クレバスが多すぎてトレースなしだと迂回と蛇行が多くきつい。足元の小さな雪崩も起きており、本来積雪日の午後通過はダメだろう。名峰ばかりの景色、自分しかいない感じと久しぶりのラッセルは楽しかった。
ところで、どうやったらヒドゥンクレバスを避けられるのだろう…。
初日
BCまで荷物が重い。水もガスも持ちすぎた。順応を気にするより軽くした方がよかった。
2日目
BC少し上のモレーンをどこから降りるのかで迷う。合っているかどうかもわからないボロボロの足場の見えない下りは嫌だ。逡巡して空身で試してから降りた。二つ目のモレーンにはいたるところに道筋があり、稜線にケルンが積んである。とりあえず登ってみるが膝と肩が売り切れるというパターンを繰り返す。鞍部に素直に行けばよかった。モレーンキャンプにテントを立てる。取り付き点まで確認しに行くと、トレースは使える、という程ではないが目印にはなりそうだ。
3日目
5時半発。取り付き点から100m先でトレースが完全に消える。自分の足跡だけ。雪面に適当に突っ込むと腰ラッセルなので踏込ラッセルとダブルアックス膝を併用。クレバスが多すぎて登って見ないと解らない。ガスに巻かれて唐突に塔みたいなのがあらわれて困る。正規ルートと逆側に巻いていることもあると思う。幾つも偽ピークのようなものを越える。
最後の丘のようなものに到着。5分程居たが、ガスで見晴が悪い。唯一稜線が下がりながら続いている側に行ってみようと見てみると、ピスコ東のようだ。消去法で釈然としないが、雪崩れる前に降りる。ガスが切れてアルパマヨのフレンチルート面が確認できてちょっと感動。一方誰かのトレースは馬鹿みたいに巻いていてアホだ。でもクレバスさえ落ちなければどうということはないのだから
と思っていたら落ちた。確かにあってもおかしくないが、行きに通過しているので警戒していなかった。抜け出してからリッジも歩いたそばから雪崩れる。下はクレバスなので人はいないから大丈夫だが…。自分のテントが見えてくる。他の人のトレースがいきなり増える。引き返したのか下見だろうか。ついでにルートが大分雪崩済みである。取り付き点も雪崩れていたのには閉口したが、ダブルアックスだったので難はなし。
4日目
今朝2PTが登ってきたようで、下山で前後する。1PTは見えなくなってしまい、1PTはすぐに抜いてしまうが、こちらからはモレーン間のルートが見えやすい。思いのほか時間がかからず、チナンコチャまで下ることにする。牛が集められている。なんだろう…。キャンプ地の子になぜかパンを貰う。美味しい。ワラスまで行くのと15時発なのを確認してバスに乗る。さて、これで18時にはワラスの宿だ。運転手さんが…クルス…と言っているのでクルス？知らない、ワラス行く、と自分は酷い片言である。日本人の子と、その女友達がペルー人で日本語を話すのだろうか、何か困ったことがあったら言ってくださいねと言ってくれた。ペルーの人は優しいのであまり困ることがなかった。
ところでバスのユンガイ近郊ツアーは夜まで続いた…。
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