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Yamareco

記録ID: 52573
全員に公開
沢登り
十和田湖・八甲田

南八甲田 黄瀬川

2000年08月05日(土) 〜 2000年08月06日(日)
 - 拍手
GPS
31:30
距離
19.5km
登り
919m
下り
454m

コースタイム

8月5日
青森5:30→黄瀬駐車場6:40→取水堰8:30→松見の滝9:55-10:10→滝の上10:35-45→一ノ沢11:35→F1 2m 12:00F2 6m一(昼)12:20-13:10-F3ナメ5m一ニノ沢13:50-F4 6m一長根沢出合テント場15:20
8月6日
テント場6:25-F5 3m二段6:30一ナメ床 ゴルジューナメ滝1、5m・釜.ゴルジュ7:00柱状節理岩壁7:25 F6ナメ3m 7:37-巨岩(シャクナゲ岩)7:39-F7ナメニ段3m-左上マデのスラブ始まる7:46-V字峡谷一F8ナメ(二条)7:59 F9ナメ3m 8:Ol一一段滝8:07一ネブタ岩8:08一ナメ床.左上マデのスラブ8:10-右、左スラブースラブ上部滝掛かる8:15ーナメ床ー残雪少々あり8:20-大ゴーロ始まるー黄瀬松島ーティータイム8:25-45ー左二つ割り大岩ーF10ナメ3m8:56-黄瀬沼沢10:36-鉱山跡10:55ー旧道11:51ー猿倉温泉14:00-15:00青森16:00

