谷川岳東尾根
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ倉沢はデブリランド。日の当たる斜面は全層雪崩で黒々としていた。雪があっても至る所に割れ目が‥ 東尾根に上がってからはトレースばっちりだがクラックを乗っこす箇所もあった。 |
写真
感想
パートナーに恵まれて3年ぶりの冬季バリエーション。初めての谷川岳。最近はBCばっかりなので冬靴履くのも久しぶりだった。
とにかく関西から谷川岳は遠かった。
眠気を感じながら4時頃にロープウェイ地下の駐車場に着くとかなりの車があったので東尾根もかなり混むんじゃないかとゲンナリ
一ノ倉沢出合への林道は雪所々氷化していたがアイゼンは付けなかった。途中2人組とすれ違い滝沢第三スラブに行こうとしてデブリだらけで危険で引き返したとのこと。不安と期待が入り混じる中、一の倉沢出合に着くとちょうど明るくなり写真で見るよりも迫力があった。ここでアイゼンハーネス装着。
一ノ倉沢の本流はデブリで埋め尽くされて、ここでもソロクライマーが東尾根を諦めて引き返すとのことで、パートナーと相談し気温もまだ低く沢が日に照らされないうちに早く一ノ沢を抜けることで決行する。ルート全体では一ノ沢からシンセンのコルまでの詰めが1番の核心に思えた。雪の締まった沢は急でふくらはぎにくるのと上部にグライドが見えるので早く通過したいが左靴の紐が緩く靴擦れもありペースが上がらない。
先行者が7、8人いてパートナーが次々に追い抜いて行くのでなんとか離れまいと着いて行ったがのちに第二岩峰が渋滞するのでこの時に先行できたのは後々楽になった。日があたり出すと少しスノーボールのようなものが落ちてきて焦る。
天気は完璧な晴れで東尾根はトレースが頂上まで完璧についており、もちろん雪庇はトレースを過信してはいけないがラッセルもルーファイも苦労は無かった。
第二岩峰以降は先行の3名が第一岩峰攻略中で待機した以外に煽ることも煽られることもない静かな山行が楽しめた。2ヶ所ほど雪稜でクラックを乗っこす必要があり、ここは状態によってかなり危険に感じた。
結局、ワカンもスノーバーもスコップも使用することもなくトレースの赴くままにオキの耳へ到着した。
通常の冬山装備の登山者がおり、バリエーションが終わったことに安堵する。天神尾根から下山したがものすごい数の人が上がってくる。3、4割はスキーやボーダーだ。関東至近の雪山であることを実感した。
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