第4回「いわき七峰縦走」



- GPS
- 06:54
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 1,816m
- 下り
- 1,657m
コースタイム
08:23 田代集落(CP1) − 08:44 天狗山 − 09:19 三大明神分岐(CP2) − 09:41 二ッ石山
10:27 水石トンネル(CP3) − 10:49 成沢(CP4) − 11:47 閼伽井獄 − 11:59 赤井岳分岐(CP5)
12:41 水石山(CP6) − 13:07 剣ヶ峰 − 13:29 小玉ダム(ゴール)
添付のGPSログは、水石山の下りからゴールにかけて(13:18以降)は精度が低下し、南に70mずれています。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
いわき市を代表する山「湯ノ岳」から「水石山」を通って小玉ダムまで、七つの山を巡る、全長30キロ超の縦走ルートです。今年で4回目となる、石城山岳会主催「いわき七峰縦走」大会が開催されました。昨年に続いて、最長ルート「チャレンジコース」(主催者発表34.3Km、累積上り1750m・下り1550m)に挑みました。 チャレンジコースは、湯ノ岳山頂までいきなり500mの登りからスタートとします。その後、アップダウンを繰り返しながら、天狗山・三大明神山を通り、二ッ石山までさらに200mの高度を上っていきます。 川上渓谷からいったんパノラマライン(車道)に出るあたりで、湯ノ岳スタートの「健脚コース・一般コース」の人たちに追いつきます。 パノラマラインを通り、田代集落から林道を左に折れて天狗山登山口に向かいます。今年から、天狗山へのルートが変わり、800mほど手前から急斜面を上っていくルートを通りました。ルート変更により、ここで1kmほど短くなっていますが、所要時間はほとんど変わらないと思われます。 前半の山場、二ッ石山を登り切ると、水石トンネルCP(一般コースのゴール)まで、一気に500mを下ります。 ここから閼伽井獄(あかいだけ=赤井岳の正式名)の登山口がある成沢に向かうのですが、この車道の登りが思ったよりもきつく、前半戦を終えたばかりの足腰にじわじわと効いてきます。 成沢から閼伽井獄までは沢沿いのルートを詰めていきます。地滑り地形に切り込むV字谷に沿って登山道が付いているため、ふらついた足では滑落の危険のあるルートです。 沢を詰め上がると県道に出ます。県道からふたたび南東の尾根を進んでいくと閼伽井獄山頂です。ほとんどアップダウンのない平坦な道ですが、その特徴のなさが致命的なミスを招きます。 南東にしばらく進むと、広い尾根が真東に曲がって閼伽井獄の山頂に向かうのですが、山頂からの帰路でかなりの人がその分岐を間違えて西の尾根に入ってしまいます。分岐にはケルンが積んであるのですが、とにかく何の特徴もない平坦な尾根のため、見過ごしてしまうようです。 県道に戻るとそのまま車道とショートカットの山道をくり返しつつ水石山を目指します。 水石山の山頂は、各種通信施設と牧野が併存するだだっ広い草原になっており、山頂の展望台を目指して思い思いのルートで進むことになります。 水石山を過ぎると、いよいよゴールの小玉ダム目指して一気に下っていくことになります。 七峰最後の剣ヶ峰までは、牧野を巻くように緩やかな斜面を下っていきます。小さな沢を越えて進路を北に帰るとすぐに剣ヶ峰の最終CPです。 実は、この剣ヶ峰からの下りが弱った足腰にとどめを刺す急斜面となっています。滑りやすい落ち葉と安定しない礫の入り交じった急斜面を転倒覚悟で駆け下り、朽ち果てた丸太の階段を一歩一歩慎重に踏みしめてようやくゴールの小玉ダムに辿り着きます。 |
写真
取りあえず「先頭を進め」と言われたので、前に立って歩き始めたのですが、すぐに「ペースが遅い!」とばかりに追い抜かれてしまいました。
このあたりは、登りと下りが交錯する上に、各コースの集団がまだばらけていないために、けっこう混み合っています。
昨年は、この二ッ石山の登りがなぜかバテバテだったのですが、今年は快調に登り切りました。
感想
今回は2回目の参加で、少なくとも昨年より早いタイムを目標に臨みました。
参加前から、昨年より体の切れが悪く、コンディションは良くない状態でしたが、体にむち打ってひたすら歩きました。
心配するほどのこともなく、快調に飛ばしていたのですが、やはりオーバーペースになっていたようです。二ッ石山を下りきって、中間地点の水石トンネルCPを過ぎたあたりから、車道にもかかわらず足が前に出なくなりました。ふだんなら、傾斜を感じることない舗装路なのですが、微妙な傾斜が足腰に大きな負荷となって立ちはだかります。
閼伽井獄までの沢道は、足下が悪い上に疲れがたまりはじめており、半ばもうろうとした状態で足下の崩れる急斜面を登っていきました。
閼伽井獄山頂への平坦な尾根でも足取りは重く、すれ違った相棒に「顔色が悪いよ」と言われる始末。何とか山頂を折り返して、CPに辿り着きました。
ここから水石山までは、車道と山道のくり返しです。
CPでチョコレートの差し入れを手にして登り始めたのですが、緩やかな登りに全く足が前に出なくなりました。そして、ショートカットの山道に入ったところで完全に足が止まってしまいました。
この時点でついに、「もうダメか?」という気持ちが湧いてきました。こんな弱気になったのははじめてかもしれませんが、本当に足を前に運ぶ気力がなくなり始めていました。
ややしばらく立ち止まった後、重たい足を一歩一歩進めるうちに、また少しずつ足が前に出るようになってきました。そのまま気力で水石山山頂に立ったところで、完全に気力がよみがえってきました。
最後は、剣ヶ峰からの急斜面を止まることなく駆け下り、ゴールすることができました。
結果的には、昨年より30分近く少ない時間でゴールしたのですが、順位は昨年よりも悪かったようです。結局、順位は聞いてこなかったのですが、数日後には新聞報道やスポーツ店への掲示でわかることでしょう。
今回は、疲れました。本当に・・・。
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