両神山 尾ノ内沢〜東岳〜天理岳〜尾ノ内沢


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 4,393m
- 下り
- 4,378m
天候 | 晴れ、1日目の夕方に1時間程の雷雨あり。 2日目は晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天理岳から尾ノ内沢へ向かう道は少し迷いやすい。 熟練者でなければ単独行はやめた方がいいと思います。 |
写真
感想
両神山は過去に八丁尾根コースピストンを2回経験しました。
ヤマケイの「埼玉県の山」に載っていた、尾ノ内沢コースと天理岳をミックスさせて歩いてやろうと企て、ヤマレコのレポからGPSログをカシミールに取り込み編集し、iphoneアプリの「DIY GPS」に入れておきました。
地図読みは自信がありませんが、いざとなったらこれに頼ろうということです。
道中で人とすれ違ったのは東岳付近のひとりだけ。
捻挫したときとかを考えると平日人の少ないルートは単独のリスクが高いですね。
尾ノ内沢から東岳に出るまでは道は迷うところはありませんでした。
ただ、急登が続き思ったより時間がかかりました。
ここで首からぶらさげていた一眼レフカメラをザックにしまい、本気で歩くことを決断。
私の足はコースタイムの8割程度ですが、この日は新調した75リットルの大型ザックに無駄な荷物を詰め込んでいたため、かなり遅かったんです。
後になって気づいたのですが、参考にしたヤマレコの記録はトレランの方でした…。ちゃんと調べないと本当に危険です。
前東岳から天理岳についてもピンクテープなどがあるので迷うことがなく
行けると思います。問題は天理岳から尾ノ内沢です。
道も斜面が多くて歩きにくいです。
バリエーションルートなら当たり前なのかも知れませんが、気持ちが折れそうになることが何度もある斜面でした。
がっつり迷って夕方になって暗くなり、雷と暴風雨に見舞われました。
斜面で靴に入った小石を出そうと靴を脱いだら、手からポロッと落ち、おむすびのようにコロコロと転がり落ちていきました。落ち葉の上を転がっていく音から推察するに100メートル以上下まで行ったはず。真っ暗で探すのも難しいと判断し、明るくなるまでビバークを決意。
夜は野生動物が怖いのでスマートフォンで音楽をかけて一緒に歌ったりしました。(モバイルバッテリーは持っていました)携帯は電池を無駄遣いしないのが鉄則ですが、電波が入らず、電話としての機能に期待出来ないこともあり、それなら心を奮い立たせるために使おうという判断です。
翌朝、靴を探すも見つからず。
片足は靴下のみで下山することにしました。
4ℓ持った水も尽きてしまい、雨水がたまった木のくぼみを探したり、
けっこう危機的状況でした。
途中に沢があり、そこで水を1リットルほど飲んで元気になりました。
真っ黒なカモシカに遭遇したんですが、最初小熊かと思って焦りました。
なんやかんやでなんとか尾ノ内沢の駐車場に着いたときは安ど感から涙がじわっと溢れました。
単独行は極力控えようと思った山行となりました。
※この記録は反面教師としてあえて載せています。
くれぐれも無理のない計画で安全登山を心がけましょう。
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