アクセス

感想

8月5日久しぶりの黄瀬川へ誘いがかかった。黄瀬林道入ロゲートに駐車し出発。またたく間にアブの集団に襲われる。川原には、釣人二人の姿を見る。川沿いの大木にワシが。イヌワシの幼鳥かもしれない。吊橋をすぎコンクリート橋の手前から左へ東北電力の取水堰へ向う。前回来た時崩壊していた所も山手へうかいして道路が出来ている。小さなトンネルをくぐって、取水堰の山手際を歩いて上流へ降りる。ゴーロを乗越しながら遡行開始。
白神の川原歩きとちがいあがったり降りたりと勝手が違う。天気はくもりから晴れ間も見え出す。小ゴー口、川原歩きから両岸にガケが目立ち始め、左に沢二本を見て、川の中の巨岩を過ぎると眼前に白い布を乗らすように松見の滝が現れる。休けいして、行動食を採る。左岸の崩壊もかなり落ちついたようだ。20分程山道を登り左あん部から滝上へ出る。たき火跡有る。最近、釣り人が入ったのだろう。負けじと奥谷さん、泉さん竿を出す。一の沢は水量少な目だったが泉さん、戸田さんが入る。私と今さんは奥谷さんの後を追う。小型のイワナが数匹かかる。
茶色のナメ床となり、F1二条に流れ落ちる。高さは2m位。もうお昼なので後続も早く来ないかと気がかりとなる。F2、6mここはシャワークライムとなる滝だ。前回より水量多いようだ。奥谷さんは、胸まで水に入り右から取付いて登ってしまう。私が真ん中を腰まで入り滝下をシャワークライムして右へ回る。今さんがこれを待ち二度ばかり躊躇したが無事同ルートをとって滝上へ登る。一の沢の釣りを終えて来た泉さん、戸田さんはなんなく同ルートを登って、やっと五人が揃ったので昼食とする。
ゴルジュは右を行く。右から小沢が出合う。F3ナメ5mは、前に広く深い淵があり、これは、右からヘツル。私は最後にヘツルが皆に遅れてしまった。二の沢へは、奥谷さん入る。様子を見に行くと12-13mの大滝の前で5-6匹を釣っていた。本流へ戻り、泉さんのイワナと一緒にハラワタを取ってフキの葉でくるむ。右から小沢が合う。F4、6mの前も深いので4人は右から高巻く。奥谷さんは中央少し左を直登してしまう。右から長根沢と出合う。前回のテント場は、サシトリの林状態。50メートル程上流右側にほど良い平坦地有り。ここをテント場に。フライニ枚で10人程のスペース出来る。シダの葉を敷きシートを重ねる。たき火用の薪も皆で運んで来た。今日は皆が働いた。泉さん、今さんがムニエルを七包作る。又竹串しにイワナを五本作ってくれた。飯を炊きながら、宴会が始まる。空には一つ星も輝いた。小雨もいつの間にか止んでしまっていた。明日の行動時間も長いので早めに就寝。
8月6日
四時過ぎ起床。朝食を採り、たき火、テント場の撤収。小雨あり。長根沢の滝見物をカットして遡行開始。F5、3m二段。続いてナメ床が始まる。ナメ滝1、5m。大きい釜とlOm程のゴルジュ。ここは、戸田さんが得意の泳ぎで乗切る。流れもあるのでゴルジェの突破はむずかしいと思う。戸田さんのもう一面を見る思いだった。小沢が左から出合う。ナメ滝5mのかかる小沢である。柱状節理の岩壁が左に。時々崩れているようだ。左に多段状の滝がかかる小沢をすぎて、F6ナメ3mとなる。川の中に大岩、シャクナゲが付いている。シャクナゲ岩とでも言えようか。又ナメ床となりF6ナメニ段3m。ナメ床の多い川だ。地図上でも判る大スラブが高さ100メートルもあるだろう。長々と続く。
右に小沢を見ると左に180度折れ曲りV字状渓谷となる。F8ナメ、ニ条有り。高さはマチマチ。F9ナメ3m。断層小滝有り、ネブタの顔を思わせる柱状節理の岩壁が圧倒する。ネブタ岩と私はしていた。又々、左も右も上部までのスラブ下はナメ床。左上部には滝が有り水を落としている。残雪があった所で戸田さんが待っていた。その上で奥谷さんがティータイムの準備。上空が広く開けた所だ。川の中には、巨岩が散在し、上にはトド松、シャクナゲなどを乗せて軍艦のようなので、軍艦岩とも呼ばれている巨岩もある。ここらを黄瀬松島とも言っている。20分ほどティータイムを採る。奥谷さんカゼ気味で足元フラフラ。ぺ一スが落ちる。気になるが歩ける。我々にはゆっくりで助かるが・・・。
狭まると左にニッ割れの巨岩、桃太郎の桃みたいに。FlOナメ3mに小ゴーロが続いて断層滝lmが川巾一杯に。一度切れたスラブが又、左、右に現われゴーロとなる。右にトド松が見え出し高度が上がったことが判る。階段状の大ゴーロを登って小休止を。地図で現在地を確認。左右から出ている尾根を地図上に探す。S字状にカーブして平坦地の二又へ。左手にトド松五本程有り、ここには泊まれそう。泉さん、戸田さん、今さんを待つ。左の小湿原を見て右から黄瀬沼沢が出会う。本流の方が水が冷たい。前回は、この沼沢を遡行したが今回は、本流を遡る。硫黄鉱山跡には、錆びたレールがまだ見られた。ここは、二又で左が牛ガ沢で右が乗鞍沢とのこと。右を遡る。ゴーロは階段状で高度を稼ぐ。右、左に小沢や小湿原を見ながら本流を遡る。二又右へ。左の沢は細滝がかかっている。ここにもあったのかF11、4mがかかっている。ここを10分程進むと二又へ。右も旧道へ出るが左の崩れ滝を乗越すと、右に石垣が現われる。やっと旧道だ。缶ビールを冷やす。奥谷さんと二人で後続を待つ。後続の三人は、旧道を上へ行きかけたので迎えに行く。長い長い遡行が終わった。雨に会わずに無事に遡行を終えられてホットする。期待していなかったイワナも賞味出来た。リーダー、メンバーの皆さん1こ感謝。

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