北海道登山旅行2座目 礼文岳
北海道
masaki123
体力度について
- GPS
- 04:11
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 508m
- 下り
- 501m
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| 天候 | 薄曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
船
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。山頂直下は、道が非常に狭く両側から藪が迫り歩きにくい。 |
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感想
礼文島の語源は、アイヌ語のレブン・シリで、沖の島という意味だそうだ。北海道というだけでも遙か遠くの場所という感覚だが、その沖となると、本当に日本の果てに来たのだなあと感じる。
礼文岳は24日に登る予定だったが、天気が崩れそうなので一日前倒しして、23日に登頂した。利尻島からフェリーで移動し、港から登山口までは、ありがたいことに宿の車で送ってもらった。
登山道は商店の裏にあるが、車道からも見通せるので、分かりにくいということはない。最初は急登だが、すぐに緩やかな道となり、やがて礼文岳が見えてくる。低い山だが、随分遠くに見える。たかだか500m程度の山に2時間もかかるものだろうかと思っていたが、距離が長いというわけか。
周囲には、見たことがない花が咲いている。キノコも多い。毒キノコとして有名なベニテングダケも生えていた。
しばらく歩くと、とつぜん開けた場所に出た。目の前に山頂が！と思ったら、本当の山頂はその奥に隠れていた。まだまだ長い。同じようなニセ山頂には、この後2回ほど騙された。後ろを振り返ると、昨日登った利尻山が霞んで見える。昨日よりも少しだけ雲が多いだろうか。
ようやく、本物の山頂が目の前に現れた。が、その手前に鞍部があるから、かなり下らなくてはならない。鞍部付近は、両側から藪が迫り道が狭かった。人が来たら、すれ違うのはかなり大変だろう。
そして、登山口から山頂まで休憩なしで歩ききった。やはり、2時間程度はかかる。先客は1人だけで、ここまで会ったのも数人。花の百名山とはいえ、シーズン外の平日ならばこの程度だろう。
山頂に立つと、360度の視界が広がっていた。利尻山の山頂よりも、開放感がある。礼文島には、草原の島というイメージを持っていたが、実際には山深く感じる。山頂付近では火山性の土が露出しているが、その周辺は低木で、標高が低い場所には森が広がっている。北のスコトン岬から島の南まで、かなり距離がある。8時間コースというハイキング道があるらしいので、また訪問する機会があれば、これを歩いてみたいと思う。スコトン岬の向こうは、無人島の海鱸島だ。あの島へは、夏の間だけ船便がでるという。
そして、やはり利尻富士が圧倒的な存在感を誇っている。利尻の語源は、やはりアイヌ語のリ・シリで、高い山の意だ。道北にはあまり高い山がなく、利尻山はこの近辺で相当に目立っている。
下山にかかる。またニセピークを登り直さなくてはならない。その後は速い。傾斜が適度に緩いため、かなりの速度が出る。往路に山頂直下ですれ違った3人組も追い越す。おかげで、バスが来るまで1時間ほど待つ羽目になった。その後、民宿海憧さんに泊めてもらった。昨日の雲丹御殿も今日の民宿海憧も、全然違うタイプだが両方とも素晴らしい宿だった。
礼文岳は、花とキノコの原生林を行く、見所の多い山だ。季節的には外れの時期だが、これだけ発見があるとは思わなかった。島に行くまでが大変だが、登山自体は手軽だ。礼文岳へはこの道をピストンするしかないが、ハイキング道は他にも多くのルートがある。やはり、もう一度は訪問したいと思う。
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